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これからきっと増えてくる、高齢者の引っ越し

施設へ移ったり、子どもたちの近くへ移り住んだりと、高齢者が引っ越しをする機会は少なくありません。高齢化がすすみ、これから団塊の世代が後期高齢者になる時代を迎える頃には、こういったケースは増えていくことでしょう。

高齢者が引っ越しをすることのリスクをおさえておくことは、心身トラブルを発生させないためにも大切になってきます。安心して暮らしてもらうための引っ越しなのに、それでは本末転倒ですよね。子ども世代はそのことを肝に銘じて、笑顔で暮らしてもらうためのサポートを心がけましょう。

高齢者が笑顔で引っ越しを終えるための7つのポイント

荷造りからすべてお任せできる引っ越しプランを利用する

高齢者は、どんなに丈夫そうに見えても、骨が弱くなっているものです。荷物を移動させて骨折したり、腰を痛めてしまったりしては大変です。足腰のけがは高齢になるほど治りにくく、寝たきりのリスクを増加させます。なるべく足腰に負担のかからない楽な引っ越しをしてもらいましょう。

そのためには、荷造りから荷解きまですべてお任せできる引っ越しプランを選ぶのが重要です。「シニアプラン」などと銘打たれたパックを用意している引っ越し会社なら、よりお得に引っ越しできる可能性があります。

引っ越し会社は無数にありますから、自分で調べようと思うとなかなか最安の会社にたどり着けません。まずはネットの一括見積を使って相場を見極めましょう。価格をおさえた見積もりを提示してくれた会社のなかから、安心して依頼できるところを選ぶのがおすすめです。

必要なものと不用品を分ける作業を子どもが一緒に行う

高齢者の引っ越し先は現在の住居よりも狭い場合が多いため、大幅にものを減らす必要があります。しかし、高齢者にとって長年暮らした家は思い出の詰まった宝物。荷物を仕分けるのにも手間取ってしまうことが考えられます。

必要なものと不用品を分ける作業は、忙しくとも子どもがしっかり立ち会いましょう。整理整頓しながら思い出話ができれば、大切なものでも手離すことができる高齢者が多いのです。

また、施設に引っ越すのであれば、テレビや冷蔵庫、洗濯機は備え付けのものがあるかもしれません。今使っているものは処分する必要があります。処分の手はずも、子どもが整えてあげるようにします。

ライフラインの手続きは子どもが行う

施設への引っ越しであれば行政手続き程度で済みますが、賃貸へ引っ越すときには、電気、ガス、水道などライフラインの手続きが必要です。「それは、さすがに親が自分でできるだろう」と思っていませんか。引っ越しの経験が少ない高齢者には、けっこうな負担です。

ライフラインの手続きは、引っ越し先さえ決まっていればどれも電話で済ませられるものです。遠隔地に住んでいても可能なので、できれば子ども世代が代行してあげてください。それが難しければ、手順を示したメモを親へFAXする、または手紙で郵送するなどの工夫をするといいでしょう。

かかりつけ医を探し、一緒に行く

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高齢者にとって心配の種は病院です。すでに持病を抱えている人ならなおさらのこと。子どもは、かかりつけ医を新居の近くに探してあげましょう。現在のかかりつけ医に紹介状を書いてもらっておくのも重要です。

また、引っ越した後はなるべく早くかかりつけ医となる病院へ一緒に出向きます。通院の必要がないときでも、案内さえ終えておけば、あらゆる面で親は安心してくれます。

スーパーやホームセンターなどを探し、一緒に出かける

新しい土地で買い物をする場所がわからず、不便を感じる高齢者は少なくありません。引っ越しをしたら、子どもは親と一緒にスーパーやホームセンターを確認し、買い物に出かけることをおすすめします。

近所のあいさつ回りに同行し、老人会に入ってもらう

施設等でなければ、ご近所づきあいは必須です。地域から浮かないためにも、子どもは新居でのあいさつ回りに同行しましょう。このとき、地域の老人会の話などが聞ければ、なお良いです。

こうしてご近所との交流を深めることが、「引っ越してよかった」と思ってもらえることへの第一歩です。ご近所とのコミュニケーションにつまずくと、家がどんなに快適でも、買い物に便利な立地でも、居心地の悪い環境になってしまいます。

習い事や趣味の同好会を探す

高齢者には「きょういく」と「きょうよう」が必要だと、最近よくいわれます。「きょういく」は「教育」ではなく「今日、行くところがある」の略で、「きょうよう」は「教養」ではなく、「今日、用事がある」の略です。毎日、出かける用事があることで足腰が鍛えられ、人と交流することによってぼけが防止されるのです。

引っ越しをするとこれまでの交流が途絶え、どうしても引きこもってしまいがちです。足腰が弱り、脳の動きが鈍る前に、交流の場を子どもの側から提案しましょう。習い事や、親の趣味に合う同好会などを見つけてきて、一緒に行ってみることをおすすめします。

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まとめ

高齢者の引っ越しは、作業が大変なのはいうまでもありません。しかし、肝心なのは引っ越した後です。心身ともにストレスのない生活を持続してもらうため、子ども世代は心を尽くしましょう。うまくいけば、寝たきりや認知症などを防ぐ対策にもつながるでしょう。