足立区エリアのコアシティ「北千住」。ところで、ご存知でしたか?
「北千住」とは駅の名前であって、実際の町名ではないことを。
住居表示として「千住」または「千住」がつく町名は、千住桜木、千住寿町など17にものぼります。
地元在住の方は、地域のことを「北千住」とはあまり言わず、昔から「千住」と呼んできました。さらに、年齢が上の世代になると「中州」と呼ぶ方もいます。これは、南北を隅田川と荒川に挟まれた千住が、文字通り中州のような地形をしていることから来ています。
大江戸八百八町の北限だった千住は、江戸時代から日光街道の宿場町として栄えた歴史ある街です。
千住大橋から足立市場の前を過ぎ、仲町商店街、千住本町商店街、宿場通り商店街と至る道が、かつての日光街道です。
宿場町の整備として文禄年間(1592〜1595)にまず着手されたのが、千住大橋の架橋です。
今の橋より200mほど上流にあり、以降16回も架け替えられました。広重の浮世絵「名所江戸百景」にも描かれています。
最後の木橋のたもとの位置は、今の鉄橋の位置と一致しています。
元禄2年(1689)の5月、深川から船で千住にあがった松尾芭蕉は、ここから奥の細道へと旅立ちます。
その際に詠んだ句が「行く春や鳥啼魚の目は泪(ゆくはるや とりなきうおの めはなみだ)」。
ちなみに鳥啼魚とは魚の名前ではなく「惜別の情に鳥も鳴き、魚も涙する」という意味です。
この日の芭蕉は、草加を経て春日部まで歩きました。
芭蕉の出立を記念した像が、「千住の魚河岸」として親しまれている足立市場の一画にあります。
足立市場は、東京都に3ケ所ある中央卸売市場のうち唯一の水産物専門市場。その前身は、江戸時代の青物・川魚の市場「やっちゃば」です。市場のある宿場町は、江戸四宿のなかでも千住宿だけでした。
江戸時代の住宅や蔵、老舗の商店など、千住大橋から宿場通りに至る千住の旧日光街道。
宿場町の面影をよく残しながら、今も賑わいのなかにあります。
街歩きが楽しい千住は、尽きない魅力を備えています。
昭和レトロな商店街、若い世代の活躍など、千住の街の様子はフォトアルバムでもご覧ください。

-
現在の千住大橋。昭和2年(1927)、当時の最新技術を用いた鉄橋です。対岸は荒川区南千住。橋のたもとには隅田川を間近にのぞむ「橋詰テラス」「千住小橋」があり、千住の歴史を語る掲示が豊富。橋詰テラス手前の大橋公園には、「奥の細道 矢立初めの碑」があります。

-
芭蕉の像があるのは足立市場の前。足立市場は一般の人でも一部の店舗で買い物ができ、食堂も利用できます。毎年「さかなまつり」などのイベントも開かれ、日本の魚食文化を伝えます。北千住駅からこの辺りまでは徒歩約15分。
-

-
宿場通りで見られる「横山家住宅」は江戸時代後半の建築。輸送用の馬を常備した伝馬屋敷で、往時の宿場町の雰囲気を今に伝えています。北千住駅からこの辺りまでは徒歩約10分。

-
駅から歩いて1分あまり、赤ちょうちんや縄のれんなど魅惑の大衆酒場が多く並ぶときわ通りです。裏路地には、若い世代向きのおしゃれなお店も散見されます。
ときわ通りから、さらに細い路地にはいった迷路のような一画に「喫茶 蔵」があります。
外壁を見ると「大倉屋質店」と屋号が記されているように、こちらはもともと、質屋さんの質蔵でした。昭和初期の建造で、木骨土蔵造り。戦災を免れた貴重な蔵です。
昭和から平成に年号が変わったころ、質蔵を利用した喫茶店を始めたのが、質屋さんの2代目に当たる「喫茶 蔵」のママさんです。
厚い壁に囲まれた蔵のなかは、ほっと一息つくのにぴったり。
カップになみなみ注がれたカフェオレと、花の形に盛りつけられた「焼きサンド」をいただきます。
焼きサンドの具は、ツナ、ハム、リンゴ、あんの4種類から2種類を選べます。リンゴは、ママさんがコトコト煮込むリンゴジャム。きつね色に焼き上がった「焼きサンド」は、塩味系とスイーツ系が両方楽しめる人気のメニューです。
同じように地元で商売をされている方など、長いおつきあいの常連さんで、いつも賑わっています。テレビ番組などでもたびたび紹介されるため、遠方からわざわざ見えるお客様も多くいます。
千住に来たら、ぜひ立ち寄りたい喫茶店です。

-
金属製の厚い扉は黒漆塗。蔵のなかは、厚い壁に囲まれているので静かです。床下の高さを1m以上とり通気をよくするのは、大切なものをしまう蔵ならでは。

-
天井の高い蔵の内部は、昔のままの板張り。昔のラジオや時計などのアンティークに囲まれる、落ち着いた空間です。おしゃべりに花が咲く女性のグループやカップルにも人気です。
-

-
みずほ信不動産販売の女性スタッフの方も、「喫茶蔵」自慢の焼きサンド(550円)とカフェオレ(450円)で、軽いランチを楽しみます。「ほっとしますね」と女性スタッフの方。映画鑑賞からスノボまで、趣味をアクティブに楽しむ方です。
-

-
カウンターのなかにいるのは、きりりとした和服姿が美しいママさん。「お年寄りの方も入りやすい雰囲気でしょう。息子さんや娘さんへとお客様の世代も交替してきました」
●かどやの槍かけだんご
宿場町通りを荒川方面に向かって約5分。
大きな看板が目を引くおだんご屋「かどやの槍かけだんご」があります。
一串買って、その場でぱくり。
え!? おだんごなのに、まるでお餅のよう。柔らかくて、もちもちの歯ごたえ。滑らかなだんごと甘辛いみたらしが、口中で溶けあいます。写真ではそんな槍かけだんごの食感を、伝えきれないのが残念です!
「朝作って、その日のうちに売る。こういうものは朝生(あさなま)といいます」と教えてくれたのは、かどやの3代目のご主人、吉岡正明さんです。
深川で米屋を営んでいた初代が、足袋屋だったお店を譲り受け、おだんご屋を始めたのは昭和23年のこと。
米や餅が専門の初代にとって、朝生菓子の店を営むのは自然な流れ。かどやでは、おだんごのほかに、赤飯や豆餅も作っています。
おだんごの原材料は、上新粉。米の粉です。
槍かけだんごは、翌日には少し固くなりますが、それは保存料や添加物が一切はいっていない証拠です。
おだんごのもちもちの食感の秘密は、どこにあるのでしょうか。
「冷まし加減とよく搗(つ)くことが大切」と吉岡さん。
「だんごの生地を蒸かして熱いうちに搗きます。水につけて徐々に冷ましながら、何度も搗く。これを4〜5回繰り返します」
伝統の製法を守り、材料も最高級のものにこだわる吉岡さん。一番のこだわりは、みたらしやあんに使うザラメです。
「サトウキビから作られる純度の高いザラメは安心して使えるし、嫌な甘さがありません」
みたらしの醤油は、缶入りのものだと金属臭が残るので、びん詰めのものを使います。
そんな話をしながらも吉岡さんの手は、休まりません。てきぱきと、あんをおだんごに塗っています。それを受け取り、ガラスケースに並べるのは奥様。だんごを炭火で焼いているのは、吉岡さんの息子さんです。毎日、たくさんのおだんごが、吉岡さん一家の手によって作られています。
「この仕事は協力してすることが大事。商売は、気持ちのつながりがないとやっていけません」と語ります。
槍かけだんごの「槍かけ」とは、近くにある清亮寺の門前にあった「槍かけの松」から命名したものです。
日光街道は、千住宿で水戸街道と分岐します。清亮寺は水戸街道沿いにありました。
参勤交代では、従者の槍持ちは、槍を横に倒すことを禁じられていました。そのため参勤交代の邪魔になるからと、街道に張り出した清亮寺の松が切られそうになりました。しかし通りかかった黄門様ご一行が、その松に槍を立てかけさせ休憩場所に定めます。黄門様の粋な計らいで松は切られずに済み、以来大名行列は、清亮寺の門前で休みをとったそうです。
「槍かけの松」は昭和20年ごろに枯れてしまいましたが、かどやの槍かけだんごに、その名を刻みました。
「東京一のおだんご」との声も多い、かどやの槍かけだんご。
ちょっと一服「槍かけタイム」に欠かせない極上のおやつです。

-
木の建具やタイルなど、昔のままのしつらえが、美しく保たれています。窓からのぞくと、おばあちゃん、お父さん、お母さん、息子さんの連携プレーで、たくさんのおだんごを作っているのがわかりました。

昭和23年以来のロングセラー、槍かけだんごのみたらしは、1本90円。秘伝のたれは醤油とザラメで作ります。とろみには「魔法の粉を使っています(笑)」と吉岡さん。
-

-
あんこも同じく1本90円。あんは小豆を煮るところから手間をかけて作ります。さらしたあんと同量のザラメで煮詰めます。もちろん保存料などは一切なし。昔ながらの味と製法で作られます。
-

-
みたらしにつかうおだんごは、ちょっと焦げ目が着く程度に、炭火で焼きます。店先に出した七輪では、鉄瓶でお湯を沸かしていました。
●屋形船 濱田屋
日本古来の粋な遊びといえば、屋形船。
なかでも隅田川に浮かぶ屋形船は、江戸東京の風物詩です。
江戸時代、大名や武家の持ち船として始まり、のちに裕福な町人が金銀、漆で装飾を施した豪華な船を競って建造します。船内の座敷では、旦那衆が芸者さんとともに俳句つくりに興じたり。
旦那衆の粋な遊びの屋形船は、やがて庶民の間にも広まり、明治、大正、昭和と人気が高まります。
濱田屋は、千住に本拠地を持つ屋形船の老舗です。前身は明治時代から伝わる浅草の料亭で、大正時代に屋形船の営業を開始しました。
和の粋を凝らした「第一濱田丸」、40畳のお座敷を持つ日本最大級の「第十八濱田丸」、そして日本初の椅子席屋形船「大御所」を運航、隅田川を下って東京湾へ。快適な船で、旬の味覚を味わいながら、レインボーブリッジなどお台場の風景を楽しめます。
桜の季節のお花見、夏の花火見物や夕涼みなど、季節に合わせたプランが豊富にあります。
「貸切の宴会のイメージが強い屋形船ですが、最近は2名様からご利用いただける乗合船が人気です」というのは、濱田屋3代目の松本博幸さん。カップルのデートはもちろん、家族や友だち同士などのちょっとした集まりに、気軽に利用する方が増えているそうです。
濱田屋では、お台場、晴海にも乗船所がありますが、千住の乗船所からのクルーズなら、より長い距離で隅田川を下ることができます。屋形船に乗り視点を変えて東京を見れば、浮き世のことなど忘れそう。デッキにあがって川風を受ければ、さらに開放的な気分に。
「船の上にいるとゆったりした気持ちになりますよ。ストレスなんか忘れます」と言う松本さんは、生まれも育ちも千住です。
地元の特徴について尋ねると「近所付き合いが好きで、町会を大切にしますね。荒川の土手もあるし、子どもたちにも暮らしやすいと思います。近くにある柳原銀座という商店街は、昭和レトロでおすすめですよ」と教えてくれました。
「地元、足立区の方にももっと気軽にご利用していただけますように」と松本さん。
江戸の情緒を、今に伝える屋形舟。足立区で暮らすことになったら、季節ごとの船遊びが、ぐっと身近になりますね。
粋なはっぴ姿など、濱田屋の様子はフォトアルバムでもご覧ください。

-
濱田屋の乗船所のうち一番上流にある千住の乗船所。松本さんの案内で、停泊中の屋形船を見学。第一濱田丸、第十八濱田丸、そして日本で唯一の焼肉屋形船「大御所」が見えます。

-
荒川の水上から見る濱田丸と千住の風景。駅ビルや高層マンションが見えます。「昔はあんなに高いビルはなく、土手からは空しか見えませんでした」と松本さん。
-

-
特選会席「初夏の薫り」コースの一例。新鮮な刺身、屋形船名物の揚げたての天ぷらなど、「カラダにやさしい」をテーマに旬の素材が目にも美しく並びます。料理自慢の濱田丸には、料理長が乗船しています。
-

-
日本初、無煙ロースターを完備した全席椅子の屋形船「大御所」の船内。佐賀牛を中心とした焼肉会席を屋形船で楽しめるのは濱田屋だけ。椅子席なので、足の悪い方でも安心、快適です。
- ●屋形舟 濱田屋
住所:東京都足立区柳原1-14-5 地図を見る
電話:03-3881-2314(お問い合わせ・ご予約)
アクセス:東武伊勢佐木線「堀切駅」徒歩約5分
URL:http://www.hamadamaru.com/
●大黒湯
足立区は、都内でも銭湯が多いことで知られます。
現在、54軒の銭湯がありますが、最盛期には150軒もの銭湯がありました。内湯が珍しかった時代、銭湯に行くことは生活の一部でした。今は、手軽にリフレッシュができる和みの空間として親しまれています。
最盛期には36軒あったという千住の銭湯ですが、現在も13軒が営業中です。なかでも「キングオブ銭湯」として、銭湯ファンの間で名高い大黒湯を訪ねました。
立派な屋根を戴く大黒湯は、昭和4年(1929)の建造。できた当時は、湯船の丸い関西風の内装だったそうです。戦災を免れ、戦後の高度成長期の人々の暮らしを支えました。
今も、オープンする午後3時になると、お客様が続々やってきます。
近年、番台をフロント式に改装。フロントの前には庭をのぞむ畳敷きの小上がりを設置、一休みできるスペースがあります。
広い銭湯でのびのび入浴、湯上がりに涼やかな緑の庭を見ていると、身も心もリラックス。疲れがとれたことに気づきます。
清水さんの名刺の裏に「銭湯再発見!」のメッセージがありましたので、抜粋してご紹介します。
「おりこうね!」親の口より 他人の口で
親よりも、他人が育てる 優しい心
知らぬ人、どれだけ知るかで 情操教育
公徳心、他人と混じって 身につく心
使い分け、家のお風呂と 外のお風呂
なるほど、銭湯には、情操教育、社会教育の場としての役割もあるのです。
心身ともにリフレッシュできる銭湯が、今も健在の千住の街。
家族そろって近場の銭湯巡り。足立区に暮らしたら、そんな楽しみが待っています。
独特の傘立てなど、大黒湯の様子はフォトアルバムでもご覧ください。

-
唐破風の下の「懸魚(げぎょ)」はもちろん大黒様。左右には恵比須様もいます。

-
折り上げ格天井はケヤキ材。花鳥風月が描かれた104枚の鏡板が見事です。
-

-
男湯のペンキ絵は、富士山。浴槽の広い銭湯は、家とは違って手足をのばしてお湯に浸かれます。手軽にリフレッシュができる、都会のパラダイスです。
-

-
男湯、女湯ともに、小さいけれど、露天風呂もあります。目に緑が優しく、粋な演出がうれしい大黒湯です。
この8月で開業4年目を迎える「つくばエクスプレス」。
ITの拠点秋葉原と、学園都市つくばを約45分で結びます。
乗客数は好調な伸びを見せ、昨年10月のダイヤ改正でさらに通勤に便利になりました。
最高速度130km。駅と駅の間隔も長く、スイスイ走る電車と評判です。列車内では無線LANが使え、熱心なビジネスユーザーや研究者、学生の支持を得ています。週末は筑波山へ、というレジャーの選択肢も増えました。
「つくばエクスプレス」の開通によって、足立区内では北千住駅、青井駅、六町駅が新設されました。昨年の舎人ライナーの開通とあわせて、新しい交通手段が増えた足立区エリア。
今までは車で行くのが当たり前だった場所でも、電車で行けるようになっています。
「つくばエクスプレス」に乗って、足立区の小さなばら園へ行ってみませんか。そこには「つくばエクスプレス」という名のばらが咲いています。(例年の見頃は、春は5月中旬〜6月中旬、秋は10月中旬〜11月中旬です)
青和ばら公園は、住宅街にある小さな公園ながら、石畳やドーム風のパーゴラがあり、5つの花壇には約100種750株ものばらが植えられています。
写真(提供:足立区役所公園課東部公園管理事務所)は、昨年の見頃のときの様子です。目を和ませてくれる色とりどりのばら。香りをかげば、きっとうっとりする気分に。
訪れた3月中旬は、多くのばらに丁寧な剪定が施され、柔らかい若葉が出ていました。
青井三丁目の町会自治会と兵和通り商店街の有志の皆さんが、「バラのまち青井をつくる会」を結成、会員の皆さんがボランティアでばらを咲かせているそうです。
これから春の見頃の季節を迎える青和ばら公園。
ぜひ、お出かけしてみてはいかがでしょう。
-

-
つくばエクスプレス北千住駅の改札。秋葉原から4つ目の北千住まで、所要時間は約10分。首都圏東北軸の移動を格段に便利にした路線です。
-

-
これが「つくばエクスプレス」と名付けられたばら。美しいピンクの大輪でトゲが少ないのが特徴です。茨城県の栽培農家が開発し、つくばエクスプレス開業にちなんで名付けました。(写真提供:足立区役所公園課東部公園管理事務所)

-
青和ばら公園から歩いて5分ほどのところには、青井兵和商店街があります。おでんだね屋さん、お肉屋さん、パン屋さんと夕方のお買い物が楽しい通りです。
-

-
こちらは青井駅の次、六町駅。博多長浜らーめん田中商店の最寄り駅です。駅舎もモダンなつくばエクスプレス。TXのマークもすっかりおなじみに。
つくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道株式会社)
TXコールセンター:0570-000-298
URL:http://www.mir.co.jp/
青和ばら公園
住所:東京都足立区青井三丁目18番15号 地図を見る
アクセス:「北千住駅」から徒歩約10分
URL:http://www.city.adachi.tokyo.jp/031/d07300205.html
「学園都市」といえば足立区。
足立区には大学がたくさんあることを、ご存知でしたか?
平成4年に設置された放送大学東京足立学習センター、開校3年目となる東京藝術大学千住キャンパス、2年目の東京未来大学と、すでに3つの大学があります。平成22年には帝京科学大学、平成24年には東京電機大学が開校を予定。5つの大学が揃えば、1万人近くの学生が足立区に通学すると考えられます。
放送大学東京足立学習センターは、通信教育の地域拠点。放送授業とは独立した面接授業を開講、図書室の利用や生徒相互のコミュニケーションを図れます。昨年は2300人近くの学生が所属、その半数以上が30〜40代です。同センターの上島正彦事務長によれば、社会人がキャリアアップのために学ぶケースが多いそうです。「駅から少し離れているので、ここに来たら学習に集中できます」と語ります。
東京藝術大学千住キャンパスは、廃校となった旧千寿小学校を改修、増築。街によく溶け込んでいます。ここでは、音楽学部音楽環境創造科の学生と、音楽文化学専攻の大学院生が学んでいます。
1学年あたり約20名の音楽環境創造科は、今世紀に入って新設された未来志向の学科。コンピュータや録音技術などテクノロジーを活用した音楽・音響表現、舞踊や演劇、パフォーマンス、映像表現、さらにアートマネジメントなど、先端的で領域横断的な学問の場となっています。
併設のアートリエゾンセンターは、千住キャンパスと地域をつなぐ音楽活動の拠点。 芸術のプロを輩出する藝大ならではのワークショップや文化講座、音楽療法、コンサート、区内小中学校での楽器演奏支援など、多彩な活動を展開しています。
足立区の公立小中学校の跡地は、相次いで大学に転用されました。帝京科学大学千住キャンパスも、千住桜木の元宿小学校跡地に校舎を建設中。臨床工学技士、理学療法士やアニマルセラピストなどを育成する3学部で開校します。地元の小中学生に対する特別授業や動物飼育の支援などを予定。子どもたちが楽しく学べる機会が増えそうです。
北千住駅東口に登場するのが、東京電機大学です。
産官学交流センターを持つ同大は、実学尊重の校風で産業界に貢献。足立区の産業界からも期待の声が高まっています。
「商店街の活性化」についても同大の研究となるようで、足立区のまちづくりに役立ちそうです。
理工系学生の憧れ、4大ロボットコンテストのひとつIDCロボットコンテスト。今年は東京電機大学で開催(2009年8月4日〜18日)されるため、北千住駅のシアター1010で最終コンテストが一般公開されます。
教育や医療、サイエンス、テクノロジー、そして生涯学習。足立区・千住エリアには、地域に開かれた大学があります。
今後も住みたい街として、人気が高まりそうです。
-

-
放送大学の東京足立学習センターの図書室、視聴学習コーナーには放送された授業のライブラリーがあり、予習復習に役立ちます。単位取得の試験も足立学習センターで受けられます。講義室の様子はこちらでご覧ください。
-

-
東京藝術大学千住キャンパス/アートリエゾンセンターはこちら。たびたびコンサートが開かれる「スタジオA」を備えています。千住に住んだら、ぜひ足を運んでみたいスポットです。
-

-
こちらは建設が進む帝京科学大学千住キャンパス。千住桜木にある元宿小学校の跡地を利用しています。隅田川をのぞむ5階建ての校舎が完成する予定。1学年の定員は400人あまり、最終的には2000人近い学生が通うようになります。
-

-
北千住駅東口から歩いて1分、東京電機大学の新キャンパス建設予定地です。地域に開かれた大学として、建築家の槙文彦氏によるプランが発表されています。千住の新しいランドマークの誕生が楽しみです。
放送大学 東京足立学習センター
住所:東京都足立区千住5-13-5 地図を見る
電話:03-3839-7311
アクセス:「北千住駅」から徒歩約15分
URL:http://www.u-air.ac.jp/hp/sisetu/center/skanto/adati/gaiyo.html
http://www.adachi-sc.jp/
東京藝術大学千住キャンパス/東京藝術大学アートリエゾンセンター
住所:東京都足立区千住1-25-1 地図を見る
電話:03-5525-2744
アクセス:「北千住駅」から徒歩約10分
URL:http://www.geidai.ac.jp/access/senju.html
http://www.geidai.ac.jp/labs/alc/index.html
東京未来大学
住所:東京都足立区千住曙町34-12 地図を見る
電話:03-5813-2525
アクセス:東武伊勢佐木線堀切駅から徒歩約3分
URL:http://www.tokyomirai.ac.jp/index.html
(こちらもご覧ください。)
帝京科学大学(新キャンパスは平成22年4月に開校予定)
住所:山梨県上野原市八ツ沢2525 地図を見る
電話:0544-63-4411
アクセス:「北千住駅」から徒歩約15分
URL:http://www.ntu.ac.jp/
東京電機大学(新キャンパスは平成24年4月に開校予定)
住所:東京都千代田区神田錦町2-2(神田キャンパス) 地図を見る
電話:03-5280-3311
アクセス:JR御茶ノ水駅・神田駅から徒歩8分ほか
URL:http://atom.dendai.ac.jp/
川崎大師とともに厄除の護摩祈願霊場として有名な西新井大師は、正式には五智山遍照院總持寺といい、真言宗豊山派のお寺です。
その歴史はとても古く、天長3年(826)、弘法大師(空海)によって開創されました。
弘法大師は、関東諸国を巡る旅の途中、災厄で苦しむこの地の人々の救済のために、十一面観世音菩薩像と自身の像を刻み、身代わりになるよう祈願しました。その際、像を枯れ井戸に投げ込んだところ、その井戸から水が湧き出て、人々の病がたちまちに癒されます。これを喜んだ村人が建てた寺の西側に、その井戸はありました。「西新井」の地名は、これに由来すると伝えられています。
江戸後期の重厚な山門をくぐると、左手にいぼ取りに効くという塩地蔵、三匝堂、十三重宝塔などがあります。本堂裏手には、ビジネスパーソンに人気の出世稲荷明神も。本堂左手には、昨年、移築整備された弘法大師行脚像が立ち、その奥には滝を備えた池もあります。一巡りするのも楽しく、穏やかな空気を感じます。
境内が特に賑わうのが、毎月21日の縁日です。弘法大師のご入定の日、3月21日にちなんだものです。
毎月の縁日は、200店もの露天が軒を並べます。
これからの季節の西新井大師では、牡丹が美しく咲きます(見頃は例年4月下旬頃)。牡丹の開花に続いて、樹齢700年を誇る藤、シャクヤク、菖蒲、あじさいと、春から初夏にかけて切れ目なく花々が咲き続けます。この時期は「花祭り」と呼ばれ、多くの人で賑わいます。
人々の信仰を集める花のお寺、西新井大師。四季折々に訪れたい心安らぐ場所です。
いぼ取りに効くという塩地蔵など、西新井大師の様子はフォトアルバムでもご覧ください。
























