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■ 限度額がアダに
なんとか書類を書き終え、ハンコも押しまくり、ふう…と一息ついていると、担当の人が別の書類を見ながら、「あ、これこれ、ちょっとまずいんですよね」と不穏な発言。「な、何ですか?」とビクビクしながら聞くと、「きなこさんは限度額が150万円のカードをお持ちですね」といいます。 一瞬、私が知らないところでカードローンに残金が150万円あるのかと思いましたが、どうも長年加入しているクレジット・カードのことのようです。
私はもともと借金が苦手なタイプなので、カードでものを買うことはめったにないのですが、デジタル時代の現代では、決算には何かとカードを利用する必要がでてきます。 そのカードでは、パソコン通信の時代のニフティ・サーブの利用料に始まり、毎月少額の決済がありました。 低額ではありましたが、15年くらいず〜っと使っていたせいで、キャッシングできる金額もかなり高額になっていたのでした。
どうもその金額がマズイというのです。つまり、こちらの○○金庫で3800万円もの大金を借りたあと、返済がうまくいかなくなって、ついカードで150万円借りてしまい、その結果、私が破綻してしまっては○○金庫としても困る、ということです。 ローンを借りるのにカードがジャマになるなんて、初めて知りました。
■ 解約証明書をファクス
「このカード、やめてくださいね」と担当の人は事務的に告げます。 「え〜、プロバイダの引き落としに利用しているし、困るんですが…」とささやかに抵抗してみたものの、許されるはずはありません。私がカードでキャッシングしないという確証はないのですから。 不動産屋さんも、にこやかですが、でも眼光鋭く「やめましょう」といいます。私はしぶしぶ「わかりました…」と答えました。
会社員と違い、私のような自由業になると、信用がないのでカードを簡単に作れません。これからプロバイダの料金をどうやって支払おうかと悩みました。 でも、以前あるファッションビルがオープンしたとき、1000円のお食事券という景品につられて作ったカードにクレジット機能もついていたことを思い出しました。 確認するとまだ使えるというので、プロバイダの引き落としをそちらに変更することができました。
次に長年愛用したカード会社に電話して解約を手続きし、お願いしたら速やかに解約証明書を送ってくれたので、それを○○金庫にファクスで送信しました。
後日、不動産屋さんから、無事にローンの内定を得ることができたという連絡が入りました。
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