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後悔しない物件選びをしよう

そもそも、あなたが一戸建てを購入しようと思う理由は何でしょうか。
もし、今住んでいる家に不満があってのことならば、新しい物件ではその不満を解消できるかどうかという点が大きなポイントになります。
あるいは、家族の成長やライフスタイルの変更に伴うものならば、今の家族の希望や、将来家族がこうありたいという希望を叶える家であるかどうかを見極める必要があるでしょう。

一戸建ては、決して安い買い物ではありません。多少時間と手間をかけても、自分や家族が納得し、この家でなら快適に住むことができると思えるまでじっくり確認して検討することが大切です。

見学のときに押さえておきたいチェックポイント

すでに完成している新築物件や中古物件であれば、実際の物件を見ることができます。その家に暮らすことを想像しながら、ひとつずつポイントを確認していきます。

  • ・生活動線……上下に階のある一戸建てでは生活動線が長くなり、日常の負担が大きくなる懸念があります。スムーズに動ける構造になっているか確認しましょう。階段の歩きやすさも注意が必要です。

  • ・日当たり・眺望……周辺にこれから何かが建つ予定があれば、見学時の日当たりと変わってくる可能性があります。周辺の建築計画などを事前に確認しておきましょう。

  • ・窓の位置や数……室内の明るさや空気の流れに影響します。室内は十分明るいか、風が通るかなど確認しましょう。

  • ・床下・天井……完成していて建築過程を見られない物件や中古物件の場合は、とくに細かく見ておきましょう。収納庫や点検口を実際に開けてみて、設計図どおりになっているか、雨漏りやひび割れ、虫の発生がないかどうかを見ておくと安心です。

  • ・収納……家族構成や手持ちの所有物に照らし合わせて、必要な収納スペースを確保できるか見ておきましょう。

  • ・キッチン……調理台や水栓などの設備が使いやすいかどうかに加えて、家族がすれ違える広さがあるかどうかも使い勝手に影響するポイントです。

  • ・浴室……浴槽の大きさや洗い場の広さは家族構成に合ったものになっているか、外から覗ける構造になっていないかは必ず確認しておきたいところです。掃除のしやすさ、浴室換気乾燥機能の有無もチェックしてください。

  • ・トイレ・洗面所……家族が多い場合は、複数あるほうが便利です。

  • ・外構……見映えや雰囲気の観点はもちろん、段差などの危険がないか、外から家の敷地内が見えないようになっているかといったことも確認しておきましょう。

まだ完成していない建築中の物件の場合、工事中の様子を見ることができるのは大きなポイントです。建築知識のない素人でもぜひ足を運んでみてください。
現場担当者がきちんと作業しているか、ごみがちらかっていないかだけでも、施工会社の姿勢をうかがうことができます。
邪魔にならない範囲で質問などもすると、より安心感につながるでしょう。

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周辺環境のチェックポイント

周辺環境も住み心地に大きく影響します。万一入居してから問題に気づいても、環境は簡単に変えることができません。入念に確認しておきましょう。
そのためには、日中と夜間、平日と休日など、異なる曜日や時間帯で何度か周辺を歩いてみたり物件を見学してみるのが有効です。実際に家族が出入りするような時間帯の風景を見ておくことができればなおよいでしょう。

もしその物件に住むことになったら、日常の買い物がしやすいか、病院は近いか、子供は学校へ通いやすいかなど、家族の生活をイメージしながら、必要な条件を満たしているか確認します。

  • ・利便性……買い物する場所、病院、公共機関の有無や場所、使い勝手のよさ

  • ・交通環境……利用できる交通機関や最寄り駅・バス停の位置、始発・終電の時間、道路の交通量

  • ・子育て環境……保育施設や学校、塾などの有無と場所、公園の有無と安全性、周辺に同世代のファミリーがいるか

  • ・地域環境……治安、騒音、におい、工場や倉庫、飲食店や娯楽施設などの施設、空き地がある場合の建築計画の有無、自治体の様子、街の雰囲気


専門家からのアドバイス

皆さん自身で押さえておくべきポイントと、専門家に押さえてもらうポイントを分けて考えておいた方がいいでしょう。

まず専門家に依頼するのは、雨漏りや構造、境界など生活や安全、トラブルに関係するところです。これは専門的な知識がないと分からないからです。知識がないのに見てもかえって混乱することもありますので、分からないなら「見ない」「任せる」にした方がいいでしょう。

その一方で皆さんが押さえるべきは自分が快適に住めるのか、つまり購入する意図が適えられるのか、この視点でもって様々なところを見ていくことです。これは専門家では分からず、皆さん自身しか分かりません。敷地内では日当たりや生活動線はもちろんのこと、臭い、音なども重要でしょう。そして敷地外では交通や子育て環境などです。

まとめ

インターネットや不動産会社からの紹介で物件スペックを見るだけでなく、実際に現地に行って物件や周辺環境を見てみることで、物件を見る目は上がっていきます。満足できる物件を選ぶために、まず1軒見学してみることから始めてみましょう。

慣れてきたら、複数の物件を見学して比較してみることで、その地域の相場観や物件ごとのいい点・悪い点がわかるようになり、さらに感覚をつかむことができるようになります。

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監修:

畑中 学(はたなか おさむ)

Profile
不動産コンサルタント・武蔵野不動産相談室株式会社 代表 1974年東京都生まれ。設計事務所にて一戸建てや公団分譲地を手掛けた後、不動産会社へ移り最年少で店長になる等、7年間にわたり不動産の販売・企画・仲介を責任者として携わる。2008年に創業。家に関する相談を約800組受け、お金の面から多くの方に満足のいく家づくりと家の買い方をサポートしている。 「不動産の基本を学ぶ(かんき出版)」「不動産の落とし穴にハマるな(同)」「マンション・戸建 中古の選び方(日経ビジネス)」「お金持ち入門(実業之日本社 不動産編)」など著書は多数。