外壁塗装のお金がない!そんな時に役立つ対処法とやってしまいがちなNG行動の画像01

外壁塗装は大きな出費です。今はお金がないとあきらめてしまう人もいることでしょう。しかし、そんな時でも、外壁塗装を行う手段はあるんです。

本記事では、外壁塗装のお金がない時に活用できる方法と、お金がなくて、ついやってしまいがちなNG行動について解説します。無理なく外壁塗装を進めるための参考にしてみてくださいね!


外壁塗装にかかる費用相場と塗装の頻度

まずは、外壁塗装にかかる費用の相場や、適切な外壁塗装の頻度について見ていきましょう。

坪数(延坪)別の外壁塗装の費用相場

外壁塗装の費用は、住宅の坪数(延坪)や使用する塗料の種類、施工方法によって異なります。一般的に、住宅の延坪(建物全体の床面積)によって大まかな費用の目安が決まります。

坪数別の外壁塗装の費用相場は以下のようになります。

延坪(坪数) 外壁塗装費用相場
20坪 約40〜90万円
30坪 約60〜100万円
40坪 約80〜130万円
50坪 約100〜160万円
60坪 約120〜200万円

これらの金額は、選ぶ塗料のグレードや施工内容によっても変動します。より高品質な塗料を使用する場合や、屋根塗装や補修工事を含める場合は、さらに費用が増加することがあります。

参考:【2024年版】外壁塗装費用の相場は?見積もり内訳の見方と費用を安く抑えるコツを解説!

外壁塗装の費用を左右する要素

外壁塗装の費用は、住宅の条件や施工内容によって大きく変動します。以下は、外壁塗装の費用を左右する主な要素です。

要素 費用に影響する理由
①塗装面積 塗装面積が広いほど、塗料の量や作業時間が増え、費用が高くなる。
②塗料の種類 塗料のグレードが高くなるにつれ、1㎡あたりの単価が高額になる。耐用年数が長いものほど高額。
③コーキング工事の有無 目地のある外壁材にはコーキング工事が必要。劣化具合に応じて追加費用が発生する。
④屋根塗装の有無 屋根塗装を行う場合、10〜20万円の追加費用がかかることが一般的。
⑤防水工事の有無 トップコートの塗布や本格的な防水工事など、数万円〜20万円の追加費用がかかることがある。
⑥付帯部分の塗装 雨樋や窓枠などの付帯物塗装も行うと、全体で5〜10万円の追加費用が発生する。
⑦補修工事の有無 ひび割れなどの補修が必要な場合、規模に応じて5〜10万円の追加費用が発生する。
⑧施工時期 春や秋の繁忙期は費用が高くなり、冬や梅雨の閑散期は費用が安くなることが多い。

外壁塗装の頻度は10年から15年に一度

外壁塗装の適切な頻度は、一般的に10年から15年に一度が目安とされています。この期間内に塗装を行うことで、外壁の美観や耐久性を保ち、住宅を長持ちさせることができます。ただし、塗料の種類や建物の立地条件、気候の影響によっては、推奨される塗装時期が前後することもあります。

例えば、新築住宅の場合、初めての塗装は8年から15年以内に行うのが適切です。ただし、劣化のサインである、チョーキング現象(外壁を触ったときに白い粉が付く)、ひび割れ、色あせなどが現れた場合は、外壁の劣化が進行しているため、早めの点検と塗装が必要です。

外壁塗装のお金がない時の対処方法

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外壁塗装にかかる費用の相場はここまででわかりました。
しかし、手元にそんな外壁塗装に使えるお金がない、でも外壁の劣化も放置できない、というのが多くの方の悩みです。
ここでは、リフォームローンや助成金、火災保険の活用したお金がない時に外壁塗装をするための対処法を解説します。

リフォームローンを利用する

リフォームローンは、外壁塗装などのリフォーム費用を分割で支払うことができるため、手元に十分な資金がなくても工事を実施できるメリットがあります。

リフォームローンは無担保で利用できるものが多く、。また、審査は年齢や年収、健康状態などの条件があるものの、安定した収入があれば比較的通りやすいのが特長です。無担保ローンの金利は2〜5%程度で、返済期間は10〜15年ほどが目安。外壁塗装の耐用年数に合わせた期間で返済が可能です。ただし、ローンを利用するということは金利分の支払いが発生するということ。総費用の増加することを考慮に入れましょう。

助成金や補助金を申請する

自治体によっては、住宅の外壁塗装に使用できる助成金や補助金を提供している場合があります。これらの支援制度を利用することで、外壁塗装の費用負担を軽減することが可能です。

助成金や補助金は、返済不要で、塗装費用の一部をカバーできる点が大きなメリットです。しかし、助成金がカバーするのは通常費用の一部のみであり、全額が支給されるわけではないことに注意が必要です。また、助成金や補助金の利用には、対象となる工事の条件や上限額が設けられている場合があり、事前に確認する必要があります。

関連記事:外壁塗装の助成金・補助金を解説!実施中助成金の調べ方と申請方法

火災保険を活用する

外壁塗装の補修が必要になった原因が、保険対象の事象だった場合、保険で費用を賄える可能性があります。
火災保険は火事だけでなく、台風や突風、雹(ひょう)などの自然災害による被害が原因で外壁の修繕が必要な場合にも適用されることがあります。

ただし、火災保険が適用されるかどうかは保険の契約内容や損傷の程度によって異なります。補償が適用される条件としては、災害が発生した日から3年以内に申請を行う必要があるため、被害を受けた際には早めに保険会社へ連絡することが大切です。

このように、外壁塗装を行う際にお金が不足している場合でも、塗装工事を実施する手段はあります。これらの方法を組み合わせ、無理なく外壁塗装を行うことを検討してみましょう。

外壁塗装のお金がない時にやってしまいがちなNG行動

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お金がない状況で外壁塗装を考えると、コストを抑えたい一心で間違った判断をしてしまうことがあります。しかし、その結果、かえって修繕費用が高額になるリスクも。
ここでは、外壁塗装のお金がない時にやりがちなNG行動について解説します。あらかじめ把握しておき、間違った対応をしないようにしましょう。

外壁塗装を先延ばしして放置する

外壁塗装のお金がないと、工事を先延ばしにして資金が貯まってから施工を検討しようとしてしまいがちです。しかし、外壁の劣化を放置すると、ひび割れや塗装の剥がれが進行し、雨漏りやカビの発生といった問題を引き起こすことがあります。

さらに、外壁の劣化が建物の構造部分にまで影響が及ぶと、塗装だけでなく、構造体の修繕が必要になります。こうなると、外壁塗装の費用に追加で数十万円から数百万円に及ぶ大規模な修繕費用が発生してしまいます。

DIYで外壁塗装をする

外壁塗装の費用を抑えようとして、DIYで外壁塗装を試みようとする方もいるかもしれません。適切な技術や知識がないまま外壁塗装を行うと、塗料の塗りムラや塗装の剥がれなど、仕上がりが悪くなる可能性が高いです。さらに、外壁塗装は高所作業が伴うため、足場の設置や安全対策が不十分だと、転落事故のリスクが非常に高まります。

また、外壁の劣化状態を正確に判断し、適切な塗料を選ぶのは難しい専門的な作業です。費用を抑えたい気持ちがあっても、DIYでの外壁塗装は避けましょう。

低グレードの安い塗料を使う

外壁塗装の費用を抑えるために、低グレードの安い塗料を使うと、耐久性や耐候性が低いため、早く劣化が進み、頻繁に再塗装が必要になることが多いです。結果的に、塗り直しの費用が繰り返し発生し、長期的には高額な費用がかかることになります。

短期的なコスト削減だけを重視して安価な塗料を選ぶのではなく、耐久性とコストパフォーマンスのバランスを考慮した塗料を選ぶようにしましょう。

相場より格安な業者に依頼する

相場より極端に安い業者に依頼するのは大変危険です。格安業者の中には、本来必要な工程を省略したり、質の低い材料を使用したりするケースが見られます。このような場合、施工後すぐに不具合が発生し、再度修繕が必要になることが多く、結果的に費用が余計にかかるリスクがあります。

価格だけで業者を選ぶのではなく、過去の実績や口コミ、保証内容などを確認し、適正価格で質の高いサービスを提供する信頼できる業者に依頼するようにしましょう。

外壁塗装の費用を抑えるための7つのポイント

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外壁塗装のお金がない時の対処方法がわかっても、費用そのものが抑えられるなら、それに越したことはありません。ここでは、外壁塗装の費用を抑えるための具体的な方法についても解説していきます。

相見積もりを取る

外壁塗装の費用を抑えるための基本的な方法の一つが、複数の業者から相見積もりを取ることです。相見積もりをすることで、価格やサービス内容を比較でき、よりコストパフォーマンスの良い業者を選ぶことが可能になります。

正確な比較を行うためには、各業者に同じ条件で見積もりを依頼するようにしましょう。たとえば、使用する塗料の種類やグレード、施工面積などを統一することで、価格差やサービス内容を明確に把握でき、最適な選択ができるでしょう。

施工時期を選ぶ

外壁塗装業界には繁忙期と閑散期があり、依頼が少ない閑散期に工事を依頼することで、費用を抑えられることがあります。一般的に、春や秋は気候が安定しているため繁忙期となり、業者への依頼が集中する傾向があります。そのため、施工費用が高くなることが多いです。

一方、夏や冬は依頼が減るため、業者が割引を提供することがあります。近年では、夏場や冬場でも施工できる塗料が開発されているため、これらの時期でも十分な施工が可能です。ただし、天候による工事の延期リスクも考慮する必要があるため、スケジュールの余裕を持つことが大切です。

塗料のグレードを見直す

塗料にはさまざまな種類があり、耐久性や性能に応じて価格が異なります。高グレードの塗料は耐久性が高く、長期間メンテナンスの必要が少ないという利点がありますが、その分費用が高くなります。

数年以内に建て替えや引っ越しを予定している場合は、高価な塗料を使用する必要はなく、コストの低い塗料を選ぶことで費用を抑えることが可能です。逆に、長く住む予定がある場合は、メンテナンスコストを抑えるためにも、耐久性の高い塗料を選ぶ方が結果的にお得になります。

近隣と一緒に施工する

近隣の家と一緒に外壁塗装の施工を依頼すると、施工費用を抑えられる場合があります。足場の設置や撤去などの共通作業を一度に行え、人件費や時間も節約できるためです。このような共同施工は、特に密集した住宅地や同じ時期に建てられた家が多いエリアで効果的です。共同施工を計画する際には、業者に事前に相談して見積もりを取ると良いでしょう。

地元業者に依頼する

施工を大手ハウスメーカーに依頼する場合、実際の施工は下請けや孫請けの業者が行うことが多く、その分中間マージンや手数料が発生してしまいます。一方で、地元の塗装業者に直接依頼すれば、こうした中間コストを省くことができ、総額が抑えられる可能性が高くなります。

施工範囲を絞る

家全体を塗装するのではなく、特に劣化が目立つ部分や気になる箇所だけを塗装することで、施工面積を減らし、費用を削減することができます。外壁塗装の費用は、塗装する面積に応じて変動するため、塗装範囲を少なくすることでコストを抑えることが可能です。塗装が必要な部分を絞る際は、業者に家の状態をしっかり診断してもらい、優先度の高い箇所を選定してもらうようにしましょう。

現金で一括払いを提案する

業者にとって、リフォームローンやクレジットカード払いでは、入金までに時間がかかったり手数料が発生したりするため、敬遠されることがあります。一方、現金一括払いであれば、契約後すぐに支払いが完了するため、業者の資金繰りがスムーズになる利点があります。

このような現金払いのメリットを活かして、業者に値引きを交渉するのも1つの手段です。施工費用を少しでも抑えたい場合には、契約時に現金一括払いを提案し、値引きの交渉材料として活用してみましょう。

外壁塗装の信頼できる業者選びの5つのポイント

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外壁塗装の業者選びを間違えると、施工の質が悪かったり、トラブルに巻き込まれたりするリスクがあります。ここでは、外壁塗装を依頼する際に安心できる、信頼性の高い業者を見極めるための5つのポイントについて解説します。適切な業者選びを行い、長期的に安心できる外壁塗装を実現しましょう。

10年以上の実績がある

外壁塗装を依頼する際、業者の実績は非常に重要なポイントです。特に、10年以上の実績がある業者は、長年にわたって安定したサービスを提供してきた証拠といえます。豊富な経験を持つ業者であれば、様々な住宅の状況に対応し、適切な工事を提供してくれる可能性が高いです。

さらに、長期間にわたり営業を続けている業者は、顧客からの信頼を築いている場合が多く、施工後のトラブル対応やアフターサービスも充実していることが期待できます。10年以上の実績を持つ業者は、外壁塗装の品質や顧客満足度を維持し続けているため、安心して依頼できるでしょう。

資格や認証を持っている

外壁塗装は、専門的な知識と技術が求められる工事です。そのため、適切な資格や認証を取得している業者は、一定の技術力や品質管理基準をクリアしていることが証明されており、安心して依頼することができます。

代表的な資格としては、建築塗装技能士や、施工管理技士などがあります。これらの資格を持つ職人が在籍している業者は、正確な技術で施工を行う能力が高いと判断できます。

さらに、業界団体への加入や、ISO認証を取得している業者は、施工品質や業務運営の管理体制がしっかりしている証拠です。これらの資格や認証を持つ業者は、トラブルのリスクが低く、施工の品質も期待できるため、安心して依頼することができるでしょう。

見積もりの項目がすべて明確

信頼できる業者は、工事内容や使用する材料、費用の内訳を細かく説明し、不明瞭な部分がないようにしてくれます。これにより、依頼者はどのような作業にどれだけの費用がかかるのか、事前に把握でき、安心して工事を進めることができます。

一方、見積もりが不明瞭な業者や、詳細を曖昧にする業者は、後々トラブルが発生する可能性が高いです。最初に提示される見積もりがしっかりしているかを確認し、納得のいくまで質問や確認を行うようにしましょう。

見積もり時に現地調査が適切に行われている

信頼できる業者は、現地調査を丁寧に行い、その結果をもとに正確な見積もりを提示してくれます。調査に30分以上かけて、外壁の状態や劣化箇所をしっかり確認する業者は安心して任せられる傾向があります。

反対に、数分で調査を終える業者は、見積書を作るだけの表面的な点検である可能性が高く、施工不良のリスクも上がります。外壁塗装を安全かつ確実に進めるためには、じっくりと時間をかけて診断してくれる業者を選ぶことが重要です。

保証やアフターサービスの内容が安心できる

外壁塗装は施工後すぐには問題が表面化しないことがあり、数年後にひび割れなどが発生することもあります。そのため、工事後に発生する不具合への対応について、事前にしっかり確認しておくことが大切です。保証内容やアフターサービスの有無は、安心して工事を依頼するための重要なポイントです。

塗装業者の公式サイトに保証やアフターサービスについての詳細が記載されていない場合は、見積もり時に担当者に直接質問して確認すると良いでしょう。

外壁塗装の業者を探すなら「外壁塗装の窓口」で検索!

外壁塗装のお金がないとこれまで諦めていた人も、今回解説した方法を使えば、手元の資金がなくても外壁塗装を行うことが可能です。リフォームローンや助成金の活用、火災保険の適用など、状況に応じた対処法を検討してみましょう。

適切な時期に外壁塗装を行うことが、結果的に家の寿命を延ばし、将来的な出費を抑えることにつながります。外壁塗装を先延ばしにしたり、安価な業者に依頼することは長期的に見てリスクが大きいです。我が家の将来のため信頼できる業者に相談するようにしましょう。

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