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第10回 求む 100坪〜の土地 その5

建築条件付

土地が見つかりそう!?となったとたん、一気に興奮メーターが振り切りそうだった私!だって、本当に長い間、何度“もう見つからないのかも” “もしかして、今はマイホームを買う時期じゃぁないのかな?”と落ち込んだ事もあったんですもの。

この土地情報を持ってきてくれたハウスメーカーA社の営業の方とお会いした際、土地の大きさ、現状、販売価格等を説明してもらったのですが、その時に聞いた新情報に “建築条件付“というものがありました。

無知な私は、建築条件付、という土地の意味を勝手に勘違いしていました。つまり、建築するための条件として、建坪や高さ等に何か条件がつくのかな〜、その程度に考えていました。

このコラムを読んでいる方なら、知っている人も多いかと思いますが、建築条件とは、その土地を購入するのなら、ここのハウスメーカーの家を建てる、という条件が付いてくる物件のことです。たいてい、こういう場合はその土地を整備・開発したハウスメーカーがあるわけです。

私達の場合もそうでした。広い区画を2社の大手ハウスメーカーが共同で開発、販売というもので、当然私達がこの区画を買う場合は、この2社のうちどちらかを選択しなくてはならない、というものでした。その2社のうち一社が、このA社というわけです。

ですが・・・この頃には土地探しの合間に様々なメーカーのモデルハウスを見てきた私達。心の中で、X社のデザインやセンスが物凄く気に入ってしまっていたんです。どのモデルハウスに行っても、ため息が出る程。実際の新築のお宅も見せてもらったのですが、これまた本当に素敵なんです。勿論、お値段高めですが。苦笑

とても悩みました。土地を取るか(建築条件をのむか)、ハウスメーカーのセンスで選ぶか。

決断の時

最終的な判断をしたのは、主人でした。主人曰く、この土地の情報をかなり早い段階で営業の方から聞いた時に、”かなりいい物件だ!“と感じるところがあったんだそうです。通勤距離、敷地面積は全く文句なしの、私達の希望通り。そして、何が後押ししたかと言うと、その価格でした。 土地の価格は、その都市によってかなり違うので、私達のケースが他の方に当てはまるとは限りませんが、私達が住んでいる関東地方のとある地方都市では、相場の土地坪単価は25万円位からでした。つまり、私達の希望の100坪以上の土地の場合、土地代だけで2500万円以上かかるというわけです。 それって、私達の予算ではとても無理。 ところが、こんかい紹介を受けた物件に関しては、比較的便利なロケーションなのですが、宅地として存在している土地ではなく、”市街化調整区域“とカテゴリーされている土地だったのです。簡単に言うと、このカテゴリーのエリアには住宅地は建ててはいけません、という市が決めた条例があったのです。ところが、数年前にこの条例が改定され、いくつかの条件をクリアする事で、市街化調整区域にも住宅を建ててもよい、となったそうです。勿論、こんかい紹介された土地は市街化調整区域にはなっているけれども、住宅を建ててもよいと認定された土地。ただ、紙面上"市街化調整区域”となるエリアなので、土地の価格が激安だったのです。なんと、一坪あたり10万円をかなり下回るものでした。この事実は、広い土地を希望する私達にはとても有難いことでした。

X社のデザインする家には憧れたけれど、上物(家)は気に入らなければリフォームするなり、立て替えるなりすることも出来ます。でも、全ての条件をクリアするという土地にめぐり合う事はとっても難しい(実際、物凄く難しかった!)という結論から、私達はこの土地で話を進める決断をしました。

“この区画で購入をしたいので、詳しい話をしましょう”とA社の 営業の方へ電話を入れた時、いよいよなんだ〜と胸がドキドキしたのを覚えています。こうして、晴れてマイホームへの道、第一歩を踏み出す事が出来たのでした。

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