不動産の基礎知識 住宅取得日記

住宅取得日記

第35回
 住宅ローンその2
挿絵
借りる金額が決まったら、次はどこから借りるのか、です。
通常、土地の売買契約ののち、所有の移転登記をしないと住宅ローンは組めません。しかし、私の場合、実家の建替えということで、土地の所有権はすでに親名義です。その土地の評価額しだいというところはありますが、建物の建築請負契約を締結する前でも、すでに住宅ローンを組める条件にあります。


金融機関選び

そこで、まず、近くに支店等があって、実際に対面で相談できる金融機関(全部で10数行)の住宅ローンの金利を、ホームページや店頭のパンフレット、店頭表示等から調べました。単純に金利だけ比べると、高いものと低いものとでは、1.5%程度の差がありました。その中から5年間金利固定のもので一番金利が低くて、繰上げ返済の手数料が安い金融機関で住宅ローンを組むこととし、とりあえず相談に行きました。

なお、5年間金利固定の物を選んだのは、次の理由によります。
3年固定と5年固定ではさほど金利の差がないのに対し、5年固定と10年固定では、10年固定の方が倍程度金利が高い状態でした。確かに金利は最低水準にあると思いましたが、今後、景気が良くなって金利が上がるリスクと、不況が長期化して、金利が低いままのリスクと両方があります。金利の先行きがよくわからないので、とりあえず金利の低い方で、5年間様子を見るほうが、より、リスクが少ないと判断しました。まあ、結果的に5年後金利が高くなっていた場合は、自分の判断が甘かったとあきらめるほかありませんが、そうなりそうなときは、状況を見ながら対策を打つ時間的余裕はあります。


意外とあっさり

窓口で住宅ローンを組みたい旨話すと、担当者が出てきて、いろいろ説明をしてくれます。そして、後日必要な書類をそろえ、提出すると、実際に土地があるので、たいした審査もなく、割と簡単にローンを組むことができました。そして、実際に、建築が始まった頃には、融資の実行を受けることができました。


住宅ローン反省

現実には、私が借入を行って数ヵ月後に、一旦、住宅ローン金利は上昇する気配を見せました。「私の判断は正しかった!」と鼻高々となったのもつかの間、上昇気配はすぐになりを潜め、逆にさらにもう一段低い水準のものさえ現れました。これは、それまで企業への貸付で資金を運用していたメガバンク等が、個人住宅ローン市場での資金の運用に力を入れ始めたことも大きいようです。専門家と言われる人の書いた記事の中にも、「近いうちに金利は上がる」と書いていた人がかなりあったので、金利見通しというのは、本当に難しいものだなあと感じます。

今、金利をざっと調べてみたのですが、金利だけ見ると、高いものと安いものとの差が2%以上に開いていました。中には1%を割っているものもあります。もちろん、金利が固定される期間や各種手数料の額も、各社でいろいろです。

実家を建替えるので土地取得が必要なくなった分、借入額が抑えられ、しかも、土地の評価額内でなんとかおさまったことなどから、私は、そんなに詳細な検討をせずに住宅ローンを組んでしまいました。今は金利も多様な分、それに付随する条件もいろいろあるようです(例えば、給与振込口座を開設すると優遇金利となるなど)。給与口座を変えると、クレジットカードの利用代金、各種料金の引き落としなどにも影響がでます。いろいろな影響も考慮した上で、住宅ローンを決定されるようお勧めします。
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