【新年のあいさつ】年賀状やビジネスメールで使える例文とマナーの画像01

そこで今回は、年賀状やビジネスメールで使える新年のあいさつの例文をまとめました。お祝いの言葉に関する基本知識や、気を付けたいマナーもご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。



新年のあいさつでは何を伝えればいいの?

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新年のあいさつは、新しい一年のはじまりに、お世話になっている方へ日頃の感謝や新しい年の抱負を伝えるものです。相手の健康や仕事での活躍を願う気持ちを伝えることもできます。ビジネスシーンでは、上司・同僚・部下や取引先の人などと、よりよい関係を築くためにも欠かせません。

また、普段はあまり連絡をとらない学生時代の同級生や、古くからの知り合いに近況を報告するタイミングとしても、新年のあいさつはピッタリです。

古くから日本ではお正月に年賀状を出す風習がありましたが、最近では「年賀状じまい」という言葉もあるように、年賀状の代わりにメールで新年のあいさつをするケースも多くなっています。ここからは、年賀状でもメールでも使える新年のあいさつの基本知識についてご紹介していきます。

新年のあいさつの基礎知識

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お正月にあいさつをする際には、はじめにお祝いの言葉を使います。このお祝いの言葉は、「賀詞」と呼ばれるものです。賀詞にはさまざまな種類があります。年賀状でもメールでも、新年のあいさつを送る相手に合わせて、適したものを選びましょう

賀詞の種類

賀詞には、漢字一文字・漢字二文字・漢字四文字のものと文章の賀詞があります。それぞれ意味も異なるので、新年のあいさつを送る相手との関係性やシーンに合わせて使い分けることが必要です。ここでは、英語のお祝いの言葉も合わせてご紹介します。

【漢字一文字の賀詞】

・寿:めでたい
・賀:祝い
・福:幸
・春:新しい年

【漢字二文字の賀詞】

・賀正(がしょう):正月を祝う
・賀春(がしゅん):新年を祝う
・迎春(げいしゅん):新年を迎える
・新春(しんしゅん):新年、年のはじまり
・初春(しょしゅん):新しい年、新年
・寿春(じゅしゅん):新年を祝う

【漢字四文字の賀詞】

・謹賀新年(きんがしんねん):謹んで新年をお祝いします
・謹賀新春(きんがしんしゅん):謹んで新春をお祝いします
・恭賀新年(きょうがしんねん):恭しく新年をお祝いします
・恭賀新春(きょうがしんしゅん):恭しく新春をお祝いします
・慶賀光春(けいがこうしゅん):輝かしい新春の喜びをお祝いします

【文章の賀詞】

「あけましておめでとうございます」
「新年おめでとうございます」
「新春のお慶びを申し上げます」
「謹んで新春のお慶びを申し上げます」
「謹んで新年のご祝詞を申し上げます」

【英語の場合】

「Happy New Year」
あけましておめでとう、ハッピーニューイヤー

「Best Wishes for the New Year.」
あけましておめでとうございます(たくさんの幸福が訪れますようにといったニュアンス)

「With best New Year’s wishes.」
あけましておめでとうございます(新年のたくさんの幸福とともにといったニュアンス)

賀詞の選び方

賀詞は、新年のあいさつを送る相手によって使い分ける必要があります。漢字一文字や漢字二文字の賀詞は、お正月を迎えたお祝いの意味合いがシンプルに表現されたものです。相手に対する敬意や丁寧さが欠けるため、目上の方へ送る言葉には適していません。

会社の上司や取引先など目上の方に送る場合は、漢字四文字の賀詞や文章の賀詞を使いましょう。「謹(つつし)んで」や「恭(うやうや)しく」といった、相手を敬う意味合いが含まれています。友人や会社の同僚・部下などに送るものは、漢字一文字・二文字の賀詞、目上の方に送るものは、漢字四文字か文章の賀詞と使い分けるのが、選び方の基本です。

また、同じ年賀状やメールの中に賀詞を二つ使わないというのも基本です。どの賀詞にも新年を祝う意味合いが含まれています。例えば、「賀正」という賀詞に「あけましておめでとうございます」と組み合わせて書いてしまうケースです。言葉が違うので書き添えてしまいがちですが、意味が重複するので注意しましょう。

【相手別】新年のあいさつの例文

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年賀状やメールで新年のあいさつをする際に使える例文をご紹介します。一般向け・取引先向け・上司向け・部下向け・同僚向けなど、送る相手に合わせて選びましょう。ここでは、
結婚による転居や引っ越しの報告を兼ねたケースもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

一般向けのあいさつ

あけましておめでとうございます

旧年中は格別のご厚情をいただき、心より感謝いたします。
本年もご指導ご助言のほど、よろしくお願い申し上げます。
おかげさまで公私ともに順調に過ごしております。
本年は良き報告をお伝えできるよう、努力していく所存です。
〇〇様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます

令和〇〇年 元旦

新春のお慶びを申し上げます

旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。
今年のお正月は、家族の皆様と楽しくお過ごしのことと存じます。
本年は気持ち新たにより一層努力していく所存でございますので、変わらぬ御指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
本年も皆様が御健勝で御多幸でありますよう、心からお祈り申し上げます。

令和〇〇年 元旦

謹んで新春のお慶びを申し上げます

昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。
ご家族の皆様お障りなく、良き年をお迎えのことと存じます。
本年も変わらずよろしくお願い申し上げます。
ご家族皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

令和〇〇年 元旦

仕事の取引先や顧客向けのあいさつ

〇〇株式会社
△△様


あけましておめでとうございます

昨年は格別のご愛顧賜り、心よりお礼申し上げます。
今年も皆様のご期待にお応えし、より一層業務に努めて参ります。
今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。

令和〇〇年 元旦

〇〇株式会社
△△様


謹んで新春のお慶びを申し上げます

旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申しあげます。
とくに◇◇(仕事内容など)では、△△様に多大なるお力添えをいただき、心より感謝申しあげます。誠にありがとうございました。
本年も貴社のお力になれるよう、より一層業務に邁進する所存です。
メールにて恐縮ですが、以上をもって年始の御挨拶とさせていただきます。
本年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

令和〇〇年 元旦

〇〇株式会社
△△様


謹んで新年のご祝詞を申し上げます

昨年は弊社の◇◇をご契約いただき、誠にありがとうございます。
△△様のご要望に少しでもお応えできましたこと、大変光栄に存じます。
本年もさらなるサービス向上に向け、気持ちを新たに取り組んでまいりますので、お気付きのことは何なりとご指導いただければ幸いです。
変わらぬご愛顧のほど、心よりお願い申し上げます。

令和〇〇年 元旦

会社の上司向けのあいさつ

謹賀新春

昨年は熱心なご指導いただき、ありがとうございました。
新しい部署でわからないことも多い中、〇〇さんの厳しくも温かいご指導により、多くのことを学ばせていただきました。
今年は昨年以上に努力を重ね、〇〇さんのご期待に応えることができるよう精進いたします。
まだまだ至らない点ばかりですが、今年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

令和〇〇年 元旦

あけましておめでとうございます

旧年中は心のこもったご指導をいただき、ありがとうございました。
新しい業務が導入されてわからないことも多い中、〇〇さんにはいろいろと助けていただき、大変感謝しています。
今年はさらに努力を重ね、成長できるよう精進いたします。
引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

令和〇〇年 元旦

会社の部下向けのあいさつ

あけましておめでとうございます

昨年は皆様の力添えのおかげもあり、事業目標を達成することができました。
今年は昨年以上に業務に努めて参ります。
今年も社員一同力を合わせて業務に取り組んでいきましょう。
今年もよろしくお願いいたします。

令和〇〇年 元旦

新年おめでとうございます。

昨年は〇〇さんの頑張りで目標の数値を達成することができました。
本当に助かりました。
今年も忙しくなると思いますが、これからも全員で力を合わせていきましょう。
本年もどうぞよろしくお願いします。

令和〇〇年 元旦

会社の同僚向けのあいさつ

あけましておめでとうございます

一年間お疲れ様でした。
昨年は大きなプロジェクトの担当になり大変な年でしたが、〇〇さんにいろいろと相談に乗ってもらい、大変助かりました。
本当にありがとうございました。
今年も忙しい年になりそうですが、一緒に頑張っていきましょう。
〇〇さんにとって素晴らしい一年となりますように。

令和〇〇年 元旦

あけましておめでとうございます

お正月はどのようにお過ごしですか。
昨年はいろいろな相談に乗ってくれて、本当にありがとうございました。
〇〇さんの細やかな気配りと的確なアドバイスにいつも助けられています。
何か力になれることがあれば、いつでも言ってくださいね。
今年も一緒に頑張りましょう。
〇〇さんにとって幸多き一年となりますように。

令和〇〇年 元旦

結婚による転居や引っ越しの報告を兼ね送る場合

新春のお慶びを申し上げます

昨年△月△日に結婚し、〇〇市で新しい生活の第一歩を踏み出しました。
まだまだ未熟な2人ですが、末長いお付き合いご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
〇〇市の近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

令和〇〇年 元旦

新年おめでとうございます

昨年は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
本年もよろしくお願い申し上げます。
このたび〇〇市へ転居いたしました。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
新居にてお会いできることを楽しみにしております。

令和〇〇年 元旦

新年のあいさつで注意したいマナー

【新年のあいさつ】年賀状やビジネスメールで使える例文とマナーの画像05

新年のあいさつを送る際には、気を付けたいマナーがいくつかあります。相手に失礼のないよう、事前にチェックしておきましょう。

新年のあいさつは松の内までに行おう

新年のあいさつは、「松の内」に行うのが一般的です。松の内とは、お正月にやってくる年神様を迎えるための松を飾っておく期間を指します。松の内の期間は地域によって異なりますが、北日本や関東では元旦から七日まで、関西では元旦から十五日までとされています。松の内を過ぎた年明けのあいさつは、寒中見舞いとして行いましょう。

忌み言葉は使わないようにしよう

新年のあいさつには、縁起の悪い印象を与える忌み言葉は使わないようにしましょう。気を付けたい忌み言葉には、「去る」「失う」「絶える」「枯れる」「衰える」「破れる」「滅びる」などがあります。

特に、「去年」という言葉はつい使いがちなので、注意が必要です。「去」には「離れる」「別れる」といった意味が含まれます。新年のあいさつの中では、「昨年」や「旧年」とするようにしましょう。

年賀状じまいをされている方にはメールで送ろう

「年賀状じまい」という言葉があるように、最近ではお正月の年賀状のやりとりをやめる人も増えてきました。年賀状じまいをした場合は、メールやSNSで新年のあいさつを交わすのが一般的です。

一方で、年賀状で来た新年のあいさつにメールで返すのは、相手に対して失礼にあたります。年賀状には年賀状で、メールにはメールで返すようにしましょう。

喪中の場合は寒中見舞いを送ろう

喪中の場合は、新年のあいさつを控えるのが一般的です。自分や相手が喪中のときは、松の内が明けてから一月中くらいを目安に寒中見舞いとして送ります。寒中見舞いは、もらった年賀状の返事が松の内を過ぎてしまう場合や、自分が喪中のときにもらった年賀状への返事としても送れます。次の例文も参考にしてみてください。

寒中お見舞い申し上げます

皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしとのこと、心よりお喜び申し上げます。
丁寧なお年賀状をいただきながら、ご挨拶が遅れまして大変失礼いたしました。
おかげさまで家族一同元気に暮らしております。

今年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

令和〇〇年 1月

寒中お見舞い申し上げます

ご丁寧なお年始状をいただき、ありがとうございました。
昨年△△月に〇〇が永眠し、年頭のご挨拶を控えさせていただきました。
ご連絡が行き届かず、誠に失礼いたしました。
今年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

令和〇〇年 1月

正しい言葉使いで新年のあいさつをしよう

【新年のあいさつ】年賀状やビジネスメールで使える例文とマナーの画像06

今回は、新年のあいさつの基本知識や、年賀状やビジネスメールで使える例文をご紹介しました。日頃からお世話になっている方や仕事の関係者の方へのお正月のあいさつは、正しい言葉使いで相手に失礼のないよう行いましょう。

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