オノマトペとは?オノマトペの意味と赤ちゃんから楽しめる言葉遊びを紹介の画像01

そこで今回は、オノマトペとは何か、そしてオノマトペの一例をまとめました。子どもとの会話にオノマトペを使うメリットや、赤ちゃんから一緒に遊べるオノマトペ遊びもご紹介しています。

ぜひ最後までチェックしてくださいね!



オノマトペとは?

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オノマトペについて、まずはその意味や由来、種類を詳しく見ていきましょう。

オノマトペの意味

「オノマトペ」とは、物事の状態や音、声、動作などを言葉に表したものの総称です。擬音語・擬声語・擬態語の三種類があり、それらをまとめてオノマトペと言います。オノマトペが何を表すものか説明しようとするとなかなか難しいですが、私たちは日常的に無意識うちにオノマトペを使ったり聞いたりしているはずです。

オノマトペの語源や由来

オノマトペの語源は、古代ギリシア語の「onomatopoiia(オノマイトポイーア)」という言葉です。これは「onoma(名前)」と「poiein(作る)」を組み合わせた言葉で、「語を作ること」「名付けること」という意味があります。

英語では「onomatopoeia(オノマトペア)」、フランス語では「onomatopēe(オノマトペ)」と言われています。英語のオノマトペは1,000~1,500語程、フランス語のオノマトペは600語程あるそうです。

日本語のオノマトペは、4,500語以上はあると言われています。日本語は、世界的に見てもオノマトペのバリエーションが豊富な言語です。これは、日本語の動詞は基本的な動作だけを意味するものが多く、副詞としてオノマトペを付け加えることで、より具体的な動作の表現をする傾向にあるためと考えられています。

オノマトペの種類

オノマトペには、擬音語・擬声語・擬態語の三つの種類があります。

「擬音語」は、物の音を言葉で表したもの。「雷がゴロゴロ鳴る」「はさみでチョキチョキ切る」などがあります。

「擬声語」は、人や動物の声を言葉で表したもの。「猫がニャーニャー鳴く」「ゲラゲラ笑う」などがあります。

「擬態語」は、物事の状態を表したもので、「ピカピカ(光っている様子)」「ふわふわ(宙に浮いている様子)」などを指します。それでは、日本語・英語のオノマトペの一例をまとめたものを詳しく見ていきましょう。

オノマトペの一例

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擬音語のオノマトペ・擬声語のオノマトペ・擬態語のオノマトペ・英語のオノマトペの一例をご紹介します。

擬音語のオノマトペ

  • ▶ころころ
    (ボールなどが転がる音)

  • ▶ドンドン
    (ドアをたたく音)

  • ▶ジュージュー
    (鉄板で焼く音)

  • ▶ざあざあ
    (雨が降る音)

  • ▶ぽつぽつ
    (雨が降る音)

  • ▶ゴロゴロ
    (雷の鳴る音)

  • ▶ビュービュー
    (風が吹く音)

  • ▶チョキチョキ
    (はさみで切る音)

  • ▶ジョキジョキ
    (はさみで切る音)

  • ▶ピーポーピーポー
    (救急車の音)

擬声語のオノマトペ

  • ▶おぎゃー
    (赤ちゃんの泣き声)

  • ▶えーんえーん
    (人の泣き声)

  • ▶ゲラゲラ
    (人の笑い声)

  • ▶ワンワン
    (犬が鳴く声)

  • ▶キャンキャン
    (犬が鳴く声)

  • ▶ニャーニャー
    (猫が鳴く声)

  • ▶ブーブー
    (豚が鳴く声)

  • ▶モーモー
    (牛が鳴く声)

  • ▶コケコッコー
    (ニワトリが鳴く声)

  • ▶チュンチュン
    (スズメが鳴く声)

擬態語のオノマトペ

  • ▶にこにこ
    (笑っている様子)

  • ▶ワクワク
    (楽しみな様子)

  • ▶ドキドキ
    (緊張している様子)

  • ▶イライラ
    (怒っている様子)

  • ▶ウロウロ
    (歩き回っている様子)

  • ▶うとうと
    (眠そうな様子)

  • ▶ぐっすり
    (熟睡している様子)

  • ▶カサカサ
    (乾燥している様子)

  • ▶キラキラ
    (光っている様子)

  • ▶フワフワ
    (柔らかい様子、宙に浮いている様子)

英語のオノマトペ

  • ▶bow-wow 「ワンワン」
    (犬が鳴く声)

  • ▶oink-oink 「ブーブー」
    (豚が鳴く声)

  • ▶cock-a-doodle-doo 「コケコッコー」
    (ニワトリが鳴く声)

  • ▶achoo 「ハクション」
    (くしゃみの音)

  • ▶zzz 「ぐーぐー」
    (いびきの音)

  • ▶tick tock 「チクタク」
    (時計の音)

  • ▶ring-ring 「リーンリーン」
    (電話の音)

  • ▶ding-dong 「リンリン」
    (鐘がなる音)

子どもとの会話にオノマトペを使うメリット

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子どもとの会話にオノマトペを取り入れることで、どのような効果があるのでしょうか?ここでは、子どもとの会話にオノマトペを使うメリットを詳しく解説していきます。

【子どもとの会話にオノマトペを使うメリット】
・言葉の習得を助ける
・感情表現が豊かになる
・想像力を育む
・コミュニケーションがスムーズになる
・集中力や注意を引く

言葉の習得を助ける

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子どもとの会話に意識的にたくさんのオノマトペを取り入れることで、子どもが言葉を習得するのを助ける効果が期待できます。オノマトペは、音や物の動きなどを直接的に表現する言葉です。またオノマトペは、小さい子どもにとって、発音しやすく覚えやすいという特長があります。

「雨が降ってる」や「笑ってる」と言うのではなく、「ぽつぽつ雨が降ってきた」や「にこにこ笑ってる」などと言うことで、子どもが言葉の意味をイメージしやすくなります。幼い頃からたくさんのオノマトペに触れておくことが、動作や感情に関連する言葉を学ぶのに役立ち、言葉を習得するのを助けます

感情表現が豊かになる

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子どもとの会話にオノマトペを使うことで、感情をより鮮明に伝えられる効果も期待できます。「ワクワクするね」や「ドキドキするね」など、感情を表現するオノマトペを意識的に取り入れてみましょう。子どもが感情の表現方法を知るきっかけにつながります。

また、言葉と動作がつながるようになってきたら、体の動きを表すオノマトペを意識して使ってみましょう。静かにしてほしい時には「しーっとしよう」と言ったり、姿勢を正してほしい時には「背筋をピンと伸ばそう」と言ったり、伝え方を少し工夫してみてください。オノマトペを使って伝えることで、身体表現もより豊かになっていくはずです。

コミュニケーションがスムーズになる

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オノマトペを使うと、コミュニケーションがスムーズになるというメリットもあります。オノマトペは、言葉が出始める頃の子にとっても発音しやすく覚えやすいため、まだ語彙が少ない子どもでも使いやすい言葉です。

例えば、犬のことを「ワンワン」と言ったり、車のことを「ブーブー」と言ったり、小さいことの会話に自然とオノマトペを使う場面もあるのではないでしょうか。文章で伝えるのが難しくても、会話の中に意識的にオノマトペを取り入れると、より伝わりやすく子どもとの意思疎通がスムーズになります。

想像力を育む

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オノマトペには、想像力を育むというメリットもあります。「ザブーン」や「ゴロゴロ」という言葉を使えば、「波」や「雷」という単語をまだ知らなくても、オノマトペから情景を思い浮かべることができるからです。たくさんのオノマトペを知っていると、子どもが場面や動作を想像する助けにつながります。

集中力や注意を引く

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会話の中のオノマトペは、集中力や注意を引く効果もあります。オノマトペは音のリズムや響きが面白いので、耳に入りやすく子どもの注意を引きつけることができるからです。特に、遊びや絵本の読み聞かせの場面で効果的です。

子どもと一緒に楽しめるオノマトペを使った遊び

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子どもとの会話にオノマトペを使うと、たくさんのメリットがあることが分かりました。ここでは、実際に子どもと一緒に楽しめるオノマトペを使った遊びを紹介していきます。

赤ちゃん向けのオノマトペを使った遊び

赤ちゃんの頃は、絵本を通してオノマトペに触れるのがおすすめです。絵本を読みきかせながら、言葉のリズムを楽しんだり身の回りの音を楽しんだり、さまざまな言葉の世界を体験させてあげましょう。まだ視力が発達段階にある赤ちゃんでも、聴覚を使って楽しむことができます。

1歳頃からは、感触を楽しむオノマトペ遊びを取り入れるのもおすすめです。新聞を「ビリビリ破る」「クシャクシャ丸める」新聞遊びや、水を「ビチャビチャする」「ジャーと流す」水遊びなど、手や体の動作とオノマトペを組み合わせて楽しんでみましょう。

幼児向けのオノマトペを使った遊び

2歳頃からの幼児期には、一緒に歌って遊ぶのがおすすめです。「ケロケロケロケロ」「クヮックヮックヮッ」という歌詞の「かえるのうた」や、「ピッチピッチ」「チャップチャップ」「ランランラン」という歌詞の「あめふり」など、歌詞にオノマトペが使われている歌は、小さいお子さんも一緒に歌って楽しめます。

少しずつ言葉も出始めて、言葉と動作がつながってくるこの時期には、楽器を取り入れた遊びもおすすめです。鈴を「リンリン」と鳴らしたり、太鼓を「ドーン」とたたいたり、オノマトペを知って楽しみながら、自分の言葉でも使ってみることにつながります。

小学生向けのオノマトペを使った遊び

小学生以上のお子さんと遊ぶなら、オノマトペを使ったジェスチャーゲームで楽しみましょう。出題者がオノマトペのお題に沿ってジェスチャーをし、何のオノマトペを表現しているのか、回答者が出されたお題を当てるゲームです。

オノマトペジェスチャーゲームは、遊びながらさまざまなオノマトペに触れられるので、語彙力を増やすことや表現力を鍛えることにつながります。人数が多くてもできるので、家族みんなで楽しんでみましょう。

オノマトペを活用して表現力を高めよう

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今回は、「オノマトペ」についてご紹介しました。世界的に見ても、日本語はオノマトペのバリエーションが豊富な言語だと言われています。私たちが普段何気なく使っているオノマトペも、子どもにとってはたくさんのメリットがあります。オノマトペを使った遊びを活用して、楽しみながら表現力を高めましょう!

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