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今回は、外壁塗装における足場の必要性や費用相場、足場の種類をご紹介します。
足場に関する注意点もまとめているので、外壁塗装を検討している方の参考になれば幸いです。

外壁塗装の足場にまつわるトラブル体験談もご紹介します!
塗装工事でのトラブルを避けたい方は、要チェックですよ!



外壁塗装における足場の必要性

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外壁塗装における足場の必要性を4つご紹介します。

・職人の安全確保
・施工の効率化
・工事の品質維持
・近隣の建物への配慮

外壁塗装は高所での作業が多く、施工時は転落・墜落の危険性があります。
足場を設置せずに脚立やはしごで塗装すると、足元がふらついて作業効率の低下にもつながるでしょう
さらに、職人の安全が確保されていない場合、手元がおろそかになり施工不良が生じやすいです。

外壁塗装では高圧洗浄の水や塗料が飛び散るので、対策を講じなければ近隣の建物や人々に迷惑をかけてしまいます。
「塗料が車にかかった」や「隣の家の塗料が外壁に付着した」などのトラブルに発展するケースは珍しくありません。

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一般的には、足場を設置する際に飛散防止ネットを装着します。
足場の外側を丸ごと養生すれば塗料や水飛沫の飛散を防げて、近隣に迷惑をかけることなく外壁塗装を進められますよ

外壁塗装における足場の費用相場

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外壁塗装における足場費用は養生シートの代金を含めて、1平方メートルあたり600〜800円が相場です
30坪の2階建て戸建ての場合、15万〜20万円程度かかるケースが多いですね
外壁塗装全体における費用のうち、足場代は約20%を占めます。

注意点として、足場代は塗装面積や建物の階数によって前後します。
足場の費用に関しては「外壁塗装で足場代が高くなるケース」もご参照ください。

「外壁塗装の見積もりについて詳しく知りたい!」という方は、以下の記事も要チェックです。
外壁塗装の見積もりはここをチェック!見積書の見方と注意点

外壁塗装の足場の種類

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外壁塗装の足場の種類は、主に3つあります。

・単管(パイプ)足場
・単管ブラケット足場
・クサビ(ビケ)足場

それぞれ特徴やメリット、デメリットを説明します。

単管(パイプ)足場

単管(パイプ)足場とは、鉄パイプを組み合わせるタイプの足場です
クランプと呼ばれる金属を単管パイプに接続するため、幅や高さを調節しやすい点が特徴。
幅広い形状の建物に対応でき、狭い場所でも設置できることから、昔は多くの現場で使用されていました。

2本しかないパイプの上に乗るので、ほかの足場よりも安定性が劣ります。
材料を置くスペースがなく、作業効率がよくないのもデメリットといえるでしょう。

単管ブラケット足場

ブラケットという金具を用い、単管足場に踏板を増やした足場を「単管ブラケット足場」と呼びます
単管足場をより安全に発展させた足場で、部材をボルトでひとつずつ固定します。

足場が頑丈に固定される分、設置には時間がかかるのが注意点ですね。
また、丁寧に組み立てなければ構造的に足場が揺れやすいです。

クサビ(ビケ)足場

クサビ(ビケ)足場では、凸凹が付いた金具をハンマーを使って打ち込み、作業床を組み立てます
足を乗せる板が幅広く、設置するための工具はハンマーのみ。
設置や解体が容易で耐久性が高いため、現在主流となっている足場です。

ただし、ハンマーで材料をたたく際に、騒音が気になる可能性があります。

外壁塗装の足場を設置する時間の目安

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30坪程度の一般的な戸建てで職人が2〜3人がかりで作業した場合、足場の設置には約1日かかります
解体する際の時間は、およそ半日が目安です

足場は安全かつ高品質な工事に不可欠なもののため、慎重に作業を進める必要があります。
そのため、設置にはある程度の時間がかかるのです。

外壁塗装で足場代が高くなるケース

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外壁塗装で足場代が高くなるケースを、4つピックアップしました。

・3階建て以上の家やマンション
・道路から家までに高低差がある
・敷地が狭い
・カーポートがある

費用が高額になる理由を説明していきます。

3階建て以上の家やマンション

3階建て以上の家やマンションでは、通常の戸建てよりも足場の運搬費が余分にかかります
2階建て住宅よりも、1平方メートルあたり200〜300円ほどの追加費用が発生するケースもありますね。

道路から家までに高低差がある

道路から家までに高低差がある立地も、外壁塗装で足場代が高くなるケースのひとつ。
通常よりも足場の運搬費がかかるため、工事総額が高くなる傾向にあります

また、敷地前に車が停められないときも、手運びが必要となり足場代がかさみやすいですよ。

敷地が狭い

狭い敷地では足場材の組み立てが難しいため、設置するのに時間がかかります
結果として、通常よりも費用が高額になるケースも。

また、足場の組み立てが不可能なときは、広い場所で組み立ててからクレーンで運ぶことがあります。
その場合は、クレーン代が足場代に加算されます。

基本的に、人が入れるスペースがあれば足場の設置は可能です。
足場を組み立てられるか不安なときは、見積もり段階で業者に相談しておくと安心ですね。

カーポートがある

足場を組み立てる場所にカーポートがある場合、作業の邪魔になってしまいます。
・カーポートのパネルを一度取り外す
・塗装が完了した後に再度パネルを取り付ける

という手間が生じるので、追加料金が発生するのです。

なお、カーポートの経年劣化が進んでいると脱着時にパネルが破損してしまいます。
パネルを新品に取り替える際には、追加で費用がかかる点を考慮しておきましょう。

外壁塗装の足場に関する注意点

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外壁塗装の足場に関する注意点は、以下の通りです。

・足場のDIYはできない
・「足場代無料」を強調する業者には注意
・瑕疵保険の内容を確認する
・台風が接近すると作業が中断することがある

ひとつずつ見ていきます。

足場のDIYはできない

「費用削減のために足場代をDIYしたい」と考えた方もいると思いますが、足場のDIYはできません
組み立てには高度な技術が求められ、5メートル以上の足場設置には「足場の組立て等作業主任者」という資格が必要です。

「作業主任者」等の職務について
高さ5メートル以上の足場の組立て等の作業に当たっては、必要な資格を有する者の中から「作業主任者」を選任し、職務を適切に行わせてください。また、高さ5メートルに満たない足場の組立て等の作業に当たっても「作業指揮者」を指名し、「作業主任者」の職務に準じた事項を行わせてください。


引用URL:足場の組立て等の作業段階

安全に工事を進めるために、足場の設置・解体は専門業者に依頼しましょう。

「足場代無料」を強調する業者には注意

「足場代無料」を強調する業者には注意してください
足場は組み立てに1日、解体に半日かかる大掛かりな作業です。
人件費や材料費、機械費などがかかり、一般的に足場代は全体工事費用の約20%を占めます。

つまり、足場代を無料にすると業者側は赤字になってしまうのです。
足場無料と宣伝するときは、その他の工事費用に足場代を上乗せしている恐れがあります

適正価格で高品質な外壁塗装をしてもらうには、業者選びにこだわることが大切です。
しかし、たくさんの塗装業者が存在する中で、自分にぴったりの業者を見つけるのは大変ですよね。

外壁塗装の業者探しなら「外壁塗装の窓口」をご活用ください。
外壁塗装の窓口では、お客さまのご要望やご希望に沿って、全国の優良塗装専門会社を案内いたします。

瑕疵保険の内容を確認する

足場の組み立てや解体時には
・外壁や窓が汚れる
・外壁に傷がつく
・車や自転車に塗料が飛び散る
・隣家の外壁や車が損傷する
などのトラブルが発生する恐れがあります。

トラブルになってから焦らないように、事前に瑕疵保険の有無や内容を確認しておきましょう
施工箇所以外にも適用されるのか、工事関係者以外にも適用されるのか……など、保険の範囲も必ずチェックしてくださいね。

台風が接近すると作業が中断することがある

台風が接近すると、外壁塗装の作業が中断することがあります
台風の雨や強風は工事の安全性を低下させ、塗料にもダメージを与えます。

工期が長引くのを避けたい場合は、台風シーズンでない時期を選ぶとよいでしょう。
なお、工期が長引いたからといって、足場代が高くなることはありません。

外壁塗装の足場にまつわるトラブル体験談

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最後に外壁塗装の足場にまつわるトラブル体験談をご紹介するので、参考にしてみてください。

実際の体験談はこちらです。

足場が原因で自宅の駐車場が使えなくなり、生活に支障が出ました。 近所の空き地を借りて対処したのですが、事前に代替駐車場を確保しておけばよかったです……。 スー・京都府・30代・男性

足場が隣の住宅の敷地内まで侵入し、隣人からクレームが入りました。 隣人に事情を説明しても、聞いてもらえずトラブルに。
説明だけではラチがあかなかったので、手土産を持参してなんとか納得してもらいました。
事前に挨拶まわりをして、近隣の方に事情を説明しておいたほうが、トラブルを避けられると思います。 たくま・広島県・40代・男性

外壁塗装で塗料が飛び散り、自転車が汚れてしまいました。 塗料の汚れは頑固なので完全には落ちきらず、ショックでしたね。
足場工事が始まる前に、カバーをかけておけばよかったです。 ゆうい・東京都・20代・女性

外壁塗装の足場からホコリや鉄粉が多量に飛び散り、家の周りがかなり汚れてしまいました。 足場から汚れが出た旨を塗装業者に伝えて、きちんと掃除してもらい解決しました。
これから外壁塗装をする方は、足場を組む際に汚れ防止の対策を講じてもらったほうがよいと思います! めめみち・愛知県・20代・女性

外壁塗装の足場が強風で倒れ、お隣さんの家の外壁を傷つけてしまいトラブルに……。 塗装業者が謝りに行っても門前払いされました。
町内会長さんに仲介してもらい、お隣さんから外壁塗装の許可をいただいたので、町内会長さんと私で謝りにいきました。
最終的には、お隣さんが許してくれて、外壁塗装を続けられたので一安心。
町内会長さんに協力してもらいましたが、普段からご近所付き合いをしておけば、お隣さんの許可をスムーズに得られたかもしれません。
この外壁塗装をきっかけに、お隣さんとは良好な関係を築けています。 dy・東京都・50代・男性

外壁塗装には足場の設置が必須!

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今回は、外壁塗装における足場の必要性や費用相場、足場の種類をご紹介しました。
職人の安全を確保しつつ施工の効率化を図るために、塗装工事では足場の設置が必要です。

なお、敷地が狭かったりカーポートがあったりすると、足場代が高くなる可能性があります。
一般的には、足場代は工事費全体の約20%を占めます。

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