日本損害保険協会

耐震特集パート2
地盤について

地形断面概念図
地形断面概念図

一般的に洪積層(こうせきそう)は、建物を支える層としては好ましいとされています。
日本の地盤には大きく、約1万年前以降にできた沖積層(ちゅうせきそう)、それ以前にできた洪積層(こうせきそう)の2種類があります。それぞれの性質は異なり、また同じ層であっても地域ごと・場所ごとによって、地層や砂質にも違いがあります。

一方地形も、「台地」「谷地」「埋立地」などに分類され、それぞれに様々な特徴があります。例えば「台地」の場合、他の地形よりも高台にあって、地盤はおおむね良好であることが多いのが特徴です。「谷地」は、土壌が河川の堆積物等によって形成されているため、比較的軟弱な地盤であることが多め。「埋立地」とは文字通り、もともと海だったところなどを埋め立てた土地のことで、その強度は埋め立てに使用された土の性質や、工事の精度によっても異なります。
このように、地盤の性質によって建物を建てるのにふさわしい土地と、そうでない土地とを傾向論的に分けることはできます。
ただ建物を建てるときに重要なのは、その地盤を2元論的に評価することより、「地盤調査などによってその土地の性質をきちんと把握し、それに対して地盤改良や地盤補強など、どういった対策を施すのか」ということ。つまり、「地盤の現状把握」と「それに対する適切な地盤対策」いずれも、総合的に判断する必要があるのです。

そのため現地周辺に赴き、近隣にお住まいの方に話を聞いてみるのは非常に有効でしょう。その地域に長くお住まいの方は、その土地の歴史や変遷について詳しい可能性が高いものです。
また、地元の図書館や都道府県庁、市区町村役場の情報コーナーなどには、土地の歴史や地盤に関する資料が置いてあることも多いため、ぜひ確認してみましょう。



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