台東エリアがロケ地となった場所を紹介します。
噺家さんの紋と名前の入った華やかな提灯が、浅草演芸ホールに掲げられていました。
それを作っているのがこちらの大嶋屋恩田、六代目の恩田修さんです。
現在32歳、若き職人さんです。
大嶋屋恩田の創業は、安政元(1854)年。
「江戸の提灯屋は、文字を描くのが仕事です」と恩田さん。
提灯の需要が多かった江戸の街では、提灯張りは次第に水戸などの地方に任せるようになり、製造と文字描きの分業が進みました。浅草は、文字描きの職人さんが多くいた街です。
写真の提灯は、大型の特注品。なんとヨーロッパからの注文だそう。
いつもは墨で描くところを、黄色の塗料で描いています。
恩田さんが手にしているのは、手製のコンパス。
提灯に家紋を美しく描くためには、描かせない道具です。
恩田さん自らが、何種類も手作りして揃えています。
提灯に書き入れる文字は一般に江戸文字といわれ、千社札の文字である籠字に似ています。
これは、提灯屋さんが千社札も描いていたことの名残りです。
枠の中に文字を描く千社札より、提灯に描く文字の方が、少しのびのびしています。
提灯は、丸くて、でこぼこした立体物。形もさまざまです。
正面から見た時の文字のバランス、止めやはねの勢い、灯りを灯したときの墨の塗り具合などを考慮しながら、一点一点、手で描いていきます。
かつて調理師を志していた恩田さんが、縁あってこの道に入ったのは24歳のとき。
「誰かがやらなくては、すたってしまうという思いでした」と往時を振り返ります。
「どんな仕事でも一生懸命すれば、結果は出てきます。自分なりのこだわりも生まれてくるものですね」と語ります。
恩田さんは、浅草、地元生まれで地元育ち。
そこで、浅草で新生活を始める場合のアドバイスをうかがってみました。
「住むのなら絶対に地域の人と付き合わないと、本当の浅草は見えてきません。仲間になってしまうと、すごく大切にされますよ」
新参者にとっては、地元の町会に入ることもひとつのきっかけとしておすすめだそう。
浅草では、浅草神社の三社祭を中心に、各町会が神輿を出します。
これが町会での共通の話題になるのだそう。
町会は、年末年始に餅つきをしたり、イベントを開催したりしています。
そんなときに顔を出すことから始めて、ご近所付き合いを深めていきたいものです。
それにしても、和のデザインの粋といえる家紋、そして江戸文字のはいった提灯は、
本当にかっこいいですね。もっとふだんのインテリアにも取り入れてみたいもの。
台東区に新居を構えたら、お祝いはぜひコレをお願いします。

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弓張提灯。くっきり力強く描かれた家紋や家名は、すべて恩田さんの手描き。提灯はお盆の迎え提灯として使用するほか、結婚祝いや新築祝いにも喜ばれます。直径11cm 高さ50cmの弓張提灯なら、文字入れ込みで9450円です。

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描く前の下準備。和紙に霧吹きで水分を与え、中に竹製のツッパリ棒を入れて提灯をピンと張ります。表面がなめらかになり、描きやすくなります。提灯は、和紙ならではのぬくもりと輝きも魅力です。

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手に持って、かけて、置いても使える弓張提灯は、優れたデザイン。後ろに弓形の持ち手がついています。持ち手は本漆や生漆で仕上げたもの、籐を巻き付けたものもあり、細部にこだわれる江戸好みです。

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大嶋屋恩田は、江戸通り沿いにあります。隅田川に平行して走る江戸通りを南下すると、浅草橋や蔵前の問屋街に至ります。紙製品、人形、花火、造花など、目を楽しませてくれるものばかり。商人と職人の街、江戸が現代と地続きであるのを感じます。
ちょうちん 大嶋屋恩田
住所:東京都台東区駒形2-6-6 地図を見る
電話:03-3841-2691
営業時間:10:00〜18:00
休日:不定休
アクセス:東京メトロ銀座線田原町駅より徒歩5分
URL:http://www.chochin-ya.com













