■字図地域
「字図(あざず)」という言葉が公式かどうかは別にして、地番と位置関係を図にした物で、公図としては最も簡単な物です。
どれくらい簡単かというと、隣接関係は正しいはずなんですが、これが間違っていることもあるという。
例えば、道路や水路が実際にはあるのに字図の上では存在しなかったり、逆に字図の上では水路や道路(里道)があるのに、用水路や道路の整備で実際にはなくなっていたり。
さらに、耕地整理が行われていると、その部分だけ字図とは別図に作られ、ただでさえ隣接関係すら怪しい図面が、ますます見て取るのが困難になります。
この字図で手に負えないのが「魚鱗図」と呼ばれる物。作った時に、周辺の字との隣接関係など無視して丸く書き、「Aさんの土地がここ。右奥にBさんの土地があって、左奥にCさんの土地がある。その間の奥にDさんの‥‥‥」と図面を書いていった結果、鯉のぼりの模様のような図面が出来てしまっている訳です。
■地籍調査地域
こういった字図の問題を解決する為に進められているのが「地籍調査」です。各筆の境界立ち会いを行い、所有者、地番、地目を調査し、面積(地積)を測量し図面にするというものです。基本的に市町村が主体で実施しています。
これは、かなり信頼性が置ける図です。
特に、現在はGPSを使ったり、レーザー測距儀を使ったりで信頼性抜群です。ところが初期に測量したところと筆界が合わないと言った問題も出たりしています(笑)。
この地籍調査を行うと、面積が明確になる訳で、いろいろな理由で過小に評価した面積が登記簿に載っていた場合(例えば、山林では、1山あるのに登記簿では1坪(3.3u)ということも、ままあります。)には、実測した面積が数十倍になる=固定資産税も増える、といったこともあり、進んでいない地域も非常に多いです。
ようするに、そういう町村では、首長の選挙で公約にすると、落選しちゃう訳ですね。
■土地家屋調査
土地家屋調査士という資格があります。詳しくは、土地家屋調査士法などを見ていただくとして、「土地や建物がどこにあって、どのような形状か、どのように利用されているかなどを調査、測量して図面作成、不動産の表示に関する登記の申請手続などを行う測量及び表示に関する登記の専門家(ウィキペディアから引用)」と言うことになります。
正式には、この土地家屋調査士が、測量して登記(登記簿の更正や、地積測量図の提出)しなければならないわけです。この測量の時に、隣地との境界も確定させなければならないので、各筆で出されている地積測量図があれば、かなり信頼できます。
■どういう問題が起きるかというと・・・
不動産屋の良心にもよりますが、一見境界と思える塀などで区切られた土地を買ったら、その土地の一部は隣接地に含まれていた等と言うこともあります。
■私の場合は・・・
私の場合は字図地域でした。もっとも、田畑のある地域は、土地に関する執着も強いので「魚鱗図」(山林に多い)などではなくもう少ししっかりした物でした。
もっとも、すぐ北側を走る県道が書かれていないなど、問題なしとはしない物でしたし、さらにその北側は耕地整理で別図になっているので見にくい物でした。
でも、一番の問題は南側。最初に書いたように「字図は隣接関係」なので、柔軟に解釈しようとすると柔軟に解釈できるかわり、意見が合わないとワヤになります。
現時点で問題になっていませんが、私なりの解決法と、親父が考える解決法が異なるので将来の一波乱になりそうな気配があるのです。
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