■「あたご」衝突
住宅取得日記で時事ネタというのも、とは思うんですが‥‥‥。
この連載、基本的に掲載の前週に入稿しているのですが、前回は出張などの関係で2週間前の入稿でした。その出張直前に、「あたご」の事故。
@nifty不動産から外れるんですが、前回の時間が無くて書けなかった事の続きを。
(内容としては、これを書く事自体は予定通りだったんですが、ボリュームが増えました。)
■何故、2Fのトイレに赤色の常夜灯か(1)
暗順応/明順応というものがあります。簡単に言えば、暗順応は明るいところから暗いところに入った時、暗闇に目が慣れてものが見えるようになる事。明順応は逆に、暗いところから明るいところに入った時、眩しくて目が見えない状態から目が見えるようになる事を指します。
この際、光の波長(色)によって、人間の目は慣れる時間が変わってきます。赤色はその時間が短くて済む訳です。
(詳しくは、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%97%E9%A0%86%E5%BF%9C等を参照。)
■夜の自衛艦
夜間航海中の自衛艦に乗る機会があるってのは、民間の方だと報道の取材くらいでしょうか。私も、海自を退役後は、2002年の国際潜水艦救難訓練の取材での掃海母艦と潜水艦救難艦での1週間ほどの同乗取材のみです。
昼間の一般公開や体験航海の時、艦内の通路などの照明に気を払うと、点灯している白色の蛍光灯の他に、赤色のカバーが付けられた点灯していない蛍光灯があります。これが夜間の艦内照明になり、食堂や士官個室が白色照明なのを除けば白色の蛍光灯に代えて点灯され、艦内は暗い赤一色になる訳です。
■艦橋の中は闇
今回の「あたご」の報道の初期に、「サーチライトで漁船を照らすべきだった」と言うものがありましたが、艦内の照明からして闇に目が慣れやすいように配慮されている事から判るように、せっかく闇に慣れた目を、自ら眩ますような探照灯の使用は、まず行いません。
照らされた相手の船にとっても、先述の明反応(目が眩む)の問題から、危険な事この上ない事なのです。
■何故、2Fのトイレに赤色の常夜灯か(2)
ということで(前回簡単に書きましたが)、場末のキャバレーよろしくなるのは止むを得ないという事で、赤色の常夜灯という事を考えつきました。幸いな事に、LED(発光ダイオード)を用いた常夜灯用のナツメ球が、赤色を含めて各色発売されています。
これは、私が睡眠障害にかかっている為寝付きが悪く、夜中に目が覚めてトイレに立った時、ベッドに戻った時に眠りに戻りやすいようにという計算からでした。
一旦、明るい環境に入ると、体が目を覚ましてしまう事に対する対策という訳です。
■NIFTY-SERVE船舶海洋フォーラム
まだパソコン通信主流の頃、@niftyの前身のNIFTY-SERVEに上記のフォーラムがあったのですが、ここには「海洋安全」の会議室もありました。
ここでは、海上衝突予防法での避航義務について、「船の大小は定義されていないので、見合い関係で大型船も回避義務を負うべき」とする小型船側の意見と、「大型船の操船特性等も考えて、小型船が保持船でも回避しやすければ回避して欲しい」とする大型船側の意見が平行線でした。
今でもフォーラムが残っていれば、今回の事故も先述のサーチライトをはじめとした、マスコミのバイアスのかかった報道だけではなく、現場(自衛艦に限らず、民間船の大型船乗りや漁船などの小型船乗りを含めて)の声が@niftyからも発信できたかと思うと、フォーラムという「場」が失われたのは残念な限りです。
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