インナーバルコニーで失敗しない!注意点・メリットを解説【インスタ実例つき】の画像01

ただし注意点を知っておかないと、部屋に光が届かなかったり予想よりもコストがかかったりする可能性がありますよ。

今回はインナーバルコニーについてメリットやデメリット、注意点を解説します。
インナーバルコニーを作ってから「思っていたのと違う……」と後悔しないために、ぜひご覧ください。


インナーバルコニーのおしゃれな実例についてもまとめているので、インナーバルコニーを作るか検討中の方は必見の記事ですよ!



インナーバルコニーとは?サンルームと何が違うのか

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インナーバルコニーとは、建物の内側に引っ込んでいるバルコニーのこと。
ほとんどの場合、インナーバルコニーは建物の2階以上に設けられます。

屋根が付いており、屋外でありながら天候の影響を受けにくいのが特徴です。
スペースが広いため、バーベキューやガーデニングなどといった幅広い用途で利用できます。

「インナーバルコニー」と聞くと、一般的なバルコニーと何が違うのかを疑問に思うかもしれませんね。
インナーバルコニーとバルコニー、サンルーム、ベランダの違いを表にまとめました。

形状 特徴
インナーバルコニー 建物の内側に引っ込んでいる屋根付きの屋外スペース。
バルコニー 建物の外に張り出した形状で、屋根がないスペース。
サンルーム 壁や天井がガラスで覆われている室内スペース。
ベランダ 建物の外に張り出している屋根付きの屋外スペース。

上記のように「建物の外部か内部か」や「屋根の有無」などによって名称が異なります。

インナーバルコニーのメリット

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インナーバルコニーのメリットを3つご紹介します。

・屋根があるので天候に左右されない
・開放的な空間でリフレッシュできる
・プライベートな空間で趣味を楽しめる

それぞれ、以下で詳しく説明していきましょう。

屋根があるので天候に左右されない

インナーバルコニーは建物の内側にあり屋根が付いているので、天候に左右されずに利用できます

ベランダの場合は雨で洗濯物を干せなかったり、外に出かけている間に雨が降って洗濯物がぬれてしまったりしますよね。
インナーバルコニーならば、雨の日でも洗濯物を干せて便利です。

「日差しが強くて紫外線が気になる」という日でも、屋根があるので直射日光に当たりません。
そのため、子どもやペットの遊び場にぴったりです。
水栓を設ければ、夏場にプールを出して遊ぶことも可能ですよ。

開放的な空間でリフレッシュできる

開放的な空間でリフレッシュできるのがインナーバルコニーのメリットです。
家の中にいながら、まるで外にいるような感覚で自然の日光や風を感じられるでしょう。

リビングとインナーバルコニーをつなげた場合には、リビングが広く感じられる効果が得られます。
床にカーペットを敷くと、素足のまま簡単にインナーバルコニーへ出入りできますね。
仕事や家事に疲れたときにリフレッシュできる空間を作りたい方に、インナーバルコニーはおすすめです。

プライベートな空間で趣味を楽しめる

インナーバルコニーは、庭よりもプライベートな空間を確保できます。
近所の方の目を気にせずに、気楽に趣味を楽しめるのがポイントです。

たとえば植物やテーブル、チェアを置いて、ガーデニングなどの趣味時間を満喫してみてはいかがでしょうか。
インナーバルコニーに植物があると、室内から植物の様子を観察できます。

風通しが優れているので、においを気にせずにバーベキューを楽しめるのもよいですね。
インナーバルコニーで調理をすませ、リビングでゆったりと食事をするという方法もありますよ。
そのほかにもインナーバルコニーは軽食やお昼寝、読書をする空間として活躍します。

インナーバルコニーのデメリット

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インナーバルコニーのデメリットは以下の3つです。

・バルコニーと違い固定資産税がかかる
・他の部屋がせまくなる
・隣接する部屋が暗くなる可能性がある

デメリットを把握したうえで、インナーバルコニーを検討しましょう。

バルコニーと違い固定資産税がかかる

バルコニーとは異なり、インナーバルコニーは固定資産税がかかるケースがあります。

固定資産税は、建物の延べ床面積をもとに計算します。
バルコニーやベランダは、延べ床面積に含まれません。

しかしインナーバルコニーの場合は、延べ床面積に含まれることが多いです。
インナーバルコニーを作る前に、延べ床面積に含まれる条件を確認しておいてください。

さらにインナーバルコニーには屋根や屋根を支える柱が必要なため、一般的なバルコニーよりもコストがかかる点に注意が必要です。

他の部屋がせまくなる

インナーバルコニーを設けることで、他の部屋がせまくなってしまうのがデメリットのひとつ。

延べ床面積に対する敷地面積の割合を「容積率」と言い、容積率を守らなかった場合は法律違反となります。
つまり、家を建てる際には容積率にもとづいて部屋の面積を決めなければいけません

ほとんどのインナーバルコニーは延べ床面積に含まれるため、他の部屋に使える面積がせまくなります。
間取りを検討するときは、優先順位を決めてどの部屋の面積を広くするのか慎重に考えましょう。

隣接する部屋が暗くなる可能性がある

インナーバルコニーに隣接する部屋は、日光が入らず暗くなる可能性があります。
特にインナーバルコニーの奥行きが深い場合は、日中でも室内に日光が届きにくいです。

インナーバルコニーを作る際は事前に隣接する部屋の明るさを想定して、必ず採光対策を行いましょう
詳しい採光対策に関しては「インナーバルコニーで後悔しないための注意点」にて、ご紹介します。

インナーバルコニーで後悔しないための注意点

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インナーバルコニーで後悔しないための注意点を5つピックアップ。

・プライバシーを守るために目かくしを作る
・窓をつけて採光対策をする
・動線を意識して間取りを考える
・必要な費用を事前に把握しておく

どのように注意すべきかまで、具体的に説明します。

プライバシーを守るために目かくしを作る

周辺施設との距離やフェンスの高さによっては、インナーバルコニーの内部が外から見える可能性があります。

プライバシーを守るために、目かくしを作りましょう
目かくしとして以下のような対策が挙げられます。

・すだれやラティスを設置する
・外壁を高くする
・目かくしルーバーを取り付ける

周辺の建物の高さや窓の位置を把握したうえで、インナーバルコニーの位置や高さを決めるのがポイントです。
ただし目かくしを意識しすぎると、日当たりが悪くなる点に気を付けてください。

窓をつけて採光対策をする

インナーバルコニーの屋根の影響で、隣接する部屋が暗くなるケースがあります。
採光が悪いと電気を付ける時間が長くなり、光熱費が高くなってしまうことも。

間取りを考える際は、採光対策をすることが重要です。

天窓・高窓を設けたり、吹き抜けを作ったりすると室内にも日光が届きやすいでしょう。
インナーバルコニーに面していない方向に、窓を作るのもよいですね。

動線を意識して間取りを考える

動線を意識してインナーバルコニーの間取りを考えてみてください
インナーバルコニーを作る目的によって、最適な間取りは異なります

たとえば洗濯物を干す場所として活用したいならば、洗濯室の近くに配置すると効率よく洗濯物を運べますよ。
インナーバルコニーで食事を楽しみたいなら、リビングやキッチンからアクセスしやすい配置にすると便利です。

ゆったりくつろぐためのプライベートな空間を作りたいときは、道路に面していないかなどをチェックしましょう。

必要な費用を事前に把握しておく

インナーバルコニーは、一般的なバルコニーよりも建設コストが高くなります
「予想よりもコストがかかって予算オーバーになってしまった……」といった事態を避けるために、必要な費用を事前に把握しておきましょう

建設コストだけでなく、固定資産税やメンテナンス費用も考慮しなければいけません。
目的に応じて必要な広さのインナーバルコニーを作ることで、コストを削減できます。

インナーバルコニーのおしゃれな実例4選【Instagramより】

インナーバルコニーのおしゃれな実例を4つご紹介します。

・実例①ナチュラルな空間で趣味を楽しめるインナーバルコニー
・実例②モノクロで統一されたスタイリッシュなインナーバルコニー
・実例③ソファでゆったりとくつろげるインナーバルコニー
・実例④植物に囲まれたインナーバルコニー

実例①ナチュラルな空間で趣味を楽しめるインナーバルコニー

ナチュラルな空間で趣味を楽しめるインナーバルコニーです。

テーブルやチェアなど、家具がナチュラルな素材でまとまっています。
インナーバルコニーでは、料理で使うハーブを育てているんだそう。

寝室からインナーバルコニーへ出られるようになっていて、朝起きてから天気と植物の様子をチェックするのが日課なんだとか。

実例②モノクロで統一されたスタイリッシュなインナーバルコニー

モノクロで統一されていて、スタイリッシュなインナーバルコニーの実例です。

家具だけでなく、壁や床までインテリア全体の色合いがそろっています。
植物やライトがアクセントになっていて、おしゃれな空間が広がっていますね。

バーベキューをする際に、特にインナーバルコニーが活躍するんだとか。
キッチンから食器を運びやすくするために、間取りを工夫しているとのこと。

実例③ソファでゆったりとくつろげるインナーバルコニー

ソファでゆったりとくつろげそうなインナーバルコニー。

外壁が高めになっていて、背の低いソファを配置しています。
なので、外からの目線を気にせずにお昼寝できそうですね。

床にはカーペットが敷かれていて、素足でも気軽にインナーバルコニーへ出られそうです。

実例④植物に囲まれたインナーバルコニー

植物に囲まれたインナーバルコニーの実例です。

日射しと風通しがよいので、インナーバルコニーは植物を置くのにぴったり。
横ぶりの雨でなければ、インナーバルコニーに雨が入ることはないとのこと。

自宅にいながら、カフェ気分が味わえそうです。
室内からお気に入りの植物を眺められて、気持ちがリフレッシュできるでしょう。

リラックスできる趣味空間を作りたいならインナーバルコニーがおすすめ

インナーバルコニーで失敗しない!注意点・メリットを解説【インスタ実例つき】の画像10

今回はインナーバルコニーのメリット・デメリットや注意点について解説しました。

インナーバルコニーは屋根があるので、雨の日でも洗濯物を干せます。
外にいる感覚で自然の日光や風を感じられ、リフレッシュにも効果的ですよ。

インナーバルコニーを作るときは、プライバシー対策や採光対策を行いましょう。
そして間取りを考える際に注意するポイントは、動線を意識することです。

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