今回は、お宮参りはいつ・どこに行くのかを解説します。
服装マナーや前日までの準備リストも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
お宮参りをする派・しない派の意見も紹介します!
お宮参りをするか迷っている方は、要チェックですよ!
- お宮参りは赤ちゃんの誕生を報告する行事
- お宮参りはいつ行う?生後100日のお食い初めと一緒にするケースも
- お宮参りに行く場所
- お宮参りの準備|前日までに決めることリスト
- お宮参りの当日における流れ
- お宮参りの服装に関するマナー
- お宮参りにかかるお金
- お宮参りをする派・しない派の意見
- お宮参りで生後1か月のお子さんの姿を残しましょう
お宮参りは赤ちゃんの誕生を報告する行事
お宮参りは生まれたばかりの赤ちゃんと氏神(うじがみ)様を参拝し、赤ちゃんの誕生を報告する行事です。
なお、同じ土地に住む人々が信仰する神様のことを、氏神様と呼びます。
その土地の神様に挨拶することで、赤ちゃんの健やかな成長をお祈りするのです。
お宮参りは、初宮参り(はつみやまいり)や初宮詣(はつみやもうで)と呼ぶこともあります。
参拝だけでなくご祈祷も行うケースが多いですね。
お宮参りの風習は地域によって差異があるため、参拝する親族にお宮参りのやり方を確認しておくと安心です。
お宮参りはいつ行う?生後100日のお食い初めと一緒にするケースも
お宮参りは
・男の子:生後31日~32日目
・女の子:生後32日~33日目
に行うのが伝統的です。
ただし、お宮参りの時期については厳密なルールがありません。
赤ちゃんやママの体調を考慮しつつ、生後1か月前後を目安に行う家庭が多いです。
また、生後100日〜120日前後に「お食い初め(百日祝い)」と一緒に、お宮参りをするケースもあります。
お宮参りとお食い初めを一緒にすると、両家のスケジュールを調節しやすい点がメリットです。
しかし、2つの行事を準備するので、当日は忙しいスケジュールになる点には注意が必要ですよ。
お食い初めについては、こちらの記事もチェックしてみてください。
お食い初めとは?100日祝いのやり方、準備するもの、メニューをまとめて解説
お宮参りに行く場所
お宮参りはその土地の神様に報告する行事なので、住んでいる地域の神社に参拝するのが一般的です。
しかし「安産祈願をした神社に行きたい」や「思い入れのある神社に報告しに行きたい」などの理由で、生まれた土地でない神社を選ぶ方も増えていますよ。
お宮参りに行く場所を選ぶ際は、次のようなポイントを確認しておきましょう。
・移動にかかる時間
・待ち時間の目安
・おむつ替えや授乳するスペースの有無
移動や待ち時間に時間がかかると、赤ちゃんやママの負担になってしまいます。
お宮参りの準備|前日までに決めることリスト
お宮参りの準備として、前日までに決めることをリストにしました。
・場所や日程を決める
・参拝には誰が行くのかを決める
・参加する人にお宮参りの慣習を確認する
・費用は誰が負担するのかを相談する
・参拝のみ?ご祈祷や食事会、記念撮影の有無を考える
・ご祈祷や食事会、記念撮影の予約をする
・謝礼の準備をする
・ベビー用品を準備する
・お宮参り時の服装を準備する
・誰が赤ちゃんを抱くのか決める
ひとつずつ見ていきます。
場所や日程を決める
お宮参りをするときは、まず場所や日程を決めましょう。
土地の守り神である産土神(うぶすながみ)や、氏神様にお参りするのが伝統的ですが、好きな神社に参拝しても問題はありません。
縁起のよい日にお宮参りしたい方は、一粒万倍日や大安などの吉日を選ぶのがおすすめです。
自分は縁起を気にしなくても、一緒に参拝する方が気にするケースもありますよ。
参拝する方の意見は早めに伺っておくほうが、あとからトラブルに発展しにくいです。
吉日について知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね!
吉日とは?月ごとの吉日カレンダーや、すると良いことを紹介
参拝には誰が行くのかを決める
お宮参りの細かなスケジュールを立てるには、参拝する方の都合を確認する必要があります。
昔は赤ちゃんと両親以外に、父方の祖父母だけが参加していました。
しかし、現代では両家の祖父母や、両親の兄弟・姉妹も一緒に参拝するケースも多いですよ。
参加する人にお宮参りの慣習を確認する
参加する人が決まったら、それぞれにお宮参りの慣習を確認しましょう。
お宮参りは土地ごとに独自の風習があることも。
ママとパパの出身地が違うと、お宮参りの慣習も異なる可能性があります。
たとえば、大阪や兵庫などの関西地方では、お宮参りのときに紐銭(ひもぜに)と呼ばれる風習があります。
赤ちゃんのお祝い着・産着の紐に「紐銭」と書かれたご祝儀袋を結びつけ、赤ちゃんがお金に困らずに一生を送れるように願うのです。
費用は誰が負担するのかを相談する
昔は、お宮参りは父方の祖父母と行く慣習でした。
そのため、祈祷料や初穂料(はつほりょう)といった参拝にかかる費用は、父方の実家が準備するケースが多かったようです。
しかし、現代では両家そろって参拝する方も多く、家庭によって参拝のスタイルはさまざまです。
費用は誰が負担するのかについて、明確な決まりはないので、それぞれの家庭の方針で決定して構いません。
お宮参り直前になってから「誰が用意する?」と焦らないよう、事前に相談しておきましょう。
参拝のみ?ご祈祷や食事会、記念撮影の有無を考える
お宮参りでもっとも重要なのは、神社への参拝です。
最近では、お宮参りのスタイルが多様化しており
・神社への参拝のみを行う方
・参拝後にご祈祷をお願いする方
・参拝後に食事会・記念撮影を実施する方
など、家庭によって異なる過ごし方をしていますよ。
ご祈祷や食事会、記念撮影の予約をする
本殿への正式参拝やご祈祷を受けるには、神社によっては予約が必要です。
予約不可で受け付け順という神社があったり、七五三シーズンなどの混雑時期のみ当日受付不可となったり、神社ごとにやり方は異なります。
電話またはWebサイトにて、予約方法を確認しましょう。
なお、七五三シーズンや土日・祝日は神社が混みやすいので、早めの予約がおすすめです。
食事会や記念撮影の予約も忘れずに進めておいてくださいね。
謝礼の準備をする
お宮参りでご祈祷を受けるときは、神様へのお供えとして「初穂料」と呼ばれる謝礼を納めます。
謝礼は金額が設定されている場合と、「お気持ちで」といわれる場合があります。
金額が設定されていない際の相場は5,000〜1万円程度です。
蝶結びの水引が付いたのし袋を用意し、上部には「御初穂料」、下部には赤ちゃんの名前を記入するのがマナーです。
ベビー用品を準備する
お宮参りで必要となるベビー用品を、以下にまとめました。
赤ちゃんを連れて初めて長時間外出するのがお宮参り…という方もいるかもしれません。しっかり準備しておくと安心ですよ。
【ベビー用品】
・おむつセット(おむつ、おしり拭き、ビニールシート、おむつ替えシート)
・ミルクセット
→粉ミルクの場合:粉ミルク、哺乳瓶、熱湯と白湯が入った魔法ビン2本
※缶やパック入りのミルクが飲めそうな場合は哺乳瓶を持参すればOK
お出かけ前にお家で赤ちゃんの口に合うか何度か飲ませておくと安心です。
→母乳の場合:授乳ケープ、母乳パッド
・赤ちゃんの着替え
・おくるみ
・タオルまたはガーゼ
・抱っこ紐
・よだれかけ
・赤ちゃんのおもちゃ
時期によっては、日よけグッズや防寒対策グッズなども準備しましょう。
お宮参り時の服装を準備する
お宮参り用の服装は、和装と洋装があります。
レンタルするのか、購入するのかも考えておきましょう。
祝い着を購入すると色や柄など細部にまでこだわりを反映でき、大事な思い出を形に残せます。
ただし、子どもの成長は早いため着られる期間は短く、定期的にメンテナンスをしなければ、生地が黄ばむ・虫に食われることで傷んでいきます。
レンタルは小物一式がセットになっているケースが多く、購入するよりも低価格で手軽に利用できるのが魅力です。
一方で「借りたい衣装に先約が入っていた」または「レンタル店の品揃えが少ない」という理由で、思い通りの衣装を選べない可能性があります。
お宮参りの服装に関しては「お宮参りの服装に関するマナー」もご参照ください!
誰が赤ちゃんを抱くのか決める
伝統的なしきたりでは、赤ちゃんを抱くのは父方の祖母の役割とされています。
昔は、出産してまもない女性は穢れ(けがれ)ていると忌まれ、母親が抱くべきではないといわれていました。
現代では、しきたりにこだわらない方が増えており、誰が赤ちゃんを抱っこしても問題ありません。
お宮参りの当日における流れ
0歳ママである、ryoka_gifuvegigirlさんが投稿しているお宮参りの1日です。
移動中や食事の様子も紹介しています!
ryoka_gifuvegigirlさんは育児にまつわる情報を発信しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
futari_cameraさんが紹介する「お宮参り前やることリスト5選」。
お宮参り前に知っておきたい情報が、わかりやすくまとめられていますよ。
さらに、お宮参りフォトの撮影アイデアも掲載されています!
ここからは、お宮参り当日における流れを紹介しましょう。
【参拝とご祈祷、記念撮影、食事会を行う場合の例】
8:00:自宅を出発
8:30:神社に到着
8:40:神社にて受付
9:00~9:30:ご祈祷
9:30~10:00:撮影場所に移動
10:00~11:00:写真撮影
11:00~11:30:食事会場所に移動
11:30~13:30:食事会
14:00:帰宅
【参拝のみの例】
9:30:自宅を出発
10:00:神社に到着
10:20~11:00:参拝
11:30:帰宅
上記を参考にして、当日のスケジュール予定を立ててみてください。
お宮参りの服装に関するマナー
お宮参りの服装に関するマナーを紹介します。
赤ちゃんや両親、祖父母ごとに説明していきます。
赤ちゃんの服装
赤ちゃんの正式な服装は、白羽二重(しろはぶたえ)という着物の上に、祝着(のしめ)をかけるスタイルです。
ベビードレスの上に祝着をかけたり、ベビードレスのみで参拝したりする方もいますね。
白羽二重やベビードレスを赤ちゃんが嫌がるときは、ロンパースでも構いません。
デザインは、男女で次のようなデザインが好まれる傾向にあります。
・男の子:兜、鷹、武者、龍、虎
・女の子:桜、牡丹、蝶、手毬、鈴、御所車
着なれない衣装は、赤ちゃんにとって負担となりやすいです。
写真撮影やご祈祷以外では普段着にするなど、赤ちゃんの体調に配慮することが大切です。
両親の服装
基本的に、家族の服装は赤ちゃんに合わせましょう。
赤ちゃんが和装ならば和装、洋装ならば洋装にすることで統一感がでます。
赤ちゃんが正装の場合、ママは訪問着または色無地、パパは無地の着物を選ぶとよいですね。
お宮参りの主役は赤ちゃんなので、ママとパパは派手な服装を避けるのがマナー。
洋装であればワンピースやスーツなど、控えめかつ品のよい服装を選びます。
祖父母の服装
祖父母の服装で意識すべき点は、両親の服装と同じです。
両家の祖父母がお宮参りに同行するときは、両家で服装を合わせましょう。
服装の雰囲気や格が異なると、トラブルになりかねません。
色合いは淡いグレーやベージュ、薄紫といった目立ちすぎない明るい色合いが見栄えよいですね。
お宮参りにかかるお金
お宮参りにかかるお金の目安は、次の通りです。
必要となる費用 | 目安価格 |
---|---|
初穂料 | 5,000〜1万円 |
赤ちゃんの祝い着 | 購入した場合:1万~20万円 レンタルした場合:3,000〜5万円 |
食事会の費用 | 1人あたり3,000〜5,000円 |
写真撮影代 | 1万〜5万円 |
特に祝い着は価格に幅があり、手の込んだ刺繍がある着物ほど値段が高くなります。
お宮参りをする派・しない派の意見
最後にお宮参りをする派・しない派の意見を紹介するので、参考にしてみてください。
お宮参りをした人の体験談・感想
お宮参りをした人の感想は、こちらです。
子供の健やかな成長を祈りたいと思っていましたし、両家の祖父母も楽しみにしていたのでお宮参りに行きました。
結婚式が終わってから両家がそろうことがなかったので、久しぶりに両家がそろい、親睦を深めることができました。
実家が遠方にあり実母は持病があるので、サポートが少し大変でしたね。 ナナ・北海道・40代・女性
第一子と二子、三子すべて同じ場所でお宮参りをしました。
大変だったのは、残暑の中生後数ヶ月の子どもを連れて歩き回ったことです。
お宮参りと地域のお祭りが同じ場所で開催され、流れで参加せざるを得なかったのも辛かったです。 海の上のてっし・愛知県・40代・男性
会食や記念撮影など、よい思い出になるのでお宮参りを行いました。 家族や親類の予定がなかなか合わず、スケジュール調整には苦労しましたね。 たくま・広島県・40代・男性
安産祈願をした神社でご祈祷したかったのと、赤ちゃんの誕生を記念として写真に残したかったのでお宮参りをしました。
初夏生まれだったので、本来お宮参りする時期である生後一か月頃は猛暑で行けず、少し涼しくなってから行くことに。
周りと比べて大きな赤ちゃんだったので、泣き声も人一倍大きく、ご祈祷中に泣き出して困りました。 たなか・群馬県・30代・女性
着物を着たかわいい娘の記念写真が残せてよかったです。
ご祈祷をしていただき、娘の顔を見ながら幸せな気持ちになれたのもよい思い出ですね。
産後ということもあり疲れはしましたが、主人やお義母さんなどが娘を抱っこしてくれたので、そこまで大変さは感じませんでした。 めいりん・広島県・40代・女性
お宮参りをしなかった方の意見
お宮参りをしなかった人の感想は、こちらです。
都合が合わなかったので、お宮参りはしませんでした。 後から考えてみると一生に一度のイベントなので、すれば良かったなと後悔しました。 リカコ・東京都・20代・女性
準備したり外出したりするのが大変だと感じたので、お宮参りはしないことに。
お宮参りにかかる準備の手間が発生せず、自宅でゆっくり休めたのでよかったです。
記念写真等がなく、思い出作りができなかった点は少し後悔しました。 白いプリン・宮城県・30代・女性
お宮参りで生後1か月のお子さんの姿を残しましょう
今回は、お宮参りはいつ・どこに行くのかや服装マナーを解説しました。
お宮参りは、男の子は生後31日〜32日目に、女の子は生後32日〜33日目に行くのが伝統的です。
現代では赤ちゃんやママの体調を優先して、生後1か月前後に行う家庭が増えています。
お子さんが増えて「子どもの生活用品を収納するための広いスペースがほしい」や「子供部屋を用意しておきたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。
お子さんが生まれたことをきっかけに引っ越しを検討しているならば、ニフティ不動産を活用してみてください。
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