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■ ダンボール到着
引越1週間前。引越屋さんがダンボールとビニールテープを届けてくれた。 30枚のダンボールは侮れない。 台所の壁に立てかけると、かなりの分量で、壁いったいが埋まった。
今日から、ひとつひとつ荷物を詰めていく。
左にダンボール、右にゴミ袋を置いて、まずは、食器棚から。 使い込んで欠けた食器、汚れすぎたものは この際処分することにした。 こうやって見ると、一人暮ししてからずっと使ってきた食器がかなり 残っている。意外と割れないものなのだ。 中皿は金のプリントが剥げているので、捨てることにしよう。 ドラえもんのコップ発見。懐かしい。キリンバヤリースのジュースに くっついていたヤツだ。もう、使わないかなぁ。捨て捨て。 10年前の一人用ポット。外側が茶色に変色している。これも捨て捨て。
旅行に行った時、釜元で気に入って買ったお茶碗。箱に入ったままだ。 新居で使うことにしよう。ダンボールへ。焼き物が好きなので、 こういう物体が結構出てくる。新居で使うようにしよう! 好きな器でごはん。わーい。いいなぁ〜。
一回も使ったことがない蒸し器登場。考えた末、ダンボールへ。 土鍋も大小二つ。小さいのは使い込まれていて、外側真っ黒。 二つは持っていけないので、大きいものをダンボールへ。 ちび子鍋で、うどんを煮て食べたなぁ。今までありがと。
うン年前のものかわからない昆布。カビてしまったひじき。 乾物がいろいろ出てくる。CMの『日付が昭和です。』の気分だ。 さすがに昭和とまて古くは無いが、干からびた遺体のようなやつが 奥から出てくる・出てくる。 うぎゃ〜。私が悪かった。もっとちゃんとしてれば。 乾物なだけに、しまいこんで忘れ去ってしまったのだ。
迷わずゴミ箱行きに。ダンボールよりも、ゴミ袋の方がいっぱいに なっていく。どういうことよ!?実は、ゴミと暮らしていたのかも。
■ ヤツとの戦い
奥の箱をどけると、その時『何か』が動いた。 黒い照り返しのあるその姿。ガサガサガサ〜〜。。 やっぱりいたか!うぎゃ〜。 音を聞いただけで見がすくむ。ゴキブリめ。
商店街の中とあって、ここは本当に沢山でるのだ。 毎年毎年、暖かくなるにしたがって、『ヤツ』との戦いが始まる。 ホイホイ、コンバットは毎年の必須アイテムとなっていた。 しかし、それだけでは防げず、シーズン中は最終兵器を部屋のあちこちに 用意していた。 レンジの横にさし込んであった、新聞紙を筒状にまるめたものをすっと取り出した。 確実に息の根を止めるには、やはり最後はこれしかない。 ここで逃がすと夜にまた出てこられたりしてはやっかいだ。 何度か逃がしたやつが、夜出ててきて、顔に貼りついたことがあったのだ。
絶対に絶対に逃がさない。逃がしてたまるものか。
触覚が前後に動く。じっと見据えると、ピタリと止まる。 その瞬間だ!。バン! ぎゃ、こっちきた。 バン!バン!バン!バン!
動かなくなった。トイレットペーパーで包んで持ち上げて、 そのままトイレで流す。黒いヤツが吸い込まれていった。 浮き上がってきたら嫌なので、さらに洗面器で水を流す。 ふ〜 終了。
思わぬところで、時間を取ってしまった。
もうヤツとは会いたくないが、まだまだダンボールはいっぱいあるし、 戸棚はちっとも片付いていない。
ああ、ぐったり。
次回へ続く
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