今回は2024年における冬至の日付や、かぼちゃを食べる・ゆず湯に入る理由を説明します。
冬至におすすめの過ごし方もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
冬至にピッタリなレシピを2つご紹介します!
季節のイベントを楽しみたい方は、要チェックですよ!
- 2024年の冬至はいつ?
- 冬至とは
- 冬至・夏至・春分・秋分の関係性
- 冬至の風習①:食べ物
- 冬至の風習②:ゆず湯
- 冬至におすすめの過ごし方
- 冬至にやってはいけないこと
- 冬至にピッタリなレシピ
- 冬至はカボチャを食べて健康を願おう
2024年の冬至はいつ?
2024年の冬至は12月21日(土)です。
毎年2月になると国立天文台によって、翌年の冬至や夏至などの日付が発表されます。
2025年における冬至の日付も決まっており、2025年の冬至は12月22日(月)ですよ。
基本的に、冬至は毎年12月の21日か22日とされています。
参考URL:令和 6年(2024) 暦要項
参考URL:令和 7年(2025) 暦要項
冬至とは
冬至は「とうじ」と読み、1年のうち昼の時間が最も短く、夜の時間が最も長くなる日のこと。
「冬に至る」という字の通り、冬の寒さが本格的になる時期です。
冬至を境に日照時間が長くなることから、太陽のパワーが再生する日と考えられてきました。
この考え方を「一陽来復(いちようらいふく)」といいます。
北半球で冬至を迎える頃、季節が北半球と反対になる南半球では、夏至を迎えます。
南極付近では一日中太陽が沈まない「白夜」となり、北極付近では一日中太陽が昇らない「極夜」となるんですよ。
夏至とは?
冬至とは反対に、1年の中で昼の時間が最も長くなる日を「夏至(げし)」といいます。
夏が始まり気温が上昇する時期で、夏至を過ぎると少しずつ日照時間が短くなっていきます。
天文学的に定められるため年によって数日の差が生じますが、夏至は毎年6月の20日か21日、22日辺りに訪れるもの。
2024年の夏至は、6月21日(金)です。
夏至の過ごし方は地域によって異なります。
たとえば、大阪を中心とする関西エリアではタコを食べたり、京都では「水無月(みなづき)」と呼ばれる和菓子を食べたりします。
夏至について、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめですよ!
2024年の夏至(げし)はいつ?由来や食べ物、お祭りも紹介
冬至・夏至・春分・秋分の関係性
冬至と夏至の中間の日を「春分(しゅんぶん)」、「秋分(しゅうぶん)」と呼びます。
春分・秋分は、どちらも昼と夜の長さが同じです。
2024年の春分・夏至・秋分・冬至について、以下の表にまとめました。
春分 | 夏至 | 秋分 | 冬至 | |
---|---|---|---|---|
日付 | 3月20日(水) | 6月21日(金) | 9月22日(日) | 12月21日(土) |
日の出 | 5時45分頃 | 4時26分頃 | 5時29分頃 | 6時47分頃 |
日の入り | 17時53分頃 | 19時00分頃 | 17時38分頃 | 16時32分頃 |
日照時間 | 約12時間8分 | 約14時間34分 | 約12時間9分 | 約9時間45分 |
※日の入り・日照時間は東京の場合です
春分と夏至、秋分、冬至は、太陽の動きに基づいて作られた中国の暦「二十四節気(にじゅうしせっき)」に由来します。
二十四節季は1年を24分割し、それぞれ次のように季節を表す名前を付けています。
季節 | 名称 |
---|---|
春 | 立春(りっしゅん) |
雨水(うすい) | |
啓蟄(けいちつ) | |
春分(しゅんぶん) | |
清明(せいめい) | |
穀雨(こくう) | |
夏 | 立夏(りっか) |
小満(しょうまん) | |
芒種(ぼうしゅ) | |
夏至(げし) | |
小暑(しょうしょ) | |
大暑(たいしょ) | |
秋 | 立秋(りっしゅう) |
処暑(しょしょ) | |
白露(はくろ) | |
秋分(しゅうぶん) | |
寒露(かんろ) | |
霜降(そうこう) | |
冬 | 立冬(りっとう) |
小雪(しょうせつ) | |
大雪(たいせつ) | |
冬至(とうじ) | |
小寒(しょうかん) | |
大寒(だいかん) |
二十四節気は、季節の変化を把握するために作成されたものです。
参考URL:令和 6年(2024) 暦要項
参考URL:日の出日の入りカレンダー
冬至の風習①:食べ物
冬至に食べるとよいものは、主に3つあります。
・かぼちゃ
・「ん」が付く冬至の七種
・小豆
ひとつずつ見ていきます。
かぼちゃ
冬至にかぼちゃを食べるのは、寒い季節を乗り越えるために、豊富な栄養をとるのが目的なんだそう。
かぼちゃは夏から秋にかけて収穫され、涼しい場所で数ヶ月ほど保存可能です。
さらに、ビタミンやミネラル、カリウムなどの栄養素をたくさん含んでいます。
かぼちゃに含まれる栄養素は、免疫力アップや風邪・がんの予防に効果的だといわれています。
つまり、冬至の風習は、新鮮な野菜が少なくなる冬に、栄養価の高いかぼちゃを食べて「健康に過ごそう」という先人の知恵が活かされているんです。
「ん」が付く冬至の七種
冬至に「ん」のつくものを食べると「運」が呼び込めるとされます。
特に、冬至の七種(ななくさ)は「ん」が2つ付いていることから、2倍の運気を呼び込むんだとか。
【冬至の七種】
・なんきん(かぼちゃ)
・れんこん
・にんじん
・ぎんなん
・きんかん
・かんてん
・うんどん(うどん)
縁起をかつぐだけでなく、冬至の七種はどれも栄養があり、身体によい食材です。
「冬至=かぼちゃ」のイメージが強いですが、冬至の七種も取り入れて、寒い冬を元気に乗り切りましょう。
小豆
冬至に食べるものの3つ目は「小豆」です。
小豆は食物繊維やタンパク質、ミネラル、ビタミンB群などの栄養素をバランスよく含んでいます。
加えて、小豆の赤色には邪気を祓う力があると信じられ、古くから魔除けに効果的な食材とされてきました。
冬至に小豆を食べて邪気を払い、運気を呼び込もうという風習です。
小豆を使った冬至向けレシピとしては
・米と小豆を炊き込んだ「小豆粥(あずきがゆ)」
・かぼちゃと小豆を煮た「いとこ煮」
などがおすすめですね。
冬至の風習②:ゆず湯
冬至の風習といえば、ゆず湯を思い浮かべる方も多いでしょう。
ここからは、ゆず湯に入る理由ややり方、ゆずを再利用する方法をご紹介します。
なぜ冬至にゆず湯に入るのか?
冬至にゆず湯に入る風習は、江戸時代からあったようです。
冬が旬のゆずは香りが強く、強い香りには邪気を払う力があると考えられてきました。
そのため、運を呼び込む前にゆず湯に入り、体を清めようとしたのです。
「香りで厄を払おう」という考え方は、端午の節句における菖蒲湯(しょうぶゆ)と同じです。
また、「冬至=湯治」と「ゆず=融通が利く(体が丈夫になる)」のゴロ合わせという説もあります。
ゆずの皮には、美肌効果・風邪予防が期待できるビタミンCや、血行を促進して冷え性を改善するヘスペリジンやリモネンが含まれます。
香りでリラックスしながら体を温められる「ゆず湯」は、寒い冬至にぴったりな風習ですね。
ゆず湯のやり方
ゆずを丸ごと湯船に浮かべるのが一般的なゆず湯の方法ですが、1〜2個では香りを楽しめないことも。
1回あたり3〜5個ほど使用すると、ゆずの香りを感じられるでしょう。
個数が少ない・香りが出にくいときは、爪楊枝で小さな穴を開ける、皮を数ヶ所削ぐ……といった方法が効果的です。
半分にカットまたは輪切りにするのもよいですが、果肉や種がこぼれて掃除が大変になるかもしれません。
その場合は、カットしたゆずを洗濯ネットに入れてお風呂に浮かべれば、掃除の手間を省けますよ。
なお、ゆずの果汁には刺激があるため、敏感肌の方やお子さんは注意してください。
ゆず湯に入った後は、体に付いた成分をシャワーでしっかりと洗い流しましょう。
ゆずを再利用する方法
ゆず湯で使用した後、ゆずをそのまま捨てるのは、なんだかもったいないですよね。
そこで、ゆずを再利用する方法をいくつかご紹介します。
【モイストポプリにして香りを楽しむ方法】
①ゆずの皮を薄くむき、包丁で細切りにする
②小瓶にゆずの皮と塩を交互に詰める
③瓶の上まで詰めて蓋をする
④香りを楽しみたいタイミングで蓋を開ける
【ゆずの皮に含まれるクエン酸を活用して水回りを掃除する方法】
①ゆずを掃除しやすい適度な大きさにカットする
②水垢が気になる部分を、ゆずの白い皮の部分で磨く
どちらも簡単に実践できるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
冬至におすすめの過ごし方
冬至におすすめの過ごし方を、5つピックアップしました。
・かぼちゃや小豆、冬の七種を食べる
・ゆず湯につかる
・今年を振り返る
・健康的な食事をして体を温める
・大切な人と過ごす
冬至は昼の長さが最も短くなり、この日を境として日照時間が長くなります。
運気が切り替わるタイミングなので、これまでを振り返ったり、大事な人とゆっくり過ごしたりするのがよいですね。
そして、本格的な寒さに備えて、体を温めるような行動を心がけましょう。
冬至にやってはいけないこと
冬至にやってはいけないことは、次の通りです。
・体を冷やす行動
・ケンカやもめ事
・ネガティブな言葉を口にする
寒さが極まる冬至では、体を冷やすような行動はNG。
冷たい食べ物や飲み物を控え、できるだけ薄着も避けましょう。
冬至はポジティブな運気を呼び込もうとする日です。
ケンカや悪口など、ネガティブな行動は運気を下げる可能性がありますよ。
冬至にピッタリなレシピ
最後に、冬至にピッタリなレシピを2つご紹介します。
・かぼちゃのくるみ和え
・ゆず大根
冬至に縁のある食べ物を美味しく食べましょう。
冬至レシピ①:かぼちゃのくるみ和え
こちらは、kurashiikiikiさんの「かぼちゃのくるみ和え」です。
くるみのザクザク感と、かぼちゃのトロッと感が組み合わさっています。
レンジ加熱OKなお手軽レシピで、あと一品加えたいときに役立つんだそう。
kurashiikiikiさんのアカウントでは、食に関する美容・健康の情報を発信しているので、ぜひチェックしてみてください!
冬至レシピ②:ゆず大根
冬至にぴったりな「ゆず大根」のレシピです。
ako_cook_foodさんがご紹介するレシピは、塩抜き不要・切って漬けるだけなので誰でも真似できます!
大根は大きめにカットして、厚めに皮をむくのがポイントなんだとか。
冬至はもちろん、お正月にもおすすめな一品ですね。
冬至はカボチャを食べて健康を願おう
今回は、2024年における冬至の日付や、かぼちゃを食べる・ゆず湯に入る理由を解説しました。
一年のうち、昼の時間が最も短くなる日を「冬至」といいます。
2024年の冬至は12月21日(土)です。
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