不動産の基礎知識 住宅取得日記

住宅取得日記

第28回
 半面教師にしてください
挿絵
反省しきり

前回、不動産屋さんに言われるまま信用情報なるものを取得し、愚かにも開示してしまった私ですが、後にある事件をきっかけに弁護士の先生から、通常、信用情報のような機密性の高い個人情報は第三者に開示すべきではないと言われ、自分の無知と愚直さに大きなショックを受けました。

何でそんな馬鹿なことをしたのか、普通の良識のある人ならそんな要求には応じないと言われたようで、恥ずかしさのあまり絶句してしまいました。


建て前の裏にあるもの

今の私なら、住宅ローンを申し込むのに信用情報が必要なわけないことくらい分かるのですが、当時はローンなんて組んだことがなかったので知識が全くなかったのです。
ローンの申込み時に一緒に添付して出さなければならないと勝手に誤解していたのです。

不動産屋さんが言うには住宅ローンの申込みで確実に審査が通るように、お客様ごとの信用情報を正確に把握したいということでしたが、結局のところ客がどんなに口頭で「借金はねー」とか「ブラックじゃねー」とか言ったところで、「おめーらなんか信用ならねー、身の潔白をきちんと書面で証明しやがれっ」ということだったんですね。

私はバカ正直にもこの不動産屋さんを信用していたのに、自分は信用されていなかった・・・これもまたショックなことでした。


くたびれ儲け

この信用情報、取得する為には3つの機関を回って面談を受けなくてはならないため、1日掛かりの大仕事なんです。
しかも平日に限られているので、会社員である私はどうしても都合がつかず、郵送で済ます事にしたのですが、その場合は住民票と印鑑証明が必要な為、結局は仕事を抜けなければならなかったのです。

郵送の場合は他に手数料として小為替も必要で、お金と労力を使ってしなくてもいい事をしたと知った時には、自分に対してわなわなと怒りがこみ上げてくるのが分かりました。


プライバシーの侵害

後悔先に立たずですが、今なら信用情報の開示に対しては拒否したでしょうし、
それでもなお迫ってくるようであればプライバシーの侵害を盾に戦えたでしょう。

信用情報を開示すること自体は個人の判断で、悪い事だと言っているわけではありません。
問題なのは、私のようにきちんと内容を把握しないままに流されてしまった点にあります。

恥を承知で、これだけはどうしても伝えたかったのです。
これから住宅取得をお考えの皆さんに、このような私の軽率な行動がどうか反面教師になりますように・・・。
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