そこで今回は、DIYの基礎知識からDIYでできること・実例集のご紹介まで、DIYとは何かを詳しく解説していきます。これからチャレンジする初心者の方も必見です。ぜひ、DIYを始める前にチェックしてみてくださいね。
DIYの基礎知識
まずは、DIYの意味やDIYの歴史など、始める前に知っておきたい基礎知識を見ていきましょう。
DIYの意味
DIYという言葉は、「Do It Yourself」の頭の文字をとった略語で「ディー・アイ・ワイ」と読みます。直訳すると「あなた自身でやりなさい」という意味です。プロの業者に頼まずに、素人が自分自身で作ったり修繕したりすることを指します。また、そのような考え方を指す場合もあります。
ホームセンターで買ってきた材料で、オリジナルの棚やテーブルを作ったり、壁の壁紙を貼り直したり。家の中の家具やインテリアだけでなく庭のガーデニングや装飾まで、DIYの幅は広がってきています。
DIYのはじまり
DIYは、1945年のイギリスが発祥です。当時、第二次世界大戦によって被害を受けたイギリスの首都ロンドンでは、自分たちの街を自分たちの手で復興させようという国民運動が始まりました。その時のスローガンとして使われていたのが、「Do It Yourself(自分たちでやろう)」だったのです。
その後、この精神はイギリスからヨーロッパ全土、アメリカへと広がっていきました。「復興」として始まったDIYは、アメリカでは「レジャー」として楽しむものへと変わっていき、DIYの文化が根付いていったのです。1960年代後半、アメリカでは大型のDIY専門店、現在のホームセンターが誕生し、DIYはさらに発展していきました。
アメリカでDIYが広まった後、日本にもDIYという考え方が入ってきます。それまでの日本
では、日曜大工という言葉が使われていました。1969年に、島根県に日本初のホームセンターがオープンします。その後、1970年代にかけてホームセンターが全国にでき始め、日本国内でもDIYが広まっていきました。
どんな人におすすめ?DIYの魅力
DIYはどんな人に向いているのでしょうか?ここでは、DIYをするメリットやDIYでできることなどをご紹介します。
DIYをするメリット
DIYをするメリットは、大きく分けて3つあります。DIYの魅力を見ていきましょう。
①コストパフォーマンスがいい
DIYをするメリットの一つとして、コストパフォーマンスの良さがあげられます。テーブルや棚など、既製品を買うと結構なお金がかかる場合でも、ホームセンターや100円ショップで材料を買ってきて自分でDIYするとお金を節約して作れることが多いです。時間や手間はかかりますが、コスパ良く欲しいものを手に入れられるという魅力があります。
②好みのデザインやサイズにできる
DIYをすると、自分好みのデザインやサイズにできるというメリットもあります。例えば庭のウッドデッキの場合、イメージに合う材質や色のもの、サイズがぴったりのものを既製品の中から探すのはなかなか難しいです。DIYをすれば、オリジナルのデザインや思い通りのサイズで作れます。デザインやサイズを自由に決めれるのも、DIYの魅力です。
③趣味として楽しめる
DIYは、趣味としても楽しめます。手作りのものを作ることが好き、ものを大切にしたい、こだわりがある、という方は特におすすめです。「こんなものがあればもっと便利なのに」や「こんなイメージの部屋にしたい」などの思いも叶えられます。さらに、自分で作ったものを大切にするという付加価値も見出せるので、生活をより豊かなものにしてくれるはずです。
DIYでできること
DIYでできることには、木工製作・住まいの手入れ・庭の手入れ・リメイクなどの種類があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
【木工製作】
棚・テーブル・椅子などの家具を作る
インテリア小物・装飾などを作る
収納を作る
【住まいの手入れ】
壁紙の貼り替え
ふすまの貼り替え
フローリング・クッションフロアなど床の張り替え
ドアノブの交換
水栓・蛇口など水回りの交換
【庭の手入れ】
ウッドデッキを作る
砂利や芝生を敷く
花壇を作る
ライトアップ装飾をする
【リメイク】
家具をリメイクする
不用品をリメイクする
【実例集】DIY初心者でも始められる!作り方まとめ
ここでは、実際にDIYでできることをまとめた実例集のコラムをご紹介します。ウッドデッキ・キッチンカウンター・棚・トタン屋根・二重窓のDIYです。気になるものがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね。
ウッドデッキのDIY
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キッチンカウンターのDIY
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棚のDIY
▶棚DIYをもっと簡単に、手軽に楽しもう! おしゃれな棚の作り方とDIY実例
DIYを始めるならまずチャレンジしてみたい、手作りの棚。こちらのコラムでは、簡単に手軽に始められる、100均アイテムで作るおしゃれな棚を紹介しています。はじめてのDIYにもピッタリです。インスタグラムで見つけたおしゃれな手作り棚もまとめているので、早速チェックしてみましょう。
トタン屋根のDIY
▶トタン屋根とは?DIY実例やメリット・デメリット、耐久年数を解説
こちらの記事では、トタン屋根の種類やメリット・デメリット、長持ちさせるコツなどを詳しく解説しています。ほかの屋根材に比べて、軽量で地震に強い性質を持つトタン屋根。分かりやすい動画のメンテナンス方法は、要チェックです。
二重窓のDIY
▶賃貸にもおすすめ!DIYで二重窓を設置する手順・費用とオシャレなDIY実例5選
断熱性アップや結露対策に効果的な、二重窓。こちらでは、賃貸住宅にもおすすめの二重窓のDIYが紹介されています。簡易二重窓キットを使ったDIYの手順も細かく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
何が違うの?DIYと〇〇の違い
「DIYって、日曜大工のことじゃないの?」そう思う方もいるはず。ここでは、DIYと日曜大工・ハンドメイド・クラフトの違いについてまとめました。
日曜大工とDIYの違いは?
DIYと日曜大工は似ていますが、違いもあります。「日曜大工」という言葉は、日本では1950年代から一般的に使われてきました。DIYの文化が日本に広まる前からある言葉なので、「DIYって日曜大工と同じでしょ」と思う方も多いですよね。
もともと日曜大工とは、大工ではない人が休日や週末に木材や釘などを使って家具を作ることを指します。一方でDIYには、木工作業のほかに家の修繕や雑貨やインテリアなどを手作りすることも含まれます。日曜大工は休日や週末にする木工作業、DIYは木工製作も含めた手作り作業ということです。
ハンドメイドとDIYの違いとは?
ハンドメイド「handmade」は、英語で「手作り」を意味します。ハンドメイド品とは、機械が作るものではなく人の手で作るものや手作業で作るもののことを指します。DIYしたものも手作りなのでハンドメイド品と呼べますが、DIYには家の修繕なども含まれるので、ハンドメイド=DIYにはなりません。
また、DIYの作品はプロではなく素人が作ったものを指しますが、ハンドメイド品にはプロが作って販売されているものも含まれます。ここが、ハンドメイドとDIYの大きな違いです。ハンドメイド品の一部に、DIYの作品が含まれるといった考え方になります。
クラフトとDIYの違いとは?
クラフト「craft」は、わざ・技能・手工業などと訳されます。この場合のクラフトは、「手芸」という意味で使われることが多いです。手芸とは、布や糸を使って手作業でものを作ることを指します。裁縫・刺繍・編み物などを指すことが一般的です。
また、ペーパークラフト・ワイヤークラフト・ガラス工芸・陶芸などの手で作ったものもクラフトと呼ばれます。クラフトとDIYは似ているようですが、DIYは暮らしに基づいたものという点がクラフトとの違いです。
DIYにチャレンジしてみよう!
今回は、DIYの基礎知識やDIYでできることなどをご紹介しました。DIYでできることや作れるものは幅広いですが、はじめての方が気軽に挑戦できるものもあります。DIYを活用すれば、家での暮らしがより便利により豊かになるはずです。DIY初心者の方もぜひ、チャレンジしてみてくださいね!
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