不動産の基礎知識 住宅取得日記

住宅取得日記

第16回
 住宅ローンを申し込む
挿絵
あといくらかかるのか

審査で手間取ったが、やっと住宅ローンを申し込む日が来た。
新居に近い銀行の支店で申し込みをする。

不動産屋の営業さん、ローン担当の方と挨拶して説明を受けた。

まず、私の住宅購入にかかる費用の全体だが、試算でこのくらいになる。

 物件価格:2380万
 諸費用:約200万 ⇒ 全体で 2580万
 -----------------------
 頭金(契約金として)100万支払い済み
 残り2480万

物件価格分の2380万は、1本の住宅ローンを組む。
2380万の住宅ローンを組むことにした。物件価格の100%になる。
提携ローンということで100%の借り入れが可能ということらしい。
残り100万の諸費用分は、諸費用ローンということで最初考えていて、
審査申し込み時に2本分のローン申請をしていたが、詳しい試算をもらうと、
諸費用ローンの金利はなんと6%以上。高い!2本は組みたくない。
この後の引越や、リフォーム、家電の購入などもお金がかかるので、
貯金を全部使ってしまうことはできないが、これは今払っておかないといけない。
『親から借りたら?』と同僚が助言してくれたが、契約まで進めておいて、
親には一言も言っていない。
引越もろもろはボーナスを充当することでしのぐことにして、定期を崩した
残り100万で諸費用は払ってしまうことにした。
貯金はもうほとんどないが、これから働けばまたできるだろう。
とにかく、今必要なものを払ってしまおう。

変動・固定 さてどっち?

最初はこの銀行に口座をもってないので、口座の開設から。
これは何度もやっていることなので、さらさらと記入。

次は、事前に出しておいた内容の確認をして、ローンの組み方を選ぶ。
借り入れ利率一覧をもらっていたが、実際はどれにしたらいいか
よくわからないので、説明をききながら決めることにした。

このときの利率は変動が年2.3%、固定特約2年2%、3年2.25%。
5年以上のものは2.5%と変動より利率が高くなる。
30年固定のものはなんと4.3%。
これから先、世の中の景気が良くなって金利が上がるのであれば、
30年固定を選ぶのだろうが、それはあまり現実的でない気がする。
数年で見なおせる金利の安い固定特約を選ぶことにした。
2年か3年か、どちらにしようかと考えたが、特約年数期間が終わり、
特約の契約更新に更新費用が2万かかると説明された。
手数料2万も!いろいろと取られるものなのだな〜。
繰り上げ返済のことも考えているが、もちろんこれにも手数料2万。
だまっていれば、変動に移行してしまうそうだが、数年後にまた固定特約を
選ぶことになるだろう。2年後よりは3年後のほうが少し余裕もあるだろうか、
というとで、3年特約タイプで行く事にした。
そして、提携ローンの強み! 金利優遇が0.75%。完済まで適用とのことで
全部の金利からマイナス0.75%となる。これは大きい!
長い返済期間なのだし、当初は様子見ながら返していこう。

月々の支払いは73456円。まさに家賃並!と言いたいところだが、
これに管理費、修繕積みたて金が追加になる。

『次はこちらをお願いします。』

成年後見制度という書類が配られる。
痴呆性、知的障害、精神障害などがある方を守るための法律だが、
ローンの契約をするにあたって、本人の意思できちんと契約したものであり、
その時の状態は正常であった、ということを誓約させるものらしい。

支払いの義務は何があっても免れないんだ、ということなのだ。
ほ〜。名前を書いて、印鑑を押した。

『団体信用保険の加入用紙です。』

私が死んでしまった場合は住宅のローンが完済される、ということね。
本人いなくて、家だけ残るのもおかしいけど・・。
ま、何かあったときに、迷惑かけることのないようにしとかないと。
これにも名前を書いて、印鑑を押した。

『こちらは火災保険の資料になります。引渡しの際にご契約できますので、
 ご検討ください。』

地震や火災の時の保障だが、種類も3種類くらいある。
金額もだいぶ違うし、これはあとでじっくり見てみよう。

『こちらは火災保険の資料になります。引渡しの際にご契約できますので、
 ご検討ください。』

ここでやっとローンの申し込みが完了。
不動産屋の営業さんと銀行を後にした。

リフォームする?

駅までの帰り道。
営業さんがぼそっと切り出した。

「リフォームはどうされますか?」

賃貸だと部屋はすぐ住める状態で入居できるが、購入した場合は、
クリーニングやリフォームは自分でやることになる。
リフォーム済み、と売り出されているものについては、たいがい古めの物件で、
売主さんがきれいなものをできるだけ良い価格で売りたいと思うから手を
入れるのであって、築浅のものではほとんど買った方が手を入れることになる。

物件を見たのはもうだいぶ前だし、どうしたものかよくわからない。
どこにリフォーム頼んだらいいかも良くわからないし。

「系列のリフォーム会社のものを同行させて、もういちど内見されますか?」
提携ローンに引き続き、またもや不動産屋さんの紹介であるが、
見積もりも何も取っていないことでもあるし、すすめにしたがって、
もう一回見に行くことにした。

「それでは、内見の日程はまたご連絡します。」
よろしくお願いします、とおじきをして、営業さんとわかれた。

内見したり、契約したり、けっこう大きなことがどんどんと進んでいるのだが、
どの場合も営業さんが必ず同行してくれている。
次はこれ、その次はこの準備をして、こうです、と的確な指示が都度ある。
ひとりでもそんなに気負わずこれたのは、営業さんのおかげもあるかも、
と後ろ姿を見て思った。

さて、次は入居時のあれこれを片付けていかなくては!

次回へ続く
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