ハザードマップとは?使い方・防災確認ポイント・アプリ風にする方法の画像01

国土交通省が提供しているハザードマップには、
・防災に役立つ災害リスク情報などを地図上に重ねて表示できる「重ねるハザードマップ」
・住んでいる地域の防災情報を検索できる「わがまちハザードマップ」
の2種類があります。

ここでは、主に「重ねるハザードマップ」の使い方について詳しく見ていきましょう。



ハザードマップは自然災害が多い日本ではとっても重要!
自分の身を守るために、スマホで使いこなせるようになろう!

ハザードマップとは防災に役立つ国土交通省のポータルサイト

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ハザードマップとは、地震や水害など身の回りの防災に役立つ情報をまとめた地図で、国土交通省がポータルサイトを運営しています。
このポータルサイトを活用するためには、災害が発生する前に表示されている内容を確認しておく必要があります

ここでは例として、いくつかの地域のハザードマップを見ながら解説していきます。
ハザードマップの見方がわかったら、あなたが住んでいる地域もぜひ確認してみてください!

国土交通省「ハザードマップ」ポータルサイトをチェックする

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こちらは洪水に関するハザードマップです。
右側の河川から洪水が発生した場合に浸水が予想されるエリアが、浸水の深さごとに色分けされています。同じ河川沿いでも、浸水の深さに大きな幅があるのがわかりますね。

ここで色が付いているエリアは「洪水浸水想定区域(計画規模)」で、この河川整備で基準とする降水量に沿って設定されています。
そして、この河川以外の周囲も含めて想定される最大の浸水区域を示したものが「洪水浸水想定区域(想定最大規模)」です。

また、マップ内で非常口のようなアイコンが付いているのは「指定緊急避難場所」です。
指定緊急避難場所とは、市区町村が災害の種類ごとに危険が及ばない施設または場所を指定しているものです。

洪水については上記以外に、2019年6月から「ため池決壊による浸水想定区域」の公開も始まっています。

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こちらは土砂災害に関するハザードマップです。
急傾斜地の崩壊、土石流、地すべりの危険性があるエリアが色分けされています。黄土色が「土石流警戒区域」、赤色が「土石流特別警戒区域」を表しています。

この他にも、以下のエリアが表示されています。

名称 想定される内容
土石流危険渓流 土石流の発生の危険性があり、人家等に被害を与えるおそれがある渓流
急傾斜地崩壊危険個所 傾斜度30°かつ高さ5m以上の急傾斜地で人家等に被害を与えるおそれのある箇所
地すべり危険個所 地すべりが発生するおそれがある区域のうち、人家等に被害を与えるおそれのある箇所
雪崩危険個所 雪崩被害のおそれがある地域において、雪崩により人家等に被害を与えるおそれのある箇所

また、崖崩れや土石流、地滑りが発生したときの指定緊急避難場所の表示もあります。

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こちらは津波に関するハザードマップです。
津波が発生した際に浸水が想定されるエリア(津波浸水想定)が、予想される浸水の深さごとに色分けされています。
津波が発生したときの指定緊急避難場所も表示されていますね。

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こちらは道路防災情報に関するハザードマップです。
自然災害が発生したときに、交通が制限される可能性があるエリアを以下の通り表示しています。

名称 想定される内容
事前通行規制区間 土砂崩れ落石などの被害が発生する前に通行止めなどの規制を実施する。
予防的通行規制区間 大雪時に勾配の大きい坂で立ち往生しやすい場所等において、車両の滞留が発生する前に通行止めを行う。
道路冠水想定箇所 アンダーパスなど、大雨の際に冠水し、車両が水没するなどの重大な事故が起きる可能性がある箇所。

上記で解説したのは国土交通省が提供しているハザードマップですが、この他にも地方自治体が公開しているデータも存在します。お住まいの自治体のHPなどで探してみましょう。

また、企業が提供しているハザードマップとしては、損保ジャパンの「THE すまいのハザードマップ」があります。このサービスは損保ジャパンが保険の提案をするために開発されたもので、全国の損保ジャパン代理店で利用することができます。

重ねるハザードマップのアプリ版はない

ハザードマップはスマホですぐに見られるようにしておきたいところですが、残念ながら国土交通省の「重ねるハザードマップ」のアプリ版はありません
ただ、ハザードマップのサイトへのショートカットをスマホのホーム画面に追加しておけば、アプリと同じように素早く起動することができます。

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※iPhoneSEでSafariブラウザを使用した場合のシミュレーション

ホーム画面に追加する方法
①ハザードマップのサイトで上矢印のアイコンをタップ
②「ホーム画面に追加」をタップ
③ショートカット名を確認して「追加」をタップ
④ホーム画面にショートカットアイコンが追加される

ホーム画面の設定方法はスマホの機種やブラウザによって異なりますので、上記を参考にご自分のスマホで試してみてください。

ただし、実際に災害が発生したときはネットに接続できない可能性もあります。
そのようなケースにそなえて、市区町村のHPからPDF版のハザードマップをダウンロードしておくと良いでしょう。

重ねるハザードマップの使い方~スマホ編~

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国土交通省が提供しているハザードマップには「重ねるハザードマップ」「わがまちハザードマップ」の2種類があります。

それぞれの特徴を理解して、時と場合によって使い分けられるようにしておきましょう!

「重ねるハザードマップ」の詳細
災害が発生したときのリスク情報が地図に重ねて表示されるサイトです。
表示できる情報は以下の通りです。
・洪水(想定最大規模、計画規模)
・土砂災害
・津波
・道路防災情報

「わがまちハザードマップ」の詳細
各市区町村が作成したハザードマップへリンクしているサイトです。
市区町村を選択すると自治体のHPへ移動できます。

「重ねるハザードマップ」は、地震や水害などが発生したときに、地域の詳細な情報を確認するのに役に立つサイトです。いざという時に焦らないよう、事前にしっかり使い方を確認しておいてください。

もう1つの「わがまちハザードマップ」は、市区町村ごとの情報を見ることができます。こちらは日常生活の中で大まかなハザードマップを知りたいときにオススメです。

わがまちハザードマップはシンプルでわかりやすい作りになっていますので、以降では重ねるハザードマップの使い方を解説していきます。

国土交通省「ハザードマップ」ポータルサイトをチェックする

重ねるハザードマップの使い方

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まず、調べたい地域(今回は「東京都中央区」)を入力します。
番地まで入力する必要はありません。地域を入力すると該当する候補が表示されますので選択します。

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選択した地域の地図と下記災害種別のアイコンが表示されます。
・洪水
・土砂災害
・津波
・道路防災情報

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災害種別から確認したいものをタップします。
上の画像では「洪水」を選択したので、洪水被害のハザードマップが表示されています。
この他の災害種別もあわせてチェックしたい場合は、続けてタップすれば重ねて表示されます。

ちなみに、サンプルの「東京都中央区」でヒットするのは、洪水と道路防災情報でした。
その他複数の災害が重ねて表示されていることを確認したい場合は、他の地区で調べてみてください。

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地図で色が付いている部分をタップすると災害レベルなどが見られます。
サンプルでは洪水の被害が想定される場所をタップして、具体的な浸水深が表示されています。

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右上の黄色いタブ(「危」というアイコン)を選択してから、調べたい地域をタップすると、考えられる災害リスク一覧を見ることができます。

重ねるハードマップが見られない!どうして?

重ねるハザードマップを実際にスマホで確認しようとすると、「見られない・動きが鈍い」という声も。
たしかにスマホだと画面が狭いのと、指でタップするので微調整がしにくいという難点があります。
このような場合にはPCを使うことをオススメします。

また、災害が発生すると重ねるハザードマップへのアクセスが集中することも予想できます。
スマホの電池を節約したいのに、なかなか表示されないとイライラしてしまいますよね。
そのため、自宅や職場付近など見る可能性が高い地域のハザードマップは、あらかじめスマホにデータをダウンロードしておくと安心ですよ♪

ハザードマップの活用法~地震・水害から身を守る~

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ハザードマップは使い方を知っているだけでは役に立ちません。
日頃から防災意識を高めておくためにも、具体的な活用法も知っておきましょう。

ここではハザードマップを活用して、実際に地震や水害が発生したときの動き方を確認していきます。
身の回りの災害リスクを知っておくと、いざという時に落ち着いて行動できますよ。

①危険なエリアを確認

まずは危険なエリアの確認です。特に自宅からの通勤・通学経路など、日常生活で通ることが多い場所を重点的に見ておきましょう。
河川が近くにある場合は、どのエリアの被害が多いのかを確認しておくと避難するときにも安心です。

②避難場所や方向を確認

続いて、避難場所や避難する方向を確認しておきましょう。
すぐに避難場所へたどり着けなくても、危険なエリアを回避しつつ、避難する方向を安全に目指すことが大切です。

また、自然災害には洪水や津波、地震、土砂崩れとさまざまなケースがありますので、災害に合わせた避難場所・避難経路を確認しておかなければなりません。
場所によっては、地震に強くても洪水には弱いエリアも存在しますのでご注意を。

③通行規制のある道を確認

避難場所を確認していても、いざ避難しようとしたときに途中で通行止めになっていては困ってしまいますよね。
ハザードマップでは、災害が発生したときに通行規制がかかる可能性があるルートも調べることができます。

自宅や職場から避難するときの道で通行規制のリスクがあれば、別のルートも探しておきましょう。
また、実家に避難することを想定して、実家へ帰るルートも確認しておくと良いでしょう。

ハザードマップは土地や住宅購入時にも役立つ

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ハザードマップは住んでいる地域の災害リスクを調べるときに役立ちますが、これから土地や住宅購入を考えている場合にも強い味方となります
物件を選ぶときには広さや間取り、駅からの所要時間などを重視しがちですが、ハザードマップも選定基準に入れてみてください。

また、賃貸物件であっても、長く住むのであれば自然災害に遭うリスクを無視できません。
引っ越しの際にはその地域のことを事前に調べて、防災面でも安心できる場所を選ぶのがオススメです。

いま住んでいる地域を離れられないなら・・・

いまのところ引っ越す予定がない人や、相続などによって住んでいる地域を離れることができない人もいると思います。
そのような場合、まずはハザードマップを活用して、その地域の災害リスクを把握しておきましょう。

リスクがわかれば適切な防災対策もでき、災害時に安全を確保しやすくなります。
ハザードマップをよく見てみると、同じ地区でも場所によって被害想定が異なるケースがありますよ。
住んでいる地域の特徴をおさえておくだけでも、十分なメリットと言えます。ぜひチェックしてみてくださいね。

ハザードマップで防災!万一の地震や水害に備えよう

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ハザードマップの基礎知識から使い方、実践的な活用法までをご紹介してきました。
いつ起こるかわからない自然災害だからこそ、事前の防災対策が重要になります。

ハザードマップのポータルサイトは、国土交通省が過去の災害を詳細に分析して、将来にそなえて公開しているものです。
災害発生時にのみ注目されがちなハザードマップですが、本来はある程度の情報を事前に調べておくことが望ましいでしょう。

また、これから住んだことがない地域へ引っ越す場合や、不動産を購入する場合にも、災害リスクは無視できません。
事前対策として本記事を役立てていただければ幸いです。

自然災害は起こらないことがベストですが、日本に住んでいる以上は何らかの災害に見舞われることも想定の範囲内と言えます。
想定される被害がまとめられたハザードマップを活用して、積極的に自分の身を守りましょう!



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