■SK社とP社の特徴
さて、SK社の欠点は第20回で書いたとおり。自由設計ではあるものの、強度材のブロックがトレーラーに乗るサイズで固定されている為に、この大枠の制限からは逃れられない。強度柱がこのブロックの4隅に必ずくるというのも欠点です。
そのかわり、小骨のようなリブや強度壁が入る事もなく、大枠のブロックの配置さえ決め、強度柱さえかわせば恐ろしく自由な設計が可能になります。費用的な面でも、ブロックの数さえ決まれば大枠が決まってくる事になります。
逆にP社の場合は、ちょっとした設計の変更が全体に大きく関わってきます。
結果、何が起きるか。
P社が1案出す間に、SK社は3案出すくらいのペースで、提案があるわけです。その提案に対し質疑をし、さらに改善案が出てくる訳で、その間P社は動いていないわけで。「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」というとSK社に失礼ですが、当方の意図もSK社の方が正確に酌んでくる訳です。
■平屋か2階建てか
実は、ここまでの提出された案では、全て2階建て(1回にDKと一部屋と水回り。2回に3部屋。)。土地の面積には余裕があるので、平屋といった提案が出てこないというのが不思議でした。再婚する可能性より、年をとった親との同居の可能性が高い訳で、バリアフリーを考えると平屋のメリットは大きいものがあります。(2階建てだと、こういった会社の製品もあるわけですが。http://www.kumalift.co.jp/index.php)
ひょっとしたら、2階建てよりも安くなるかも知れないし‥‥‥。
で、設計もある意味煮詰まってきているSK社のOさんに聞いてみる訳です。
■平屋は2階建てよりも高い
答えは簡単で、「2階建ての方が、建物としても安いんですよ」。
これは、ちょっと意外でした。平屋なら階段室のようなスペースが要らなくなりますし、高所作業もなくなるので安くなると思っていたんですよね(マンションも、メゾネット形式でなければ、言ってみれば平屋な訳ですし)。
簡単に言ってしまえば、基礎の費用が倍になると言う事でした。たしかに、2階に積んであるものを1階に展開すると基礎の面積は2倍になります。うーん、基礎の費用も莫迦にならない訳かぁ。
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