■「アーサー・ランサム」ってご存じですか?
突然ですが、「アーサー・ランサム」ってご存じですか?
英国の作家なのですが、「ツバメ号とアマゾン号」から始まる「ランサム・サガ」と呼ばれるヨット好きの少年少女が主人公の全12巻の児童文学で有名?な人です。
日本では神宮輝夫先生の訳で岩波書店から発売されています。(ただ、再版の間隔が長いので書店での入手は困難かも。図書館には大抵あると思います。)
この作品の登場人物の一人、子どもたちに理解のあるジムおじさん(フリント船長)は、湖水地方の湖に浮かべた屋形船(日本の宴会用の屋形船でなく、居住用の固定した小型船)に居を構えています。
こんな生活もいいなぁ、と憧れたものでした。
■夢と現実
憧れはするものの、実際に日本でやるとなると、これって大変なことなんですよね。
広島でイカダの上にプレハブの家を造って、問題になるとタグボートで引っ張って山口県に行ったり、最終的には台風で全壊したりと迷惑なおじさんがいましたが、ああはなりたくないものです。
日本では、居住用の屋形船って発想がありませんし、当然諸法律もそんなことが出来ないように作られています。
例えば(スケールは違いますが)、別府にあった客船「オリアナ」は、当初ホテルシップとしても営業することを計画していましたが、「廊下の幅などが建築基準法に違反する」とのチャチャが行政から入り、レストランだけの営業となり、結局、売船の憂き目にあいました。長崎の旧青函連絡船を改造した「ヴィクトリア」は、何とかクリアーしホテル営業をしていましたが、こちらも既に営業中止になっています。
■全く無理って訳じゃないんですが・・・
5年に一度の国勢調査では、実際に住んでいるところの調査となるのですが、内航海運に携わっている方の中には、家は持たずに自分の船(小型の貨物船やタンカーが主)に居を構えている方々もいらっしゃいます。
ちなみに、我が○本県には、前回の平成17年の調査では3人いらっしゃいました。
‥‥‥約180万人中の3人です。
どうやら、日本では一般人が居を構えるのは、実際は陸の上だけのようです。
じゃ、陸の上に船を造れば‥‥‥
‥‥‥というわけで、次回はそういった話になります。
■脱線して「南極観測船の名前」
「宗谷」「ふじ」「しらせ」と続いた南極観測船ですが、4代目の船が建造されます。
名前を募集中です。詳しくは以下のページで。
http://www.nipr.ac.jp/jare/newship/
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