スキップフロアって後悔する？住人が語るメリットデメリットと間取り実例

ここではスキップフロアとは何かや、スキップフロアのある間取りに実際住んでいる方の声、スキップフロアを活用した間取りの実例を紹介します。

• スキップフロアとは？
• スキップフロアで後悔した？デメリットをスキップフロアの住人にきいてみた
• スキップフロアのメリットは？
• スキップフロアの間取り実例を紹介
• スキップフロアの家で憧れをかなえよう！

スキップフロアとは？

スキップフロアとは、1つの階層の中に複数の高さのフロアがある間取りのこと。「ステップフロア」とも言われているそう。

写真のように、同じ階層の中に複数の高さの床があり、部屋や区画によって天井の高さが変わる間取りのことをスキップフロアといいます。

スキップフロアを取り入れた間取りは、使える床面積が増えたり、収納が増えるなど、空間を有効に活用することができます。
また、斜面の上に家を建築する場合、勾配によって生まれる床面の高さの差をスキップフロアを活用することで解消するケースもあります。

家全体を1つの吹き抜けのようにして、2階建てなのに、4～5層の床面があるような間取りもあるんですよ！

平屋でもスキップフロアはあり得る？

平屋でもスキップフロアを取り入れられるのでしょうか？
結論、平屋でもスキップフロアの間取りは可能です。

スキップフロアは別名「小上がり」とも言われており、写真のように平屋の中にも取り入れることができます。こちらの場合、和室をスキップフロアにしていますね。
和室の下の部分に収納をつけて、スキップフロアならではの空間利用をしているケースもあります。

スキップフロアで後悔した？デメリットをスキップフロアの住人にきいてみた

スキップフロアと検索すると、「スキップフロア 後悔」というキーワードが出てきて、びっくりした方、いませんか？
スキップフロアはそれくらい賛否両論分かれる間取りのよう。
ここでは、今回アンケートを取ったスキップフロアに実際に住んでいる人の声から、「スキップフロアで後悔しているポイント」を紹介します。

スキップフロアの後悔ポイント１ 空調が行き渡らない

空調にコストがかかる、空調が回らないので季節によって活用できない場所があるという声がとても多く寄せられました。
シーリングファンを設置したり、各フロアごとに空調を用意したり、床暖房の導入を検討したり、高断熱・高気密住宅を検討したり等で、こちらのデメリットは解決できそうです。

スキップフロアの後悔ポイント２ 階段が多すぎて危険

スキップフロアは階段が多い間取り。そのため、高齢者やお子さんがいる家庭では注意が必要です。スキップフロアのデザインによっては階段に壁がなかったり、段差が急だったりすることもありますので、事前に確認しておいた方が安心でしょう。

スキップフロアの後悔ポイント３ 掃除が大変

スキップフロアは掃除が大変という声も多く寄せられました。お掃除ロボットが使えない点に加え、「掃除機を持って階段を移動するのが大変」「天井が低いフロアは掃除する体制がキツイ」という声も。
掃除機を軽量でコードレスのものにする、各フロアごとに掃除道具（クイックルワイパーなど）を設置するなどの解決策が考えられrます。

スキップフロアの後悔ポイント４ 施工のイメージを共有するのが大変

スキップフロアは、立体的な間取りなので平面図ではイメージがしづらいものです。スキップフロアをマイホームに取り入れる場合は、スキップフロアに強い施工業者を探すのがおすすめです。平面図だけではなく、立体的な３D間取り図などを駆使してもらい、イメージをすり合わせるようにしましょう。

スキップフロアの後悔ポイント5 間取りの活用が難しい

スキップフロアは間取りの活用が難しいという声も多かったです。スキップフロアは珍しい間取りなので、使い慣れるまでに、時間がかかることも。インスタやブログなどで上手にスキップフロアを活用している方の実例を見て、参考にしてみるのもいいかもしれません。

スキップフロアの後悔ポイント6 音や匂いが漏れる

壁がないスキップフロア。音や匂いの漏れも気になることが多いよう。換気をよくする、寝る場所や作業場所は壁を作っておくなど、施工時から利用シーンのイメージをしておくとよいでしょう。

スキップフロアのメリットは？

スキップフロアのデメリットを見てきましたが、もちろんメリットもたくさんあります。こちらも、実際に住んでいる方の声を紹介します。

スキップフロアのメリット1 空間を広く使える

スキップフロアのメリットは狭い部屋でも空間を有効活用できるところ。空間の広さには満足度が高いようです。

スキップフロアのメリット2 家族を近くに感じられる

家族を身近に感じられるのもスキップフロアのメリットです。スキップフロアはお互いの気配を感じやすいので、コミュニケーションが活発になりやすいようです。

スキップフロアのメリット3 隠れ家的な雰囲気を味わえる

意外と多かったのが「隠れ家的でワクワクできる」という意見。確かに子どもの頃って、天井が低い場所や、押入れの中やベッドの裏など、ちょっと隠れ家みたいな場所が好きでしたよね。そういうワクワクを家の中に取り入れることができると、毎日が楽しくなりそうです。

スキップフロアのメリット とにかくおしゃれ！

スキップフロアの家に住みたいと思う一番の動機は、そのおしゃれさではないでしょうか？スキップフロアを間取りに取り入れれば誰を呼んでも自慢できるような家になること間違いなしです。

スキップフロアの間取り実例を紹介

それでは、スキップフロアを取り入れた間取りの実例を紹介します。

スキップフロアを子ども達の遊び場として活用

２階建５LDKに、ご夫婦とお子さん2人の4人家族でお住まいの@nicohooomeさんのお宅にあるスキップフロア。クリスマスの飾り付けがかわいいですね。スキップフロアの下は子どもたちの遊び場として活用されているそう。

こちら１スキップフロアの階段。壁紙とカーペットのコーディネートが素敵です。いつも、お子さんのおもちゃで賑わっているそうです。

スキップフロアを生かしたキッチン・ダイニング

2階建ての2LDK＋ロフト✕2という間取りのお家に、ご夫婦＋2人のお子さん4人でお住まいの@nao_moku2さん。
こちらはダイニング・キッチンがスキップフロアになっています。木の筋交いがオシャレさですね！

こちらはダイニングキッチンと隣り合ったリビング。LDK合わせて15畳だそうですが、リビングは5畳くらいの広さだそう。
スキップフロアと大きな窓のおかげで、広々とした印象の空間になっています。シンプルなインテリアもおしゃれです。

狭小地なのに3階建てにしなかったのは、準防火地域なので3階建てにすると防火上梁や柱をそのまま見せることが出来なくなるため。
総面積は狭くなりますが、木の温かみや#吹き抜け での空間の広がりを優先して2階建てを選びました。
吹き抜けと#スキップフロア のおかげで実際の広さ以上の開放感は感じます。
@nao_moku2さん

こういう体験談は本当に貴重です。参考になります。

スキップフロアの家で憧れをかなえよう！

ここでは、スキップフロアの意味や、メリット・デメリット、スキップフロアの間取りの実例などを紹介してきました。
マイホームを計画する中で、スキップフロアを検討している方は、メリット・デメリットがいろいろあって悩んでしまいそうですが、せっかく建てる自分の家、ぜひワクワクする家造りを計画してください！