長崎エリアがロケ地となった場所を紹介します。
小学校の教師をしていた高野隆之は、ある日少しずつ視力を失ってゆくという難病、ベーチェット病を発症する。隆之は、残された時間で、故郷の風景を目に焼き付けたいと決心。仕事のためモンゴルにいる恋人、朝村陽子の将来を思い、一人で長崎へと帰郷する。隆之の病状を知った陽子は彼のもとへ駆けつけ、隆之が迎える「その日」まで寄り添うことを誓う。失明の恐怖と戦いながら「坂の町」長崎を歩き始める二人に、やがて禅宗で行の終わりであり季節の変わり目を意味する「解夏」の時が訪れる。
原作:さだまさし「解夏」
監督:磯村一路
脚本:磯村一路
プロデュース:関口大輔、 瀬川ネリ 、佐々木芳野
製作:フジテレビ、幻冬舎、アルタミラピクチャーズ、東宝、電通
出演:大沢たかお・石田ゆり子・富司純子・田辺誠一・林隆三・古田新太・柄本明・松村達雄・渡辺えり子・石野真子
公開:2004年1月17日
配給:東宝
隆之の姉の嫁ぎ先としてスクリーンに登場したのは、長崎の伝統的な凧を製作販売している「小川凧店」。隆之の姉役の石野真子さんが、店先で作業をするシーンとして使われました。
店のご主人であり凧職人である小川さんは、隆之が凧揚げをするシーンでは、隆之役の大沢さんのかわりに(カメラに映らないよう腰を屈めて)凧を操っていたという裏話も披露してくれました。
長崎の凧は「ハタ」と呼ばれ、唐・オランダ貿易時代1600年頃に伝わったもの。お正月に揚げる観賞用の凧とは違い「ケンカ凧」として、相手の凧の糸を切り合う遊びとして広まりました。相手との凧と区別がつきやすいよう、赤、白、青のシンプルな文様になったのだそうです。
今でもお店には時折映画ファンが訪れ、小川さんの話に熱心に耳を傾けていくそうです。

- 凧の作業場を兼ねた店舗。石野さんの後ろで作業する凧職人として、小川さんも映画に登場しました。

- 凧の要である骨組み作り中の小川さん。熟練の手つきが鮮やかでした。

- 坂の頂上にある凧店へ徒歩で行くには、映画にも登場した「へいふり坂」(長崎では階段のことも坂と呼ぶそうです)を登ります。

- 映画の他、テレビや新聞雑誌で取り上げられることの多い小川凧店には、撮影当時の写真や記事などが沢山飾られていました。
小川凧店(おがわはたてん)※長崎ハタ資料館を併設
住所:長崎県長崎市風頭町11-2
電話:095-823-1928
営業時間:9:00〜18:00
定休日:なし
交通アクセス:長崎県営バス・長崎バス「風頭山」バス停より徒歩5分
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