【画像1】

意外と大変な転校手続き

小中学校の転校というのは、ただ学校を変わるだけではありません。わりと面倒な手続きがついてくるうえ、シューズ、バッグ、運動着、新しい教科書などを新たに揃えなければならず、準備に膨大な時間がかかってしまいがちです。しかしここで、「ただでさえ引っ越しで大変なのに!」と思わずに、自分では住む場所を選択できない子どもの気持ちを考え、しっかり頑張りましょう。

転校のおおまかな流れ~引っ越しまで~

引っ越しに伴い転校が必要と分かったら、なるべく早く現在在籍している学校側へ連絡を入れます。新年度に伴う転校の場合は、クラス編成にとって大事な情報となります。よってどこへいつ引っ越すのか、転校先はどの学校かということが確定していなくても一本連絡を入れることが重要です。また、この連絡により、学校側は必要な書類を揃えてくれます。

引っ越し先と期日が確定したら、最終登校日を伝えましょう。また、引っ越し先の教育委員会へも連絡してしまいましょう。転入の予定があることと子どもの学年を伝えれば、通うべき学校の名前を教えてくれるはずです。さらに、今後の手続きと流れについて説明してくれますから、きちんとメモを取ることを忘れないでください。

そして、教育委員会から教えてもらった学校へ連絡を入れ、転入したい旨を伝えます。その際に、初登校日とすべき日にち、持ち物について確認します。

最終登校日までに、子どもの荷物が学校に置いてある場合は、余さず持って帰れるようチェックしておきます。転校までに時間がある場合は、差支えのないものから持ち帰ってくるよう促すほか、最終日には大きなバッグを持参して親が学校まで迎えに上がり、全てのものを持ち帰られるよう用心しておけば安心です。

最終登校日までに、現在通っている学校側からは「在学証明書」と「教科用図書給与証明書」が渡されます。のちに必要となる書類なので、きちんと保管しておきましょう。

転校のおおまかな流れ~引っ越し後~

【画像2】

引っ越しが完了したら、市区町村役場で転入届の手続きをします。このとき、子どもの転校手続きをしたい旨を伝えてください。手続きを行う教育委員会の場所や、持ち物を教えてもらえます。新しい住民票が必要になる場合は、このタイミングで発行してもらいましょう。

教育委員会は、たいてい役所内か、近隣の建物内にあります。その足で教育委員会へ出向き、「在学証明書」と「教科用図書給与証明書」を提示して「転入学通知書」をもらいます。以上の3点を転校先へ提出すれば、転校手続きは終了です。

大人だけの引っ越しであれば、転入届は2週間以内に済ませれば差支えのないものです。しかし、子どもがいる場合は、転入届が遅れると、それに伴い転校日がどんどん遅れてしまいます。引っ越し後は、何を差し置いても、まずは役所へ行くことが肝心です。

とにかく子どもがリラックスできる環境をつくる

教育委員会から「転入学通知書」をもらったら、転校先の学校へ連絡し、アポイントを入れます。転校初日までに子どもと一緒に来訪し、書類を渡すとともに挨拶できればベストです。できれば担任の先生にも同席してもらい、子どもが不安な点を直接質問できるといいでしょう。

友人関係、勉強関係と不安だらけの転校ですから、親はできる限り子どもがリラックスできるような環境をつくってあげることが大事です。制服や体操着、シューズなどはなるべく早く買いそろえ、子どもが不便を訴えることのないよう注意します。

まとめ

出向かなければならないところがたくさんあり、意外と大変なのが転校手続きです。しかし、一番大変なのは子ども自身であることを忘れないようにしたいものですね。

特に転校後は何かと忙しくなりがりですが、学校からの配布物は見落とすことがないようにしたいですね。学校からのおたよりを管理するには、ニフティの「おたよりBOX」アプリが便利です。スマホでおたよりを撮影するだけで、簡単に整理できますよ。