不動産の基礎知識 住宅取得日記

住宅取得日記

第67回
 借入金完済へ向けて
挿絵
まずは、繰上返済から

前回書いた通り、一見無謀とも思える妻の返済計画を少し抵抗はしてみたが、取り敢えず受け入れることにして、炎の返済計画はスタートした。
ベースとなる考えは、纏まった資金ができれば繰上返済を行うといったことである。
でも、今回の住宅売却から購入までの計画を進める上で、手持ちの資金は限りなく“0"に近いものになっていた。
ましてや、4千万円以上の莫大な借入である。月々の返済もかなりあり、
「一体どうやって繰上返済する為の資金を貯めるのだろうか?」
と、正直、自分でも少し疑問に思ったが、妻と話し合って何とかいけそうと判断したのでした。
では、具体的にどのように資金を貯めたのかと言うと、
私も最初そうであったが、人間はともすると楽な方へ考えが行きがちで、
「お金が余ったら、貯めよう!」
と、多くの人は考えると思う。
しかし、この考えがくせ者で、大概の人は、
「今月は、ちょっと赤字気味だから...」
「ちょっとおいしものでも食べようか...」
などと理由をつけて使ってしまうのが世の常。
そこで、最初から無い物と考えるのが一番との結論から、給与天引きで強制的に貯められる、財形預金を利用することにした。
月々数万円、ボーナス月に+αすれば、1年でかなりまとまった金額になるのです。
これを原資に繰上返済をすることにしたのでした。
やり始めてみると、かなりきついと感じる時もありますが、お金が無いなら無いなりに工夫をするのが人間でして、以外と何とかなる(なった)というの本音のところ。

繰上返済1回目

そんなこんなで、入居から大体1年たったころ、資金もそこそこ貯まってきたので、繰上返済を行うことにした。
自分で貯めた分と妻が貯めた分を合わせると、ちょっとした車一台分が新車で購入できるくらいになっていた。
「我ながら良く貯められたなあ。」
と、つくづく感心したものでした。
手続きは、それほど手間ではなく窓口となっている金融機関へ連絡し、いつ幾らくらい返済したいと申し出ると、その条件にあわせてシュミレーションしてくれるのです。OKであれば、一度だけ手続きに銀行へ行く必要はありますが、何時間も掛かるものではなく、以外と楽なものでした。
ここでのポイントは、

?@どの部分から返済するのか
?A期間を短縮するのか、或いは月々の返済額を軽減するのか

具体的に言いますと、公庫の借入には、通常分と特別分があります。
我が家もその2つをフルフルに借り入れていたわけで、金利も特別分の方が1%高くなっていました。
そこで、我が家ではまず特別分を優先し、期間を短縮することを選択し、繰上返済を実行したのでした。これにより、返済期間がぐっと短縮され、支払利息もぐっと軽減される効果を得ることができたのでした。
その他、うれしい悲鳴がもう一つ。繰上返済をすると、当初預けていた保証料の一部が返還されるのです。借入金残高に応じて保証料は決まるので当然といえば当然なのですが、全く予期していなかったところに、何万円かのお金が返還されてきたときは、少し得した気分になったものでした。庶民ですね。
このように最初の繰上返済を実行したのでした。
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