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さて今回は、吹き抜けのある住宅についてメリットやデメリット、おすすめの照明や間取りを解説していきます。
これから吹き抜けのある家に住んでみたいと思っている人はぜひ読んでみてください。吹き抜けに関して意外と知られていないこともたくさん掲載していますよ♪



吹き抜けがあるだけで家のおしゃれ度が格段に上がるよね!
お店とかではよく見かけるけど、自分の家に吹き抜けがあったらどんな感じかな??
この記事で一緒に学んでいこう!

吹き抜けのある戸建て住宅のメリット~人気の間取りも紹介~

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吹き抜け住宅の定義とは、下の階と上の階をつなげて1つの大きな空間を作っている家のことです。ホテルやマンションのエントランス、大型のショッピングモールなどでも吹き抜けは見かけますね。最近では、吹き抜けを取り入れている一戸建てやマンションも増えてきています。

吹き抜けの特徴は、天井が通常よりもはるかに高いので、上を見上げるだけで広々とした印象を受けることです。上の階から下の階にいる人とコミュニケーションが取れるのも魅力ですね。

ここでは吹き抜けのある住宅のメリットをまとめていきます。
吹き抜けを使った人気の間取りも紹介しますのでお楽しみに♪

吹き抜け住宅のメリット
・部屋全体が明るい
・開放感がある
・風通しが良くなる
・家全体に繋がりができる

吹き抜けのメリットの1つは、フロアの高い位置に窓を付けることで部屋全体が明るくなることです。リビングを吹き抜けにすると、開放感と共に明るさを確保できる効果も得られるので非常に人気があります。見た目がおしゃれなのもポイントですよね☆

また、吹き抜けにすることで風通しが良くなり、家全体の換気がしやすいこともメリットです。家の中心に吹き抜けがある間取りの場合、1つの大きな空間で家の中がつながりますので、空気の流れもスムーズになります。一緒に住んでいる家族とも常につながりを感じながら生活することができますよ。

吹き抜けは広い一戸建てというイメージがあるかも知れませんが、マンションの「メゾネットタイプ」も多くなっています。それに加えて、土地が狭い狭小住宅でも家の中を広く見せる工夫として吹き抜けが採用されることがあります。

メゾネットと狭小住宅については以下の記事で特集していますので、気になる人はぜひチェックしてください!

<関連記事>
メゾネットって何?メゾネットタイプのマンションのメリット&デメリットを解説
狭小住宅とは便利でおしゃれなデザイン注文住宅 価格は?間取りプランは?

「吹き抜け+階段」が間取り人気No.1

吹き抜けのある家の間取りで特に人気があるものを紹介していきます。
やはり過ごす時間が長いリビングを吹き抜けにした間取りが多く、それぞれの家で好みのアレンジをしているようです。

吹き抜けの間取り例
・吹き抜けリビング+階段
・吹き抜けリビング+階段+廊下
・吹き抜けリビング+壁全面に窓

一番人気は吹き抜けリビングに階段を合わせた間取りです。階段部分が壁に覆われていないとインテリアとしても素敵に見えますよね。

さらに、階段を上がったところに渡り廊下を設置すると、上からリビングを見渡すことができます。渡り廊下の突き当たりに本棚や小さめのデスクを置いて、ちょっとした書斎にすることも可能ですよ。

吹き抜けリビングは日当たりが良いのが特徴なので、壁前面に大きな窓を設置するスタイルも人気があります。高い位置まで窓があるとそれだけで開放的ですよね。光が差し込むリビングでのんびり過ごせる生活は魅力的です。

吹き抜けのある家は掃除が大変で寒い?!解決策を解説

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吹き抜けのある家に実際に住んでみると、いくつかデメリットを感じて後悔している人もいるようです。でもせっかくあこがれの吹き抜けにするなら、快適な毎日を過ごしたいですよね。

ここでは吹き抜けのある家に住むことを夢見ている人に向けて、デメリットを紹介していきます。ちゃんと対策もありますので安心してください!

吹き抜けのある家は冬は寒いかも

吹き抜けのデメリットとして一番多く言われているのは冬が寒いことです。
これは吹き抜けの特徴である空間が縦に長いことで暖房効率が悪くなるためです。

たとえば、リビングが吹き抜けになっていると、暖房を付けたとしても部屋全体が温まるまで時間がかかってしまいます。これは温かい空気が上に集まる性質があるためです。暖房効率が悪いと光熱費が余計にかかる点もデメリットと言えるでしょう。

また、吹き抜けには採光や換気を考えて窓を多くしたいところですが、窓が多いと温められた空気が逃げやすいため、結露対策もしないとカビが生えやすくなってしまいます

結露対策についてはこちらの記事もぜひご覧ください。

<関連記事>結露防止の対策はグッズ(ワイパー・スプレー・シート・ヒーター)より物件選び!

吹き抜けの寒さ対策

吹き抜けの寒さ対策はいくつかあります。
まずは断熱素材や断熱ガラスを使って、家の中が暖まりやすくすることです。暖房効率が悪い状態では光熱費ばかりかかってしまいますので、初期投資は必要ですが検討の価値ありではないでしょうか。

ロールカーテンやロールスクリーンなどを使って、1階の天井に見立てた仕切りを設置することも寒さ対策にはなります。ただ、吹き抜けの開放感がなくなってしまいますので、あまり気が進まないかも知れません。

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天井にシーリングファンを設置することで空気の流れを作り、温かい空気が下の階にも循環する仕組みを作ることができます。シーリングファンはインテリアとしてもおしゃれ度が高いのでオススメです♪

その他には暖房器具として床暖房を設置するのも良いでしょう。床から温めることでエアコンを使うよりも人が生活する空間を効率よく温めることができます。

床暖房についてはこちらで詳しく解説していますので検討材料にしてください。

<関連記事> 床暖房(電気・温水)を比較!リフォーム施工費用は?おすすめは?

吹き抜けのある家は掃除が大変

吹き抜けのある家は、見た目の開放感は良いものの掃除するのが大変です。
高い位置にある窓やシーリングファンなどをキレイにするのも一苦労でしょう。素人では危険なこともあるので無理は禁物です。

単純に考えて1階から2階の窓や天井を掃除するようなものですから、脚立や柄の長いモップなどがないと難しそうですよね。この掃除に関わるデメリットは、住む前でもある程度は想定できますので、特に掃除にこだわりがある人は事前にチェックしておきましょう。

吹き抜けの掃除解決策

吹き抜けの掃除解決策としては、お金はかかりますが安全も考えて定期的に清掃業者へ依頼するのが無難です。この清掃費用も吹き抜けの住宅に住むときの維持費として考えておきたいですね。

これから注文住宅を建てる予定の人であれば、吹き抜けの高い位置の掃除・点検用に狭い通路やベランダを設置することも検討してみてください。長く住む家ですので、メンテナンスも考えた間取りを意識したいところです。

吹き抜けは転落防止対策が必要

吹き抜けの間取りはリビングに階段が付いているものが人気ですが、小さな子供や高齢者がいる場合は落下防止対策も必要です。家の中で猫などを飼っている場合も注意したいですね。

一般的に2階の廊下には転落防止の柵や手すりが付けられていますが、階段にはない場合もあります。手すりがないと見た目にはスッキリしていますが、安全面も忘れないようにしましょう。

吹き抜けの落下防止策

吹き抜けの落下防止策としては、柵や手すりを付けることも大切ですが、万一落下してしまったときに備えて、落下防止ネットなどの後付けも有効です。

小さな子供や高齢者はもちろん、2階から物を落としてしまったときも1階に危険が及びます。いずれにしても落下防止ネットがあると安心ですね。

吹き抜けは音・臭いが気になる

吹き抜けは1階と2階が空間でつながっているというメリットがある反面、音や臭いが気になるというデメリットもあります。

通常の家であれば壁や天井がありますので1階の様子は2階へ伝わりにくくなっていますが、吹き抜けでは物理的に伝わりやすい構造になっています。

このデメリットは、吹き抜けの家に住んである程度の期間生活してみないと分かりにくいですね。

吹き抜けの音や臭い対策

吹き抜けの音についての対策はなかなか難しく、家族のライフスタイルや就寝時間が大きく異なる場合は避けた方が無難かも知れません。二世帯住宅の場合も、2階で寝ている両親が1階の物音で目を覚ましてしまうなんてことも考えられます。

臭いについては換気に気をつける他はありませんので、シーリングファンを設置することや窓の開け閉めを頻繁に行うことが必要です。

吹き抜けに照明を取り付ける!おすすめのリビング照明は?

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吹き抜けになっている部分にはおしゃれな照明を取り付けたいですよね。
リビングの吹き抜けであれば一番目立つ場所ですので、とっておきの照明を付けることができたら家全体の雰囲気もよくなりそうです☆

ただ、天井の高い位置に取り付ける照明は掃除や電球の交換が大変なので注意したいところです。最近は長持ちするLEDライトも安価で手に入りますので、できれば頻繁に電球交換がいらないようLEDにしておきましょう。

ここでは吹き抜けのリビングに取り付けるおすすめの照明を紹介していきます。

吹き抜けのおすすめ照明
・ペンダントライト
・スポットライト
・ピクチャーレール+間接照明

吹き抜けに取り付ける照明は、天井から吊るすタイプと壁に付けるタイプの2種類です。
ペンダントライトやピクチャーレールは天井に取り付けて、スポットライトであれば壁に付けることになります。

SNSでおしゃれな家の写真を見つけて、自分のイメージと合う照明を探してみるのも良さそうです。見た目と実用性を兼ねそろえた照明を取り付ければ、吹き抜けの魅力を最大限に発揮できますよ♪

吹き抜け+ペンダントライト

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吹き抜けの天井からペンダントライトをいくつか吊るしている例です。
ペンダントライトも形や大きさがいろいろありますので、バランスよく配置したいですね。複数のペンダントライトを吊るすときにあえて高さをズラすなど、センスが問われる部分もありますがぜひ挑戦してみてください!

少しお値段は上がりますが、吹き抜けの天井からシャンデリアを飾るとおしゃれでゴージャスな雰囲気を出すことができます。予算に余裕がある人はシャンデリアも候補に入れてみてはいかがでしょうか?

吹き抜け+スポットライト

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吹き抜けになっている部分の壁にスポットライトを取り付けている例です。
天井から吊るすタイプと比べるとメンテナンスはしやすそうですが、少し明るさが足りない可能性もありますので、他の照明と組み合わせるなど工夫してみましょう。

スポットライトは電球やカバーに種類がありますので、気に入ったものがあれば替えてみても楽しそうですね♪

ピクチャーレール+間接照明

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天井から吊るしたピクチャーレールや梁に間接照明を取り付けている例です。
ピクチャーレールは、その名の通り絵画や写真の額縁を飾るものですが、汎用性が高いので照明を取り付けることもできるようになっています。

間接照明を付けることでレストランのようなおしゃれな雰囲気も出せるので、設備がある家であれば挑戦してみてください。ピクチャーレールに関しては、照明を取り付ける箇所が可動なので、模様替えをしやすいというメリットもあります。

ピクチャーレールは以下の記事にまとめていますので読んでみてください。

<関連記事>ピクチャーレールを取り付ける~種類・耐荷重・選び方・活用術~

吹き抜けのある一戸建てを建てる前に知るべき知識まとめ

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吹き抜けのある一戸建てを建てたいと考えている人に向けて、事前に知っておいてほしいことをご紹介します。注文住宅の購入は、ほとんどの人にとって一生に一度しかない大きなライフイベントですから、しっかり勉強して成功させてくださいね。

吹き抜けのある住宅を建てるときには、インテリアデザインだけではなく家の構造や収納についても考えておく必要があります。
ここでは見逃しがちな住宅の強度と収納スペースについて解説するので参考にしてください。

吹き抜けのある注文住宅は強度を意識して

吹き抜けのある住宅では、ガラス張りの大きな窓を壁代わりにすることも多いですが、どうしても通常より強度が低くなってしまいます。詳細は建築家や施工会社と相談することになりますが、窓を多くする場合にはガラスの強度も意識する必要があることを覚えておきましょう。

ガラスには耐震性が高いものもありますので、費用はかかりますが大切な家と家族を守るために十分な強度を確保しておきたいですね。特にリビングに大きな窓を設置する場合や、コーナー状の窓ガラスなど特殊な形にする場合は要注意です。

吹き抜けがある家は収納スペースが少なくなりがち

吹き抜けがある家は、本来は2階に部屋がある部分を空間にしていますから、部屋数も収納スペースも少なくなりがちです。いま住んでいる家がモノであふれている場合は、まず引越しまでに整理しておいた方が良さそうです。

ただ、洋服や雑貨など新居にも持っていきたいものもたくさんあるでしょうから、今のうちに収納テクニックを学んでおくのも1つの手です。

収納や片付けのアイデアは以下の記事で特集していますので、ぜひ参考にしてください!
効率的でおしゃれな収納術が満載ですよ。

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吹き抜けのあるおしゃれ住宅に快適に住もう

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吹き抜けのある住宅について、メリット・デメリットおすすめのインテリアを紹介してきました。吹き抜けはおしゃれなドラマやCMなどでもよく見かけますが、自分の家でできるなら実現したいですよね。

いくつかデメリットもありますが、理想の家に住むことができれば、少しずつ克服できるのではないでしょうか。完璧な家に巡り合うことは難しいとも言われていますので、吹き抜けにこだわりがあるのなら思い切って住み替えてみませんか?

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