不動産の基礎知識 住宅取得日記
住宅取得日記

「一人用一軒家!? バツイチの船キチが造る注文住宅」

LTJGの日記

第23回 展示場でない展示

SK社からの提案

前回書いたように、SK社のOさんとは何度も打ち合わせをしていました。そういう中でOさんから、「家を見に行きませんか?」。 毎回打ち合わせに足を運んでいる展示場ですが、3階建てでエレベータも付いているというもの。応接室のベランダも雨戸でなくシャッターで、一面をガラス戸にして明るさを強調するなどハイグレードな設備になっていました。
そこで、他の建て売りの住宅で、入居までに顧客の内覧に応諾して貰っている「普通のレベル」の住宅を見て貰うのはどうだろうか、ということでした。

「伊集院大介」

ということで、実際に人が住む事を前提に建てられた家を見に行く事に。
ところで、以前、「私が(栗本薫氏の作品の名探偵)伊集院大介に似ている」と言われた事がある、と書いた事があるのは覚えていらっしゃるでしょうか?
案内された家をひととおり見せていただいた後に、食堂のテーブルでOさんとの話で私の方から。

推理はあたるか?

「お住みになるのは、共稼ぎの御夫婦とお子様1人。残業は少なく、教育熱心。お子様の生活の事をかなり心配りしようと考えていらっしゃる。お子様は、もう一人欲しいと考えていらっしゃる事から、年齢は20代後半から30代前半。その年齢で、土地も分譲で、高品質な代わり高価なSK社の住宅を買われる事から、御主人は安定した収入があり、奥様の仕事も産休・育児休暇をとっても職場復帰しやすい。‥‥‥違いますか?」
さて、推理は当たるでしょうか。

名探偵、全員集めて「さて」と言い

「どうして、そう思われるんですか?」とOさん。観客がOさん1人ですけど、全員集めて「さて」、です。
「えーとですねぇ。まず、外構なんですけど、駐車場が2台、横に並べて置けるようになっているので、御夫婦かと。共働きというのも、そうでなければ縦に2台の配置も考えられるしいたずらを考えればそっちの方が安全なのに、横2台の配置はどちらが先に出て先に帰っても大丈夫なように並列かなと思ったので。お子様が1人というのは、2階の子供部屋がL字型だけど1部屋だということから。もう1人作るかというのは、子供部屋が御夫婦の寝室より広く、廊下とのドアが2つあり、仕切り壁を作れば2部屋にするのが容易になる設計になっている。教育熱心というのは、私に提示された全てのプランでは、階段は1階の廊下と2階のホール(廊下)を結ぶものだったのに、この家では1階のリビングから2階に上がるようになっていて、お子様が家を出入りするのが解りやすくなっていることから。それを考えると、比較的早く帰っている事が出来て、塾等から帰ってくるお子様を迎えられるかな。あと、この分譲地は人気があるので、土地を含めた値段はかなり高くないかと。‥‥‥と言う事なんですけど。」
「よくまぁ、思いつくものですねぇ。」とOさん。「でも、正解ですよ。」

実際は・・・

「ここに住まれるのは、御想像のとおり御夫婦とお子様1人。御夫婦とも学校の先生の共働きで、30台の前半の方です。‥‥‥なんか、説明しなくても、いろいろ解られたみたいですね。」とOさん。
「いえ、解らない事も。1階の奥の部屋は何ですか? 御主人の書斎かとも思ったんですが、それなら奥様の部屋があってもおかしくないかと。あと、あの部屋だけ壁紙が濃いグレーで異質なんですよ。解らなくって。」
と、Oさん悪戯っ子のような顔をして、「でしょ? あれ、御主人の趣味が映画で、シアタールームなんですよ。」

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