本記事では、春夏秋冬それぞれの季節に咲く赤い花を20種類ご紹介します。また、赤い花を咲かせる木や育てやすい花についても詳しく解説しますので、ぜひ参考にして、お気に入りの赤い花を見つけてくださいね。
- 春に咲く赤い花①アネモネ
- 春に咲く赤い花②カーネーション
- 春に咲く赤い花③チューリップ
- 春に咲く赤い花④スイートピー
- 春に咲く赤い花⑤バラ
- 夏に咲く赤い花①アジサイ
- 夏に咲く赤い花②アサガオ
- 夏に咲く赤い花③カンナ
- 夏に咲く赤い花④サルビア
- 夏に咲く赤い花⑤ハイビスカス
- 秋に咲く赤い花①リコリス(ヒガンバナの仲間)
- 秋に咲く赤い花②コスモス
- 秋に咲く赤い花③カトレア
- 秋に咲く赤い花④ダリア
- 秋に咲く赤い花⑤ネリネ
- 冬に咲く赤い花①シクラメン
- 冬に咲く赤い花②プリムラ・ポリアンサ
- 冬に咲く赤い花③パンジー
- 冬に咲く赤い花④ポインセチア
- 冬に咲く赤い花⑤クリスマスローズ
- 赤い花が咲く木 季節別4選
- おすすめの育てやすい赤い花 季節別4選
- お気に入りの赤い花を見つけよう!
春に咲く赤い花①アネモネ
アネモネは、キンポウゲ科イチリンソウ属の花で、ヨーロッパ南部から地中海東部沿岸地域が原産で、古くから神話や伝説に登場するなど、人々との深い関わりがあります。赤色のアネモネは、その鮮やかな色合いが特徴で、春の訪れを感じさせる花として人気があります。
アネモネの花言葉
アネモネの花言葉は「君を愛す」。この情熱的な花言葉は、赤い花の持つ強い存在感と相まって、特別な場面や大切な人への贈り物として人気があります。
アネモネの見頃
アネモネの見頃は2月から5月にかけてです。長い開花期間を持つため、季節の移り変わりと共に長く楽しむことができます。
アネモネの育て方
アネモネは育てやすい花として知られています。日当たりが良く、水はけの良い場所に植えるのが基本です。植え付けは10月から11月に行い、球根を水はけの良い土壌に植えます。また、アネモネは耐寒性が強く、冬の寒さにも耐えることができます。
春に咲く赤い花②カーネーション
カーネーションはナデシコ科ナデシコ属の花で、フリル状の花びらが特徴的。母の日に贈る定番の花としても広く知られ、華やかさと可憐さを併せ持ち、赤いカーネーションは、特に母親への愛を象徴する花とされています。
カーネーションの花言葉
カーネーションの花言葉は、「母への愛」「母の愛」「純粋な愛」「真実の愛」などです。母親に対する深い敬愛と感謝の気持ちを表し、母の日のプレゼントにまさにピッタリ。
カーネーションの見頃
カーネーションの見ごろは、一般的に2月から5月にかけてです。しかし、ハウス栽培の技術が発達しているため、1年を通じて入手することが可能です。
カーネーションの育て方
カーネーションを育てる際は、日当たりが良く、乾燥した環境を好むため、日照時間が確保できる場所に置くのが理想的です。水やりは、土が完全に乾いた後にたっぷりと与えるようにし、水のかけすぎには注意が必要です。
春に咲く赤い花③チューリップ
チューリップは、ユリ科チューリップ属の花です。世界中で愛されている球根植物で、シンプルで美しい花と葉が特徴です。5000を超える品種が存在し、そのうち1000品種が世界中で育てられています。
チューリップの花言葉
赤いチューリップの花言葉は「家族への感謝」と「愛の告白」です。日頃からお世話になっている家族に感謝の意を伝えたり、大切なパートナーへの愛を伝えるシンボルとして、この花はピッタリ。
チューリップの見頃
チューリップの見頃は、3月下旬から4月中旬です。開花時期は品種によって異なり、普通咲きのものは4月中旬から5月にかけて咲きます。さらに遅咲きの品種は、4月下旬から5月にかけて開花します。
チューリップの育て方
チューリップを育てる際には、堅く締まった大きな球根を選び、10月中旬から11月中旬に植え付けます。日当たりの良い場所で、水はけの良い土を使用することが重要です。鉢植えの場合は、土が乾いたときにたっぷりと水を与え、庭植えの場合は、自然の雨に任せると良いでしょう。
春に咲く赤い花④スイートピー
スイートピーは、マメ科レンリソウ属のつる性植物の花です。イタリアのシチリア島を原産地とし、つるを伸ばしながら美しい花を咲かせるのが特徴です。スイートピーには春咲き、夏咲き、冬咲きの品種があります。
スイートピーの花言葉
赤いスイートピーには固有の花言葉はありませんが、一般的なスイートピーの花言葉が適用されます。「門出」「優しい思い出」「永遠の喜び」といったもので、贈り物としても人気です。
スイートピーの見頃
春咲きのスイートピーは、4月下旬から6月中旬にかけて見頃を迎えます。夏咲きのスイートピーは6月から8月頃に開花し、夏の庭を彩ります。
スイートピーの育て方
スイートピーを育てる際は、日当たりと風通しが良く、水はけの良い場所を選ぶことが大切です。水やりは、土が乾いたらたっぷりと与えますが、乾かし気味に管理するのがポイントです。
春に咲く赤い花⑤バラ
バラは、バラ科バラ属に属する植物の総称で、さまざまな園芸種も含まれます。バラの種類には、木立ち性のブッシュ・ローズ、半つる性のシュラブ・ローズ、つる性のつるバラ、そしてミニバラがあります。
バラの花言葉
赤いバラの花言葉は「情熱」「愛情」「美」などがあります。特にロマンチックな場面で使われることが多く、恋人へのプレゼントや特別なイベントに最適な花です。
バラの見頃
バラの見頃は主に5月から6月ですが、四季咲きの品種も多く存在します。そのため、品種によっては春から秋にかけて長期間楽しむことができます。
バラの育て方
バラを育てる際には、日当たりと風通しの良い場所を選ぶことが重要です。土には水はけの良い土を使用し、乾燥を防ぐようにたっぷりと水やりしましょう。植え替えは季節に応じて行うことが必要です。
夏に咲く赤い花①アジサイ
アジサイは日本原産の梅雨時期に咲く代表的な花木です。花色は土壌の酸性度に影響を受け、酸性土壌では青、アルカリ性土壌では赤に変化するのが特徴です。
アジサイの花言葉
赤いアジサイの花言葉は「強い愛情」と「元気な女性」です。特別な相手に感謝や励ましの気持ちを伝えるのにぴったりです。
アジサイの見頃
アジサイの見頃は、梅雨時期である6月から7月にかけてです。この時期には鮮やかな赤色のアジサイが庭を彩り、雨の中でもひときわ目を引きます。
アジサイの育て方
アジサイは日当たりの良い場所を好みますが、真夏には半日陰が適しています。植える時期は11月から3月が適期で、この時期に植えるとしっかりと根付きます。
夏に咲く赤い花②アサガオ
アサガオは、ヒルガオ科サツマイモ属のつる性の一年草で、江戸時代に観賞用として広まりました。花の大きさは巨大輪から小輪までさまざまです。
アサガオの花言葉
赤いアサガオの花言葉は「はかない情熱的な愛」です。アサガオは咲いている時間が短く、それでも美しく咲く姿がこの花言葉を象徴しています。
アサガオの見頃
アサガオの見頃は7月中旬から10月上旬です。特に朝の涼しいうちに咲く姿は、夏の風物詩として多くの人に親しまれています。
アサガオの育て方
アサガオは日当たりと風通しの良い場所で育てることが大切です。西日の強い直射日光は避けるようにしましょう。水やりは、花が咲くまでは控えめにし、咲き始めたらたっぷりと与えます。夏場は朝夕に水を与えると良いでしょう。
夏に咲く赤い花③カンナ
カンナは、カンナ科カンナ属に属する植物です。多くの種類や園芸品種があり、春に球根を植えると夏から秋にかけて鮮やかな花を咲かせます。
カンナの花言葉
カンナの花言葉には「情熱」「快活」「永遠」「妄想」「尊敬」などがあります。結婚祝いや活動的な人への贈り物にピッタリです。
カンナの見頃
カンナの見頃は6月から10月前後です。真夏の炎天下でも耐暑性が非常に高く、鮮やかな花を咲かせるため、夏の庭を彩る重要な存在です。長期間にわたって楽しめるカンナは、庭植えや鉢植えで季節の移ろいを感じさせてくれます。
カンナの育て方
カンナは日当たりと水はけが良く、肥沃な場所で育てることがポイントです。暖地では防寒対策をすることで露地で冬越しが可能ですが、それ以外の地域では冬に根茎を掘り上げて保存する必要があります。
夏に咲く赤い花④サルビア
サルビアは、ブラジル原産のシソ科アキギリ属の植物で、燃え立つような濃い赤色の花が特徴です。サルビア属には約900種があり、赤色の花が美しく、長い期間にわたって楽しめる人気の植物です。
サルビアの花言葉
サルビアの花言葉には「知恵」「尊敬」「家族愛」「良い家庭」があります。「知恵」や「尊敬」は、サルビアの英名「sage(賢人)」から由来とされ、「家族愛」や「良い家庭」は、穂状に連なって咲く花びらからの連想で生まれたと考えられています。
サルビアの見頃
サルビアの見頃は6月から11月で、長い開花期間が魅力です。鮮やかな赤い花が夏から秋にかけて庭や花壇を彩ります。
サルビアの育て方
サルビアは日当たりが良く、水はけの良い場所で育てるのがポイントです。夏の高温にも耐えることができますが、30℃以上では花つきが悪くなることがあります。水やりは、用土が乾き始めたらたっぷりと与えます。
夏に咲く赤い花⑤ハイビスカス
ハイビスカスは、アオイ科フヨウ属の植物の総称で、ハワイ州の花としても知られています。ハワイ語では「アロアロ」と呼ばれ、南国を象徴する花として人気です。
ハイビスカスの花言葉
ハイビスカスの花言葉には、「新しい恋」「繊細な美しさ」「勇気ある行動」「あなたを信じる」「信頼」などがあります。「新しい恋」は、一日花として次々に花を咲かせるハイビスカスの特徴から来ています。
ハイビスカスの見頃
ハイビスカスの見頃は、5月から10月までの長い期間です。開花期が長いため、夏の間ずっと庭や鉢植えで楽しむことができます。
ハイビスカスの育て方
ハイビスカスは日光がよく当たる場所に置きます。水やりは、春から秋にかけて鉢土が乾いたらたっぷりと与え、特に開花期には水切れに注意が必要です。
秋に咲く赤い花①リコリス(ヒガンバナの仲間)
リコリスは、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の植物で、別名「ヒガンバナ」や「マンジュシャゲ」としても知られています。花色は赤をはじめ、白、黄、オレンジ、ピンク、紫など豊富で、欧米でも人気が高まっており、多くの園芸品種が作られています。
リコリスの花言葉
リコリスの花言葉には「独立」と「情熱」があります。「独立」は、一本の茎だけで花を咲かせるリコリスの姿から来ており、「情熱」は、特に赤いリコリスが燃える炎を連想させることから付けられています。
リコリスの見頃
リコリスの見頃は、7月中旬から10月中旬にかけてです。開花期間は1週間ほどと短いですが、その短い間に鮮やかな花を咲かせ、夏から秋にかけての風景を彩ります。
リコリスの育て方
リコリスは日当たりを好む植物ですが、明るい半日陰でも問題なく育ちます。水はけの悪い場所では高畝にして植えましょう。庭植えの場合、特別な水やりは必要ありませんが、鉢植えでは、夏に花茎が現れてから初夏に休眠するまで、鉢土が乾いたらたっぷりと水やりを行います。
秋に咲く赤い花②コスモス
コスモスは、キク科コスモス属の植物で、和名では「アキザクラ(秋桜)」と呼ばれ、日本の秋を代表する風物詩として親しまれています。花色はピンク、白、濃赤、黄、オレンジ色、複色など、非常にカラフルです。
コスモスの花言葉
赤いコスモスの花言葉は「乙女の愛情」「乙女の調和」です。真っ赤なコスモスは、若々しく純粋な愛情を象徴しています。
コスモスの見頃
コスモスの見頃は6月から11月にかけてで、開花期間が長いのが特徴です。秋の風景に鮮やかな彩りを添え、初心者でも育てやすい花として人気があります。
コスモスの育て方
コスモスは、風通しが良く日当たりの良い場所で育てることがポイントです。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。庭植えの場合は、雨水がかかる場所であれば特別な水やりの必要はほとんどありません。
秋に咲く赤い花③カトレア
カトレアは、中南米原産のラン科植物で、「洋ランの女王」と称されるほど高い評価を受けている洋ランです。鮮やかな花色と豊かな香りが特徴で、大輪のカトレアは贈答品やブーケ、コサージュとして人気があり、ミディやミニサイズの品種は家庭栽培にも適しています。
カトレアの花言葉
赤やピンクのカトレアの花言葉は「成熟した大人の魅力」「魅力」です。カトレア全般には、情熱や愛情、包容力、女性らしさが反映されており、特別な場面で贈る花としても非常に人気があります。
カトレアの見頃
カトレアの見頃は、春咲きの品種は3月から4月、初夏咲きは5月から7月、秋咲きは9月から11月、冬咲きは12月から3月と、種類によって異なります。このため、年間を通してカトレアの美しい花を楽しむことが可能です。
カトレアの育て方
カトレアは、1年を通して日当たりの良い場所での栽培が適しています。初夏から秋にかけては戸外で若干の遮光が必要です。それ以外の季節は、できるだけ長時間日光に当てるようにします。水やりは春半ばから秋の初めまではたっぷりと行い、秋の終わりから冬にかけては、比較的乾燥気味に管理し、蕾が伸びてきたら水を切らさないように注意します。
秋に咲く赤い花④ダリア
ダリアは、キク科ダリア属に属する多年生草本植物です。大輪種から小輪種まで多様な品種が存在し、花形もデコラティブ咲きやカクタス咲きなど、10数種に分類されます。特に秋に鮮やかな花を咲かせます。
ダリアの花言葉
赤色のダリアの花言葉は「栄華」「華麗」です。情熱的で力強い赤色にふさわしい花言葉であり、成功や成就を願う気持ちを伝えるのに適しています。
ダリアの見頃
ダリアの見頃は6月中旬から11月にかけてで、開花期が非常に長いのが特徴です。真夏は高温のため咲きにくいものの、9月中旬から10月にかけて多くの花が咲き誇ります。
ダリアの育て方
ダリアは、日当たりと水はけの良い場所で育てることが重要です。原産地が熱帯の高地であるため、夏の高温が苦手で、日本では秋に多くの花を咲かせます。冬期は地中の球根で越冬しますが、凍結や多湿を避けるために、掘り上げて保存することも必要です。
水やりは、庭植えでは極端に乾燥する場合を除いて水やりはほとんど不要ですが、鉢植えでは生育中に水切れしないよう十分に水やりを行います。
秋に咲く赤い花⑤ネリネ
ネリネは、南アフリカ原産のヒガンバナ科に属する植物で、その美しい輝きを持つ花弁から「ダイヤモンドリリー」とも呼ばれています。日本では従来あまり注目されていませんでしたが、近年では切り花や鉢物としての人気が高まっています。
ネリネの花言葉
ネリネの花言葉には「華やか」「幸せな思い出」「輝き」などがあります。これらの花言葉は、ネリネの光沢のある花びらに由来し、また、「また会う日を楽しみに」「忍耐」「箱入り娘」という花言葉も持ち、水底で暮らすギリシャ神話の水の妖精ネーレーイスにちなんでいます。
ネリネの見頃
ネリネの見頃は10月中旬から12月中旬までです。開花期間が長く、1か月ほどその美しい花を楽しむことができます。特に赤いネリネは、秋の深まりを感じさせる花として庭や室内を華やかに彩ります。切り花としても花もちがよく、アレンジメントにも最適です。
ネリネの育て方
ネリネは日当たりを好む植物で、多くの園芸種は耐寒性がないため、冬は霜が降りないように管理が必要です。一方、ボーデニー種やウンデュラータ種は耐寒性があり、関東地方以西では戸外での栽培が可能です。
冬に咲く赤い花①シクラメン
シクラメンは、地中海地方原産のサクラソウ科シクラメン属に属する多年草の球根植物で、花色は赤、ピンク、白、黄色、紫など多様で、八重咲きやロココ咲きなど、花形にもバリエーションがあります。
シクラメンの花言葉
赤いシクラメンの花言葉は「愛情」「きずな」「はにかみ」です。赤いシクラメンは、控えめながらも情熱的な気持ちを伝える花として、贈り物にもぴったりです。
シクラメンの見頃
シクラメンの見頃は10月から3月にかけてで、開花期が長いのが特徴です。特に冬の寒い季節に鮮やかな花を咲かせるため、室内を明るく彩る植物として人気があります。
シクラメンの育て方
シクラメンは、冬は室内の日当たりの良い窓辺で管理するのが理想的です。3月中旬からは日当たりの良い戸外で管理し、梅雨時期からは風通しの良い明るい日陰で育てます。最低気温が5~10℃になると室内に取り込むようにしましょう。
冬に咲く赤い花②プリムラ・ポリアンサ
プリムラ・ポリアンサは、サクラソウ科サクラソウ属の園芸植物で、冬から春にかけて鮮やかな花を咲かせるヨーロッパ原産の複数のプリムラ種の交雑種です。
プリムラ・ポリアンサの花言葉
プリムラ・ポリアンサの花言葉には「富の誇り」と「無言の愛」があります。「富の誇り」は、多くの花を咲かせる姿が「たくさんの富」を象徴することに由来し、「無言の愛」は、寒い時期にも耐え続けて咲くプリムラの強さと忍耐力を象徴しています。
プリムラ・ポリアンサの見頃
プリムラ・ポリアンサの見頃は、11月から4月にかけてです。開花期が非常に長く、冬の庭や室内を鮮やかに彩ります。長期間にわたって花を楽しむことができるため、冬から春にかけてのガーデニングには欠かせない花の一つです。
プリムラ・ポリアンサの育て方
プリムラ・ポリアンサは、暑さに弱いため、通常は一年草として扱われます。夏越しには日陰に置き、乾燥を避けることが重要です。夏以外は日当たりの良い場所で管理し、適切な水やりと肥料を与えることで、長期間にわたって美しい花を楽しむことができます。寒さにも強いので、冬でも元気に育ち、庭やベランダを華やかに彩ります。
冬に咲く赤い花③パンジー
パンジーは、スミレ科スミレ属の小型園芸植物。パンジーとビオラは、大輪と小輪で区別されていましたが、近年の交雑により、区別が難しくなってきています。秋から春にかけての長期間にわたって花を咲かせます。
パンジーの花言葉
赤いパンジーの花言葉は「思い出」や「思想」「もの思い」です。これらの花言葉は、落ち着きのある赤い花にふさわしく、深い感情や考えを伝える際に向いています。
パンジーの見頃
パンジーの見頃は10月下旬から5月中旬にかけてです。初心者でも育てやすく、長期間にわたって花を楽しむことができるため、冬から春にかけてのガーデニングには最適な植物です。
パンジーの育て方
パンジーは日当たりと風通しの良い場所で育てるのがポイントです。水はけの良い土壌に植え付けを行います。植え付け後はたっぷりと水を与えます。ただし、庭植えの場合ほとんど水やりが必要ありません。鉢植えの場合は、鉢底から水が流れ出るくらいにたっぷりと水を与え、過湿にならないよう注意しましょう。
冬に咲く赤い花④ポインセチア
ポインセチアは、トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑性低木で、日本では11月から12月に色づくことから「クリスマスフラワー」としてクリスマスシーズンに飾る花として人気があります。
ポインセチアの花言葉
ポインセチアの花言葉は「祝福する」「聖夜」「幸運を祈る」「私の心は燃えている」など、クリスマスにぴったりの意味を持ちます。特別な時期に贈る花として最適で、冬の寒さの中でも鮮やかな赤で心を温かくしてくれる花です。
ポインセチアの見頃
ポインセチアの見頃は12月から2月です。開花期が長いため、クリスマスや新年を迎える季節に長く楽しむことができます。
ポインセチアの育て方
ポインセチアは寒さに弱いため、冬は日当たりの良い室内で管理し、最低温度を10℃以上に保つことが重要です。冷え込みが激しい窓辺や玄関では注意が必要です。水やりは乾かし気味に管理し、冬は土が湿っていても葉がしおれることがあるため、過剰な水やりは避けましょう。
冬に咲く赤い花⑤クリスマスローズ
クリスマスローズは、キンポウゲ科クリスマスローズ属(ヘレボルス属)に属する多年草で、ガーデン・ハイブリッドやレンテンローズとも呼ばれ、冬から早春にかけて美しい花を咲かせ、冬の庭を彩る植物です。
クリスマスローズの花言葉
クリスマスローズの花言葉には、特定の色に限定されず「追憶」「私を忘れないで」「慰め」などがあります。花の色や花形に多様性があり、品種改良が進んでいるため、さまざまなバリエーションを楽しむことができます。
クリスマスローズの見頃
クリスマスローズの見頃は1月から3月です。この時期に花を咲かせるため、冬の庭や室内を彩る植物として人気があります。特に赤いクリスマスローズは、冬の白や緑の景色に美しいコントラストを加え、目を引く存在となります。
クリスマスローズの育て方
クリスマスローズは耐寒性が強く、日陰でも育つため、庭植えでも鉢植えでも栽培が容易です。庭植えの場合は、水はけの良い明るい半日陰が適しています。鉢植えの場合、秋から春までは日当たりの良い場所で、初夏から秋口は明るい半日陰で管理し、過湿を避けるために梅雨時や秋の長雨に注意が必要です。
赤い花が咲く木 季節別4選
赤い花が咲く木々は、庭や景観に力強いアクセントを加えてくれます。ここでは、季節ごとに楽しめる赤い花を咲かせる木を4つご紹介します。それぞれの木が持つ特徴や見頃を押さえて、四季折々の美しい風景を楽しんでみましょう。
春に赤い花が咲く木 ハナモモ
ハナモモは、バラ科モモ属に属する耐寒性落葉低木で、ピンク、赤、白の花を咲かせ、春の庭に彩りを添えてくれます。モモは古来より中国で福を招くとされており、現在も多くの品種が栽培されています。
ハナモモの花言葉には「私はあなたのとりこ」「気立てのよさ」「チャーミング」があります。これはモモの花が古くから女性の象徴であることに由来しています。
ハナモモの見頃は3月中旬から4月中旬です。この時期、春の訪れとともに咲き誇るハナモモは、庭や公園を華やかに彩ります。赤いハナモモは特に目を引き、春の風景に鮮やかなアクセントを加えてくれます。
夏に赤い花が咲く木 サルスベリ
サルスベリは、ミソハギ科サルスベリ属の落葉小高木で、別名を「ヒャクジツコウ(百日紅)」とも言い、その名の通り、夏から秋にかけての長い開花期が特徴です。すべすべとした独特の幹肌が特徴的で、風情のある樹木としても親しまれています。
花言葉には「雄弁」「饒舌」「あなたを信じる」があります。これらの花言葉は、サルスベリの長い開花期から、よくしゃべる人を連想させることに由来しています。
見頃は7月から10月にかけてです。真夏の暑さの中でも鮮やかな紅色の花を咲かせ続け、庭や公園を華やかに彩ります。開花期が長いため、夏から秋にかけての景観を楽しむために非常に適した植物です。
秋に赤い花が咲く木 サザンカ
サザンカは、ツバキ科ツバキ属に属する常緑広葉樹で、日本の固有種です。秋から冬にかけて美しい花を咲かせるため、晩秋から冬の庭を彩る植物として親しまれています。
サザンカの花言葉には「理想の恋」「ひたむきな愛」「ひたむきさ」「困難に打ち勝つ」などがあります。これらの花言葉は、寒い季節に凛と咲くサザンカの姿に由来しています。
サザンカの見頃は、品種によって異なります。サザンカ系は10月から12月にかけて、カンツバキ系は11月から3月、ハルサザンカ系は12月から4月にかけて開花します。これにより、秋から春までの長期間にわたって楽しむことができ、特に赤いサザンカは冬の寒い季節に庭を明るく彩ります。
冬に赤い花が咲く木 ウメ
ウメは、バラ科サクラ属に属する落葉性の花木で、中国原産のウメは、奈良時代には日本に渡来し、『万葉集』には100首を超えるウメに関する歌が詠まれています。ウメは「花ウメ」と「実ウメ」に分かれ、特に観賞価値の高い花ウメは、花の美しさや香り、そして樹形を楽しむために栽培されています。寿命が長く、盆栽としても人気があります。
花言葉には「忠実」「高潔」「忍耐」などがあります。これらの花言葉は、寒さの厳しい冬に咲き誇るウメの強さや気高さに由来しています。
見頃は1月から3月にかけてです。寒い冬から春にかけて咲くウメの花は、厳しい季節に春の訪れを告げる花として、多くの人々に愛されています。
おすすめの育てやすい赤い花 季節別4選
赤い花を庭やベランダに取り入れたいけれど、手間をかけずに育てたいと考えている方におすすめの植物を季節別にご紹介します。ここでは、初心者でも簡単に育てられる赤い花を春夏秋冬それぞれ4つピックアップしました。育てやすさと美しさを兼ね備えたこれらの花で、四季を通して鮮やかな赤を楽しんでみましょう。
春に咲く育てやすい赤い花 ガーベラ
ガーベラは、キク科ガーベラ属に属する花で、陽気で明るい雰囲気を持ち、花茎が長く伸びることから、花壇や切り花として広く利用されています。現在ではさまざまな原種との交配により、豊富な花色や花形のバリエーションが楽しめます。
ガーベラは四季咲き性があり、特に春と秋に多くの花を咲かせます。年中楽しめる花として、庭や鉢植えで育てることができ、季節ごとに美しい花を楽しむことができます。
ガーベラは日当たりが悪いと、花が咲きにくくなるため、半日以上日光が当たる場所での栽培が理想的です。乾燥に強いものの、生育と開花には十分な水が必要で、風通しと水はけを良くすることが大切です。
夏に咲く育てやすい赤い花 アンスリウム
アンスリウムは、サトイモ科ベニウチワ属(アンスリウム属)に属する植物で、学名は*Anthurium*、和名では「オオベニウチワ(大紅団扇)」とも呼ばれます。ひも状の部分である肉穂花序に多数の花がつき、長期間楽しめる苞が観賞用として人気です。
花の見頃は5月から10月で、室内の観葉植物としても人気があります。ハワイではバレンタインデーに贈る花としても愛されています。
アンスリウムは室内の半日陰で育てるのが適しています。強い日光は葉焼けの原因になりますが、暗すぎる場所では花が咲かなくなるため、適度な光が必要です。庭植えには向かず、鉢植えで育てるのが一般的です。水やりについては、多湿を好むため、春から秋には土が乾いてから水やりを行いましょう。
秋に咲く育てやすい赤い花 ケイトウ
ケイトウは、ヒユ科セロシア属に属する一年生植物で、和名では「鶏頭(ケイトウ)」と呼ばれます。その名前は、ニワトリのトサカに似た花の形状に由来します。ケイトウは古くから親しまれており、特に秋の風物詩として多くの庭や花壇で栽培されています。
花の見頃は7月から11月にかけてで、開花期が長いため、長期間にわたって楽しむことができ、初心者でも育てやすいです。
ケイトウは日当たりと水はけの良い場所を好みます。葉が大きくなりすぎないため、やせた土地で育てる方が見栄えが良いです。4月下旬以降から8月までタネまきが可能で、遅くまくほど草丈が低くなり、コンパクトな形で開花します。
水やりについては、根がしっかり張るまでは乾燥を避けましょう。鉢植えの場合、乾燥させると下葉が枯れやすくなるため、適度な水やりを心がけましょう。
冬に咲く育てやすい赤い花 カランコエ
カランコエは、ベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属(カランコエ属)に属する植物で、種類が豊富で、花を楽しむタイプと多肉質の葉を楽しむタイプに分かれます。
花の見頃は1月から5月にかけてで、開花期が長いため、冬から春にかけての室内や庭を明るく彩ります。
カランコエは、一般に鉢植えで育てるのが適しています。11月から5月は室内の日当たりの良い場所で育てます。秋以降は、夜間照明が当たらない場所で管理することで、花芽がつきやすくなります。水やりについては、カランコエは乾燥に強いですが、過湿に弱いため、水やりは控えめに行いましょう。
お気に入りの赤い花を見つけよう!
今回の記事では、春夏秋冬別の赤い花20種と赤い花が咲く木、育てやすい赤い花について紹介しました。お気に入りの赤い花を見つけることで、庭やベランダに鮮やかな彩りを加えることができます。季節ごとに咲く赤い花を選び、自分だけの特別なスペースを作り上げてみてください。
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