不動産の基礎知識 不動産講座
連載4 Vol.8
 所有と利用の考え方を整理する

不動産の「所有」と「利用」の関係についてお話します。

◆1.不動産は「利用」するために「所有」する
住宅にはさまざまな所有形態がありますが、どの住居形態をとっても「住む」すなわち「利用」することが目的です。
言い換えると住宅を「利用」するために、住宅を買ったり、借りたり、土地を買ったり、借りたりしているのです。
そして、その「利用価値」にお金を払っているのです。

◆2.利用する価値が高い、低いは何で決まるのでしょうか
利用する価値が高い、低いは概ね以下の要素で決まります。図で示すとこのようになります。

 ・ 利用できる時間(Time)
 ・ 利用できる範囲(Area)
 ・ 利用するための制約
この図で見ると当然Aのように利用できる期間が長く、制約が少ないものは利用価値が高く、当然財産価値も高くなります。
これに加え利用できる範囲が広くなればなるほど更に価値は上がります。

◆3.所有形態と利用価値、財産価値
所有形態ごとにそれぞれ右の図に当てはめてみます。「住まい」はどこに当てはまるでしょうか?考えてみてください。

この観点で考えると概ね、この図のように所有権の一戸建て住宅が一番利用価値が高く、定期借地権マンションが低くなるのではないでしょうか。財産価値=購入価格と考えてもよいでしょう。

◆4.ライフスタイルに合わせて
どれがいい、悪いではなく、住宅購入を検討する際には、前述した利用価値と財産価値の関係を頭の片隅に入れておけば何となく頭の整理がつくのではないでしょうか。
自分のライフスタイルと利用価値、財産価値をオーバーラップさせてみてください。
人によっては、利用時間なんて自分が生きている間、子供が独立するまでの間で充分と考える人がいるかもしれません。





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