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■ 失敗はつきもの?
屋根のスレートが割れてから数日後、仕事から帰ると建築現場の景色がいつもと違っていました。 玄関横に、コンクリートブロックが積まれていたのです。 以前にもお話ししましたが、味気ないただのグレーではなく、いわゆる化粧ブロックといわれる物です。 外壁と玄関タイルの色に合わせて選んだつもりでしたが、どっちつかずなちょっと中途半端な色。 失敗とは言いませんが、もう少し濃いめの色でもよかったかなぁと思ってしまいました。 建築用の見本を見るのと、実物はやっぱり違います。 こういうちょっとした後悔というのは、つきものなのかもしれません。
そう考えている頭の片隅で、何かがおかしい・・・と考えている自分がいます。 でもそれが何なのかすぐには思い出せません。
■ 記憶をたどる
寒い中建築現場の前に立ってよくよく考えてみると、ブロックの柄が違うんです。 私が選んだのはブロックの中心に縦のラインが1本入って柄が正方形になった物。 目の前に積まれているのは、縦に3本ラインが入って、細長い長方形の柄になっています。
サロンでの打合せを振り返ってみても、ブロックを選んだときインテリア担当のSさんに「これを選んだ人ははじめてみました」と言われたし、今目の前にある最もポピュラーなブロックより色数が少なかったために、希望する色があるかどうか調べてもらうのにしばらく待たされたことも覚えています。
やっぱり絶対に間違ったブロックで施工されてしまっているんです。 現時点ではまだ家の前だけですが、今後他の道路に面した基礎の周りに花壇を作るためにぐるっと施工されます。 自分が選んでいないブロックが家の周り中にある・・・考えたくない光景です。
家に入って母に確認すると、母は何を選んだかも覚えていないとのこと。 いつもの打合せならHさんが立ち会ってくれていて、内容を懸命にメモしてくれているのですが、あの時に限っては途中で退席していて、メモも残っていません。
ああ、柄が違うくらいで大騒ぎしても取り合ってもらえないかもしれない・・・ そう思うと、ちょっと絶望的な気分になりました。
■ さすがは大手?
それでも泣き寝入りはしたくないので、勇気を出して工事担当のTさんに連絡をしてみました。 「サロンでSさんと打ち合わせて決めたブロックと、今日施工されたブロックの柄が違う気がするんですが・・・」 「え?本当ですか・・・」 電話口でTさんが絶句しているのがわかります。 何と返事を返されるのか、私もドキドキしています。
次の瞬間Tさんから出された言葉は、 「至急、正確な品番を調べて発注し直します。材料が届くまでしばらく時間がかかりますが、必ず直します。」でした。
ラインの数が3本か1本の違いなんだからそのくらい我慢しろよ・・・とでも言われるかと思っていましたが、あっけにとられるくらい誠実な対応でした。
その後30分と置かずに営業のHさんからもお詫びの電話がありました。 こちらが申し訳なくなるくらい謝ってくれた後、「みなさん必ずと言っていいほど3本ラインのブロックを選ばれるので、いつも通りだと思って発注してしまったようです。」 とちょっと余計な一言。
何かこう言われるとまるで私がすっごく変わった人みたいだと思いませんか? まあ、変なところにこだわっているのは確かですが・・・
ミスはないのが一番です。 でも、今回の対応でE社を選んだのは間違いではなかったなぁと思いました。 そして、いろいろな打合せは、ついつい記録が疎かになりがちですが、メモ程度でもいいので、しっかり残しておこうと思いました。
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