荻窪エリアがロケ地となった場所を紹介します。
水商売から身をおこし、たった一人ですべてを手に入れたカリスマ実業家、千種梯二郎(伊藤英明)と、有名ブランドに勤める孤独で野心あふれるデザイナー乾百子(長谷川京子)。孤独を抱えたふたりは運命の出会いを果たし、百子は自分の体を担保にして梯二郎に2,000万の金を乞う賭けに出たが……。
五味川純平の小説『孤独の賭け』が原作。小説では東京オリンピック前夜、巨額の開発マネーに踊り狂う東京が舞台だが、今回のドラマでは東京湾岸エリアの大規模開発に狂奔する2007年の政財界に渦巻く愛と金と欲望が描かれている。五味川純平は1,300万部のベストセラーとなり映画化された小説『人間の條件』の著者。
原作:五味川純平『孤独の賭け』(幻冬舎文庫)
脚本:成瀬活雄
演出
:生野慈朗、倉貫健二郎、松田礼人
制作
:ドリマックス・テレビジョン
出演:伊藤英明、長谷川京子、井川 遥、堺 雅人、青田典子、田畑智子、笹野高史、田宮五郎、中原裕也、渡辺夏菜、河本麻希、羽賀研二、石田太郎、濱田マリ、高岡早紀、古手川祐子
放送期間:2007年4月12日〜6月21日
TBS系列 木曜22時
梯二郎の秘書・中川京子(井川 遥)の妹、咲子が心臓病の治療のために入院している「東都大学病院」として登場したのが、浴風会本館です。いかにも大学病院らしい風格を感じさせる建築ですが、それもそのはず。あの東京大学の安田講堂を設計した建築家、内田祥三による典型的な日本の近代建築です。
スクラッチタイル貼り、中央に配した塔、垂直方向に伸びるゴシックの意匠は「内田ゴシック」と呼ばれています。関東大震災後の復興時、内田祥三は東大本郷キャンパスをはじめとして、このスタイルの建築をたくさん残しました。浴風会本館も、関東大震災により自活できなくなったお年寄りの方々を救護する施設の本館として大正14年(1925年)に建てられました。
浴風会は戦後に社会福祉法人となり、老人医療と福祉の総合施設として発展を遂げます。東京都選定歴史的建造物に指定されている本館を残して、施設の多くは新しく建て替えられています。
約6万平方メートルの広大な敷地は、4つの老人ホームと浴風会病院を擁し、緑豊かで静かな環境のなか約1,800名の高齢者の方が暮らしています。高齢化社会の専門研究機関「認知症介護研究・研修東京センター」 や、杉並区の委託事業として高齢者福祉サービスや在宅介護の相談窓口である地域包括支援センター「ケア24高井戸」が設置されています。
浴風会は、安心の老後を過ごすための地域福祉の拠点です。ロケ地となった本館の威厳ある姿は、歴史に裏付けられた信頼の証といえるでしょう。

- クラシックで重厚な浴風会本館の正面玄関側。内部には浴風会の総務部などがあります。

- 中庭側のファザード。塔の意匠が安田講堂とよく似ています。芝生の美しい中庭に面しており、色とりどりのバラが植えてありました。

- 中庭を挟んで配置されているのが礼拝堂。その壁面には、こんなにモダンなランプがありました。

- おしゃれな窓枠から、温かいランプの灯りが見えます。天井が高い本館内部は細かな意匠が施され、レトロな雰囲気いっぱいです。
浴風会本館
住所:東京都杉並区高井戸西1-12-1(本部事務局)
電話:03(3334)2101
交通アクセス:井の頭線富士見ヶ丘駅より徒歩約7分または高井戸駅より徒歩約9分/荻窪駅南口より関東バス(芦花公園駅または千歳烏山駅経由給田行き)で浴風園前下車徒歩約5分
地図を見る
URL:http://www.yokufuukai.or.jp/
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