不動産の基礎知識 不動産講座
連載7 Vol.6
 計画道路とは

今回は「計画道路」についてお話します。 計画道路とは、都市計画によって定められる「新たに道路をつくる計画」です。道路予定地に土地をもっている人、あるいは購入予定の土地に道路計画が含まれている場合はどうなるのでしょうか?

◆1.計画道路とは
計画道路とは都市計画によって定められる「新たに道路をつくる計画」のことです。行政が主導となって地域住民が生活しやすいように「この辺に道路をつくろう」また「この道路を広げよう」という計画です。
この道路計画に含まれている土地は、利用の制約を受けることになります。道路の計画は、その町の市役所、区役所などで調査することが可能です。 計画道路には2種類あり「現段階で計画中の計画道路」と「いよいよ計画に基づいて道路をつくる、あるいは、すでに道路をつくり始めている計画道路」があります。このどちらの計画道路かによって土地を利用する場合の制限が異なります。

●2種類の計画道路

1. まだ、計画の段階であり、具体的にいつごろ事業に着手するか決まっていないもの
(重要事項の説明書では「計画決定」と記載されます)

2. 既に事業に着手しているもの、着手することが決まったもの
(重要事項の説明書では「事業決定」と記載されます)

◆2.計画道路がある土地の利用制限
道路計画があるということは、「遅かれ早かれ、いつか道路をつくりますよ」ということですから、実行に移ったときには、極力スムーズに計画が進むように、計画道路予定地内に建物を建てる場合には必ず都道府県知事に許可を求めなければなりません。
つまり、都道府県知事が許可したもの以外は建築できないこととなりますし、許可されないこともあるということです。


◆3.計画道路内で建築が許可される建物
計画道路がある土地に建物を建てる場合は、都道府県知事の許可が必要です。
建物の建築が許可されるかどうかわからないというのは非常に不安なので、建築基準法ではこの不安を少しでもやわらげるために、「こういう建物だったら原則許可しますよ」という条件を定めています。

●計画道路内で建築が許可されるための条件

1.

まだ予定の段階であること(具体的に事業着手の予定がない「計画決定」)
2. 都市計画に適合した建築物である
3. 以下の要件を充たし、容易に移転または除却できる建物であること
 ・2階建て以下で地階がないもの
 ・主要構造部分が木造・鉄骨造等であり、鉄筋コンクリート造などの堅固な建物でないこと


このように、道路計画が実行されるときに、比較的容易に移転、除却できるものであれば、基本的に許可されることになっています。

◆4.許可されなかった場合
万が一、建築の許可がおりなかった場合はどうなるのでしょうか?
計画道路予定地は、遅かれ早かれ、買収されることになりますので、建築許可がおりなかった場合は、都道府県知事、あるいは事業施行者に対して、不動産の時価での買い取りを請求できることとなります。


このように、敷地内に計画道路が入っている場合は、多くの制約を受けることになりますので注意が必要です。





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