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そんな大切な役割を担っている断熱材ですが、専門家でない限り種類や性能、価格などに詳しい人は少ないのではないでしょうか?

そこで今回は断熱材の基礎知識をわかりやすく解説します。
記事の後半では、グラスウールスタイロフォームなど、代表的な断熱資材も紹介していきますよ。
正しい知識を習得して、注文住宅の検討に役立ててくださいね!



断熱材はマイホームを住みやすくする必須アイテム!
でも、自分で選ぶのはとっても難しいみたい。最終的には信頼できる施工会社におまかせしよう♪

断熱材とは?種類・価格・熱伝導率・施工方法を一覧表で比較

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断熱材とは、その名の通り熱が伝わるのを断つ(さえぎる)ための資材のことです。
この熱が伝わる度合いのことを「熱伝導率」と呼び、熱伝導率が低いほど断熱性が高いと言えます。

ではなぜ快適な生活のために、断熱性が重要なのでしょうか?
それは、外の暑さ・寒さが家の中に伝わりにくいと、冷暖房の効率が上がり、室内の温度調整がしやすくなるためです。
特に、寒い冬は断熱材のありがたさを実感できることでしょう。

ここではまず、断熱材の種類ごとに説明していきます。
国内で利用される断熱材は、

・鉱物系
・自然系
・石油系

の3つが代表的です。
それぞれの断熱性や防湿性・防火性、価格の目安もまとめていますのでぜひ参考にしてください!

種類 断熱性 防湿性 防火性 価格 施工法
鉱物系 グラスウール × 充填
鉱物系 ロックウール × 充填
自然系 セルロースファイバー × 充填
自然系 ウール 充填
石油系 ビーズ法
ポリスチレンフォーム
充填
外張り
石油系 押出法
ポリスチレンフォーム
充填
外張り
石油系 硬質ウレタンフォーム 充填
外張り
石油系 フェノールフォーム 充填
外張り

上の表をみると鉱物系は価格は安いものの、断熱性は低めであることがわかります。
それに対して、自然系・石油系は断熱と防湿の面で優れています

施工法にある「充填(じゅうてん)断熱」「外張り断熱」は、聞き慣れない人も多いと思いますので、簡単に解説しておきます。

■充填断熱
家の枠組みである柱や梁(はり)の間に断熱材を入れる工法。
もっとも一般的な断熱構造で、木造住宅において多く用いられている。

■外張り断熱
柱や梁の外側に断熱材を貼り付ける工法。
鉄骨造の住宅に多い断熱構造ではあるが、木造で使われているケースも。

この施工法を覚えておくだけでも役に立ちますので、チェックしておいてくださいね。

断熱材の種類選びよりも、施工会社選びが重要

断熱材の種類と特徴について解説してきましたが、「結局どれを選べばいいの??」という人も多いのではないでしょうか。

価格を見れば鉱物系のグラスウールロックウールが良さそうだけど、石油系の外張り断熱も気になる…

万一火事が起きたときに、燃えにくい素材か、有毒ガスが発生しないかなども、重要なポイントだよね。

メンテナンス面を考えると、機能性が高い優良な素材よりもホームセンターなどで手に入る一般的な素材の方が、手軽にDIYができるというメリットもあるかも?

実際のところ、適切な断熱材を選ぶには、

・各住宅の特徴によって、断熱材の向き不向きがある
・施工方法によって、適した断熱材が違う
・断熱工法によって、適した断熱材が違う

などの理由で専門的な知識がないと難しく、素人には限界があります。

そのため、自分で断熱材の種類を選ぶことよりも、自分の住みたい家にピッタリの断熱材を提案してくれる施工会社を選ぶことに注力してみましょう!

断熱材(鉱物系)グラスウールやロックウールの特徴

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ここでは、断熱材の中で人工鉱物系に分類される「グラスウール」「ロックウール」の2つを解説します。
日本国内のシェアとしては、前者の「グラスウール」の方が多くなっています。

鉱物系の特徴は、防火性が高く安価で手に入ること。
ほかと比べて防湿性が低いのが難点ですが、総合的に見てコストパフォーマンスが高い素材と言えるでしょう。

断熱材①グラスウール

グラスウールは、ガラスを高温で溶かして綿状にして、細い繊維を集めて成形したものです。
細い繊維が何重にも重なり合うことで、断熱性を高める役割を果たしています。

鉱物系の中でも価格がもっとも安いことや、ガラス繊維のため防火性が高いこともあり、断熱材のスタンダードと言っても良いでしょう。
また、シロアリなどの害虫被害に強いのも特徴の1つです。

デメリットは防湿性が低いこと、つまり水分を吸収してしまうことです。
水を含むと重さでつぶれて、壁の上部にスキマができ、断熱性が下がってしまいます。
ただ、最近では防湿性を補うために、素材を袋につめた状態で使う工法も出てきていますので、対策は可能です。

断熱材②ロックウール

ロックウールは、岩を溶かして繊維状にしたもので、天然鉱物の玄武岩や製鉄工程の副産物である鉄鋼スラグが用いられています。
鉄鋼スラグを使っているものは、スラグウールとも呼ばれます。

最大の特徴は熱に強いことで、高い断熱性を確保しつつ火事に強い家を造ることができます。
ただし、湿気に弱いという点は、この素材にも当てはまりますので注意が必要です。

断熱材(自然系)セルロースファイバーやウールの特徴

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続いて、断熱材で自然系の素材を使っているものを挙げていきます。
自然系素材は、環境保護の観点からも注目を集めていますよ。

ここでは自然系の代表例として、「セルロースファイバー」「ウール(羊毛)」を紹介します。
ウールはセーターやコートなどにも使われているためなじみがありますが、セルロースファイバーは聞き慣れない素材ですよね。

自然系素材の性質は、鉱物系と石油系の中間に位置しており、バランスの取れた断熱材と言えます。
環境問題が気になる方は、自然系素材の特徴をつかんでチェックしておきましょう。

断熱材③セルロースファイバー

セルロースファイバーは、古新聞などの古紙をリサイクルして作られた繊維素材です。
断熱シートとしての機能はもちろん、防音・防火・防虫など多くの効果を発揮します。

さらに、鉱物系の素材にはない防湿性にも優れており、室内の湿度を適度に保つ役割も。
価格もそれほど高くないため、数ある断熱材の中でもっとも普及しているのも納得です。

セルロースファイバーにはメリットがたくさんありますが、1つデメリットを挙げるとすれば施工の難易度が高いことです。
また、専用の機械と職人さんを必要とする工事になるため、施工コストが他の素材より掛かる可能性があります。
ただ、メリットの部分が非常に大きいので、採用している家も多いのが現状です。

断熱材④ウール

ウールの原料は羊毛です。
衣服の素材としてもよく使われていて、ウールで作られたセーターやマフラーなどを身につけていると、寒い冬に外出しても暖かく感じられますよね。
まさにこれが、ウールの断熱性の高さを示しているのです。

このほかにも、ウールには「調湿性」と呼ばれる湿度を調節する機能もあり、冬場に結露が心配という場合にもオススメできます。

■ウールの調湿性
室内の湿度が高くなるとウールが湿気を吸い込み、乾燥すると吸い込んだ湿気をはき出してくれる仕組み

自然素材でここまで機能性に優れているのが、ウールの魅力です。

断熱材(石油系)ポリスチレンフォームなどの特徴

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最後に、断熱材で石油系に分類されるもののポイントを解説します。
「石油系」と聞いてもピンとこないかもしれませんが、要するに人工的な合成素材ということです。

この石油系の断熱材は機能を高める技術を駆使しているため、鉱物系や自然系よりも断熱性が高く、防湿性防火性にも優れています。
ただし、素材を作るのにコストが掛かっている分、価格が高くなってしまうのが悩ましいところです。
実際、鉱物系のグラスウールと比べると1.5〜3倍も高いので、判断が難しいですね。

断熱材は素材の価格や機能以外に、家の施工方法によっても適性が変わってきます。
わからないことは気軽に専門家へ相談してみましょう。

断熱材⑤ビーズ法ポリスチレンフォーム

いわゆる「発泡スチロール」をボードの状態にしたもののことです。
ポリスチレン樹脂をビーズ状にしたものの形を整えて断熱材としています。

この資材は水をはじき、軽く、衝撃に耐性があります。
また、小さなビーズの中に空気が閉じ込められていることから、「熱を通しにくい」という性質も持ち合わせています。
そのため、断熱材としてはもちろん、身近なところでは保冷用の箱として使われていることも多くなっています。

断熱材⑥押出法ポリスチレンフォーム

ビーズ法と同じく、ポリスチレンをもとにしている断熱材です。
「押出法」という名前は、製造過程において押出機という機械を使っていることに由来しています。

日本では以下のような商品名で広まっていますが、すべて同じ分類のものです。
・スタイロフォーム(デュポン・スタイロ)
・カネライトフォーム(カネカ)
・エスレンフォーム(積水化成品)

また、ビーズ法と比べると、押出法の方が粒が細かいため、断熱性が高くなっています

断熱材⑦硬質ウレタンフォーム

ポリウレタン樹脂に発泡剤を加えて作っている断熱材です。
クッションやスポンジなどにもよく使われていますので、日常生活でもなじみがある素材と言えます。

この素材は水を吸いやすいので、防湿性は他の素材と比べてやや劣りますが、断熱性耐久性は優れています。
ただ、価格は高い部類に入りますので、コスト得られるメリットを考慮して、選ぶ必要があります。

断熱材⑧フェノールフォーム

「熱硬化性樹脂」という、熱に強く燃えにくい素材でできている断熱材です。
熱伝導率はほかの断熱材と比べても非常に低く、最高クラスの断熱性を誇る素材と言えるでしょう。

ただし、良質な素材ではあるものの価格も相応に高いため、安価な鉱物系などと比べると普及率は低くなっています。
また、シロアリに対して弱いことも難点の1つです。

断熱材の性能比較では優位に立っていますが、実際の注文住宅で使うにはいくつかクリアしなければならない課題がありそうですね。

断熱材選びよりも施工会社選びの方が重要

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ここまで、断熱材の基本的な知識や選び方、具体的な素材について解説してきました。
マイホームで快適に過ごすには、室温を保つことができる断熱材が必要不可欠です。
初期コストは掛かっても、将来的な冷暖房費を考えると十分もとは取れそうですよね。

さて、今回の記事では鉱物系・自然系・石油系にわけて断熱材を紹介しましたが、それぞれの違いや特徴などは理解できましたか?
記事内でもお伝えした通り、最適な断熱材は住宅の施工方法に密接に関わってくるため、一般の人が断熱材を選ぶのは至難のわざと言えます。

そのため、「注文住宅を建てたい」と思ったら、理想のマイホームを実現してくれる施工会社をじっくり選ぶことが大切です!
家づくりの専門家であれば、断熱材のことも含めてトータルでニーズに合う提案をしてくれますよ♪

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