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年収300万円台でも本当に買える?

年収によって家の購入をためらってしまう最大の理由は、支払いに対する不安があるからですよね。この「不安」を具体的に見ていきましょう。

「資金を用意できない?」――住宅を購入する場合、多くの方は住宅ローンで借り入れて資金を調達します。

「そもそもローンを組めない?」――年収300万円台でも組めるローン商品はあります。

「ローンの返済は大変?」――賃貸住宅にお住まいの方は、毎月家賃を支払っています。その金額以下であれば、同じように支払っていくことは可能なはずです。

こうして具体的に見ていくと、もやもやしていた不安を少し具体的なイメージに変えられると思います。次は、そのイメージをさらにふくらませてみましょう。

「住宅ローンシミュレーション」で試算

不動産・住宅情報サイトの「@nifty不動産」に、「住宅ローンシミュレーション」という機能があります。これは、現在の家賃=毎月の返済可能額やローンの金利、返済期間などを入力すると、その条件で借り入れが可能な金額を試算できるというものです。

たとえば、「年収350万円、現在の家賃(返済できる額)月5万円、金利2%、返済期間は35年、頭金100万円、ボーナス時の増額返済なし」という条件で試算をしてみます。操作は簡単、画面に数字を入力してボタンをクリックするだけです。

すると、「購入可能物件価格」が「1609万円」と試算されます。さらに、その試算額で購入できる物件情報も表示され、現実的にどんなマイホームを手に入れられるのか、イメージすることができます。上記の試算では、新宿から電車で40分ほどの物件もありました。中古ですが立派な戸建てです。

物件選びのポイント

おおよその金額を想定できたら、いよいよ物件探しです。購入可能な価格が低めでも、ポイントを押さえて探すことでお買い得な物件を見つけるができます。

郊外にある物件

都市部でターミナル駅近くといった便利な立地はどうしても高くなりがちです。少し離れた郊外でも電車や車でアクセスしやすいところであれば、利便性を確保しながら購入価格を安くすることができます。

築年数が30年以上

建物の資産価値は下がり、実質的に土地の価格が購入価格になっているような状態です。建物が古くてもきちんと修繕されていればお得な物件となります。自分でリフォームやリノベーションをすれば、こだわりの住まいをお得に入手することも可能です。

土地の形が変則的

変則的な形状の土地は使い勝手に影響するため、価格が安くなる傾向にあります。道路との接し方や建築条件が付与された土地の場合、相場に対してかなりの安値で入手することも可能です

もちろん、価格が安くても「安かろう悪かろう」ではいけません。本当のお買い得物件を探すには、とにかくいろいろな物件を見てみることです。どんどん内見しいろいろな経験を積むことで、「ここはいい」「ここはよくないかも」という感覚を養うことができます。

中古物件の場合、見た目のきれいさだけではなく構造にも注意が必要です。耐震はどうか、土台におかしいところはないかなども確認しておきたいところ。場合によっては、第三者の物件診断を活用すると安心です。

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年収300万円台で一戸建てを買うメリット・デメリット

住宅を購入するメリットは、何といっても「資産」を手に入れられるということです。同じ金額を毎月支払っても、賃貸住宅は何も残りません。購入すれば、手元に土地と建物が残ります。また、老後も賃貸住宅を借りられる保証はありません。住み続けられる家を持つことはとても大きな支えになると思います。

一方で、ローンという大きな借金を抱えることになります。世の中の労働環境は刻一刻と変化しているため、プレッシャーを感じることでしょう。また、何かあっても簡単には引っ越せなくなります。転勤や親の介護などでライフプランが変わった場合も、家を持っているがゆえに困ってしまうといった可能性もないとはいえません。

ご自身の年齢や今後の就業予定、ご家族のライフプランを想定しながら検討していくといいでしょう。

まとめ

「年収が300万円台=家は買えない」ではありません。ローンについては金融機関で相談できますし、毎月支払うことができるのであれば、家を買うことは十分に可能です。

中古物件の場合、メンテナンスは避けられないため、定期的な修繕やリフォームの費用も必要になりますが、手をかけることで思い入れのある我が家にしていく楽しみが増えると捉えることもできます。

専門家からのアドバイス

年収に見当たった支払計画を立てるなら、年収がいくらでも住宅の購入は可能です。
一般的に金融機関は審査基準を年収400万円以上としているところが多いですが、年収100万円~300万円からとしているところもありますので、そのような金融機関を選んで相談をしてみましょう。

その上で家を選んでいきますが、エリアによっては相場感がありますので、できるだけエリアにはこだわらず、沿線や通勤圏から見て判断した方が予算感にあう家を見つけられてよいと思います。

なお、個人的には中古一戸建ての方が価格以上に内容のある掘り出し物があります。パートナーである不動産会社と一緒に見つけていきましょう。

「@nifty不動産」では、日本有数の不動産サイトの物件情報を一括検索できるほか、住まい探しに関するコラムなどの役立つ情報も掲載しています。スマートフォンアプリでも、日本全国の購入物件を簡単に検索可能です。試算と検索で、あなたにぴったりの物件を見つけてください。


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監修:

畑中 学(はたなか おさむ)

Profile
不動産コンサルタント・武蔵野不動産相談室株式会社 代表 1974年東京都生まれ。設計事務所にて一戸建てや公団分譲地を手掛けた後、不動産会社へ移り最年少で店長になる等、7年間にわたり不動産の販売・企画・仲介を責任者として携わる。2008年に創業。家に関する相談を約800組受け、お金の面から多くの方に満足のいく家づくりと家の買い方をサポートしている。 「不動産の基本を学ぶ(かんき出版)」「不動産の落とし穴にハマるな(同)」「マンション・戸建 中古の選び方(日経ビジネス)」「お金持ち入門(実業之日本社 不動産編)」など著書は多数。