■P社の提案の前に
ここまで書いてきて、P社の影が薄い事にお気付きかと思います。実は、私の住む県にはP社の支店はありません。代理店が営業事務の代行?をやっているのです。
それが理由か解らないのですが、とにかく反応が鈍い。また、こちらの意図を汲み取ってくれないのです。
例えば「珪藻土を使った壁紙」というもの。確かに珪藻土の建材としての良さは私も知っています。しかし、「私一人が住む」と考えた時に、必須じゃないんですよね。むしろ「猫、飼ってます」という情報を提供している訳で、そういう高価な壁紙を提案するって間違っている訳で。
■最終提案前のP社の図面
はっきり言って動線が無茶苦茶なものでした。2階のテラスは南側ですが、構造上幅が狭く洗濯物を干すくらいしか使い道がありません。
ところが、階段は、1階の南側から一直線に2階の北側に登っています。洗濯機は1階の北側に置くようになっています。結果、断面で書けば「Z」字状に家の中を南北に1往復半しないと洗濯機からテラスに出られないのです。テラスに出るにも寝室を通らないと行けない。
この辺りの基本的な設計でダメ出しをした状態で、P社の最終提案を待つ事になっていたのでした。
■親父殿との打ち合わせ
SK社の最終提案が出てから、SK社の最終図面とP社の図面を持って親父様と打ち合わせをすることに。SK社の図面と金額を話し、P社の図面を見せて「P社がSK社より300万円安ければ、P社を考える」と話すと「お前は、住みにくいと解っている家に住みたいのか?」。‥‥‥いや、300万円安いと考えるんですけど。母が取りなし事なきを得ましたが、親父殿の考えは解らん‥‥‥というか、この段階で不穏な事に親父殿はいろいろSK社の図面に心の中で書き込みをしていたのでした。
■さて、P社の最終提示
結論から言えば、箸にも棒にもかからないものでした。
基本設計では、前述の動線の悪さは改善されていない。「こんなもの要らない」と明言していた珪藻土壁紙や丸形タッチスイッチなどのハイグレードな機器、酸化チタンの外壁などの高価な部材はそのまま。
SK社に比して良かったのは、丼勘定ではなく、積算資料がしっかりしていた事(だから、資料は「本」でした)。逆に言えば、その金額やグレードから動かないという事。
肝心の金額は、SK社から「300万円安い」どころではなく「300万円高い」といったものでした。
その場で断るのも失礼なので、一応預かって持ち帰り、親父とも図面を含めて検討し、SK社に軍配が上がる事となりました。
■予想はしていたけど
P社の展示場(いや、展示場に関しては、P社のものが吹き抜けで広々とした構造で立派だったんですが)に、「残念ですが」と断りに行ったところ「そうですか」とあまり残念じゃなさそう。予想はしていましたが、「見積書ですが、秘密事項もあるので返却をお願いできますか?」。当然、そう言われると思っていたので、用意していた書類一式を返し辞去。まぁ、一生に一度の買い物ですから、P社とのお付き合いももう無いでしょう。
■ここで、アドバイス
かくして、「軽量鉄骨」「年始懸賞」と言う条件で、SK社とP社との2社だけでのコンベンションも終わりました。
正直、2社対応(P社はそうでもなかったけど)だけでも、疲れました。自分でも色々考えていても、プロからの提案には、発見もありますし。
そこでアドバイスですが、メーカーハウスを考えられるなら、まず、工法を決める事をお勧めします。廉価が売りのCMの木造のTH社(ここのCM見るたびに、出演してるM氏はTH社の家に住んでいるかと不思議に思うのですが)とSK社を比べても意味がありません。逆に、3世代住めるとの鉄筋コンクリートのTK社とSK社を比べても価格の面で雲泥の差になります。
まずは、自分に向いた工法を展示場でリサーチし、その工法を扱う2〜3社に絞ってコンベンションというのが正しいと思います。1社だけだと視野が狭くなっちゃいますからね。
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