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以前からリノベーションに興味があった

李さんが今のマンションに引っ越してきたのは、2年ほど前のことです。引っ越しのきっかけは、奥さまの妊娠でした。

これから生まれてくる子どものために、都心から緑の多いところへ引っ越したいと思い、9年ほど住んだ土地を離れることに決めたそうです。

「引っ越しをするならリノベーション可能な物件にと、最初から決めていました。私も妻も、もともとインテリアが好きで、リノベーションにとても興味があったからです。幸い、部屋のテイストなどの好みが夫婦で似通っていたこともあり、イメージはすぐに固まりました」

コンクリートがむき出しの壁に、ナチュラルなグリーンとフローリングが印象的なキッチンは、まるでカフェのようにオシャレです。武骨でありながら温かみのある空間は、2人のイメージがぴったり重なったからこそできたといえるのでしょう。

一番のお気に入りスペースは変幻自在なリビング

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リノベーションを行った3LDKのなかで李さんがとくに気に入っているのは、リビングスペースです。大きい窓とハンモックが印象的なリビングは、とても開放的な空間となっています。

「リビングには、あえてテレビやソファなど大きな家具を置いていません。それはリビングをいつでも自由に作り替えられる空間にしたいからです。ハンモックはとても気に入っていますが、いずれは何か違うインテリアにすると思います。リビングは風通しがよく陽当たりも抜群なので、居心地の良い場所として大事なスペースにしたいと考えています」

リビングの天井に見える2つの黒い照明は、角度や位置を自由に変えられる優れものです。照明の当たり方を変えるだけでも、部屋の中は新鮮な印象になることでしょう。

これは、奥様のアイディアによるものだといいます。インテリアが好きで、いつでも工夫して部屋を作りかえてゆきたいという2人の希望が結実したリビングといえるのではないでしょうか。

風合いのあるオーク材が周りの自然との一体感を演出

李さんがリノベーションを行って一番良かったと感じているのは、LDKのフローリングにバーンオーク材を使用したことです。「通常のフローリングと違って凹凸があるので、初めは違和感がありました」という李さんですが、一転してお気に入りのポイントとなったのはなぜでしょう。

「バーンオーク材は非常にざっくりとしていて荒い風合いのため、緑が多い外の風景としっくり馴染むのです。外との自然なつながりを味わうことができます。また、雨の日には木材が湿気を吸って膨張するのがわかるのも楽しいです。床を踏みしめると、キュッと音が鳴ります」

窓の外からも、家のなかでもナチュラルな息遣いを感じ取れる家に、満足感が広がります。

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子どものためのスペースにもひと工夫

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「これから生まれてくる子どものために」との思いから引っ越しを決意した李さんですから、当然のことながら子ども部屋にもこだわりがあります。入口の上に白クマが控える可愛らしい子ども部屋は、よく見ると入口から奥のほうに広がり、変わった間取りをしています。

「子ども部屋の入り口は、妻が料理をしながら子どもが遊んでいるのを見守れるように、キッチンカウンターの正面にあります。さらにこの間取りであれば、キッチンからパッと子ども部屋のほうに顔を向けたときに、部屋の中が楽に見渡せます」

リノベーションをして大変だったのは1人での地道な作業

自分たちの理想通りに部屋を仕上げるには、当然ながら大変なこともありました。李さんは、「妻が出産のため里帰りしている間は自分1人でDIY部分を行わなければならず、過酷な日々で何キロか痩せてしまった」と笑います。

「予算を抑えるため、寝室を含めた2部屋は自分たちで床材を貼ったり、壁を塗ったりすることに決めていました。しかし、その時期に妻の里帰り出産がぶつかってしまったのです。プロの内装と並行してDIYを行ったので、引っ越しはまだできませんでした。会社が終わったら壁を塗りに行き、終電でもとの家に帰る生活が1ヶ月ほど続きました」

ただ、大変だった半面、楽しくもあったといいます。「週末は友達が手伝いに来てくれて、いっしょにペンキを塗るなど、いい思い出作りになりました。大変だったぶん、家にも愛着がわいたと思います」

DIYや直取引で予算を抑えた

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李さんがリノベーションのために用意した予算は、800万円でした。

以前の間取りをそのまま使うわけではなかったため、壁を壊すなどしてもこの予算で済んだのには、理由があります。DIYで床や壁を仕上げたことの他に、キッチンの釣り食器棚といった什器を直に買い付けたことです。

施工会社を通して購入するとマージンが生じるところですが、李さんは好みの什器を扱っている業者やお店を自力で探して直取引し、費用を抑えました。

「例えばキッチンカウンターはIKEAのものを自分で買ってきて、施工会社には背面を黒板にしてもらうなどアレンジだけを依頼しました」

リノベーション会社の選定はHPの事例が決め手

今でこそ快適な暮らしを手に入れている李さんも、物件を見つけるまではとても苦労をしたといいます。数が少ないうえに条件に見合ったものはなかなか見つからなかったからです。

「自分たちで物件を探し始めて半年が過ぎた頃、リノベーション専門会社である『リビタ』のHPに目が留まりました。実際の施行事例を見てみると、自分たちの目指すテイストのイメージにぴったり合っていると感じ、すぐに連絡を入れました」

感覚の合うリノベーション会社と出会い、互いにイメージを膨らませながら数回の打ち合わせを経た後、最適な物件を見つけ、部屋の図面ができあがりました。それから工事が始まり、李さん自身もDIYを施して、工事開始から入居まではおよそ2ヶ月。マンション探しを始めてから実際に住み始めるまで、1年余りの期間を費やしたことになります。

じっくり理想の部屋作りを行ったため、感動もひとしおです。李さんは、「仮にまた引っ越しをしたとしても、やはりリノベーションをしたい」と語りました。

実は、将来はバリなど自然あふれる場所へ移住したいという夢を温め続けているとのことです。自分たちのイメージを実現できる李さん夫婦であれば、どこへ住んでもきっと素敵な空間づくりができることでしょう。

まとめ

すでにある住空間を自分好みにつくりかえるリノベーションには、新築やリフォームとはまた違う楽しみがあります。古く価格が抑えめな物件を発掘するワクワク感や、古い間取りがまるで違う空間に生まれ変わるのを目の当たりにしたときの充実感を味わいたい人は、リノベーションを検討してみませんか。


李さんも、「この物件を見つけたとき、緑が多いのに都心の会社にバス一本で行けるアクセスの良さに驚きました」と、掘り出し物を見つけられたときの感動を教えてくれました。利便性の高い土地に、手の届く価格で快適な住環境を見つけられるのがリノベーション物件の利点です。
イメージを膨らませながら、じっくり探してみましょう。

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