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敷金・礼金0円の賃貸物件、初期費用はどれくらい安くなる?

ここではニフティ不動産編集部が、
「敷金礼金とは?その違いや相場は?!」
「敷金礼金なしだと初期費用はいくらお得になる?」
「敷金礼金なしの デメリットって何?」
「敷金礼金なしと合わせて初期費用を抑える最強の方法」

について、分かりやすく解説していきます。



敷金礼金なしの賃貸物件とは?

敷金礼金なしの賃貸物件とは、入居時(賃貸契約時)の初期費用のうち、「敷金(しききん)」と「礼金(れいきん)」が0円の物件のこと。そもそも敷金礼金ってどんなものなのでしょうか?

敷金礼金とは?それぞれの違いや相場は?

敷金とは、物件を借りる際に大家さんにあらかじめ預けるお金のことです。
なぜ敷金があるのかというと、

・借主が家賃を支払えなくなった場合
・その部屋を退去するときに原状回復(汚れた壁紙を貼り替えたり、壊れたところを修繕したりして、住む前と同じような状態に戻すこと)が必要だった場合
のような場合に備え、費用を事前に預けておくことで、大家さんが損しないようにするためです。

そのような事態にならなければ、敷金は基本的には退去するときに返還されます。
敷金の相場は、家賃の1ヶ月分が目安となります。

礼金とは、その名のとおり、物件を借りることに対する「大家さんへのお礼」のお金です。敷金とは違って、礼金は退去するときに返還されません。
敷金の相場も、家賃の1ヶ月分が目安です。

■敷金と礼金の違い

敷金 礼金
相場 家賃の1ヶ月分 家賃の1ヶ月分
使われる目的 家賃滞納・原状回復費用 お礼
退去時の返還の有無 あり なし

敷金と礼金の大きな違いは、退去時に戻ってくるか戻ってこないかです。
敷金は家賃を滞納せず、お部屋をなるべくきれいに使うことで、退去時に返還されます。それに対して礼金は、返還されません。

ただし、関西地方などでは「敷金」ではなく「保証金」という名目になり、返還の条件についても違いがありますので、契約時には注意しましょう。また、更新料は関東ではかなりの場合必要ですが西日本に行くとほとんど必要なかったりします。礼金の有無など含め地域ごとに違いがあるので転勤などで別の地域に移動するときは契約前によく確認しましょう。

敷金と保証金の違い
・敷金:預けた金額から未払いの家賃、原状回復の費用を差し引いた残額が返還される
・保証金:「敷引(しきびき)」という預けた金額の一部を返還しない契約条件があらかじめ設定されていて、それに基づいて精算される

敷金礼金なしの賃貸物件はアパートだけじゃない!マンション・家具家電付き・ペット可物件も!

敷金礼金なしの賃貸物件というと、古いワンルームアパートのイメージをしていませんか?
そんなことはありません!!
希望できる条件なども含めて、実際はこんなにも種類が豊富にあります!

敷金礼金なしの賃貸物件の例
・1K~3LDKなどニーズに合わせて選べるマンション
・新築
・ペット可
・家具家電付き
・シェアハウスやルームシェア可の物件
・学生マンション
・デザイナーズマンション
・リノベーションマンション …など

敷金礼金なしの賃貸物件って初期費用いくら?費用相場でノーマル物件と比較

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敷金礼金0円の賃貸物件って、何か裏があるんじゃない?

敷金礼金なしの賃貸物件のメリットは、引っ越しの初期費用が抑えられること。
でも気になるのは具体的に「どれくらい安くなるのか?」ですよね。
ここでは家賃6万円の物件を例に、具体的にどれくらい安くなるのかを実際に計算してみましょう。

家賃6万円・共益費5000円の物件の場合…

敷金礼金あり 敷金礼金なし
敷金 1ヶ月分(6万円) なし
礼金 1ヶ月分(6万円) なし
家賃先払い 2ヶ月分(12万円) 2ヶ月分(12万円)
共益費先払い 2ヶ月分(1万円) 2ヶ月分(1万円)
不動産屋への仲介手数料 1ヶ月分(6万円) 1ヶ月分(6万円)
損害保険 1万円 1万円
初期費用合計 32万円 20万円

差額はなんと12万円!!

ここでは敷金礼金を家賃の1ヶ月分で計算しましたが、家賃の2ヶ月分だった場合には、差額がさらにひらいて24万円になります。敷金礼金なしだと家賃の2~4ヶ月分も安く抑えられるなんて、びっくりですよね。

また、上の表と同じ支払い内容で、8万円の家賃だと差額は16万円、10万円の家賃でだと差額は20万円になり、家賃が高くなるほど差額も大きくなります。

ちなみに、入居の契約時には家賃や共益費(管理費)を翌月分まで支払うのが一般的です。
また、仲介手数料とは不動産会社(仲介会社)に支払う手数料のことで、損害保険とは火災や水漏れなどのトラブルに備えて入居者が加入する必要のある保険のこと。どちらも基本的には初期費用に含まれると考えましょう。

ここまでみると、初期費用を抑えたい場合には、敷金礼金なしの物件が魅力的なよう。
でも、敷金礼金なしの賃貸物件は、契約時にしっかり確認しないといけないことがあります!
敷金礼金なしの物件に潜む落とし穴とは…?!

敷金礼金なしの賃貸物件のデメリットは?トラブル回避のための5つの注意点

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敷金礼金0円の賃貸物件のデメリットって?

敷金礼金なしの物件は初期費用は抑えられますが、契約時にちゃんとチェックしておかないと大損することもあるから、見極めがとっても大切です。
特に備考欄は何度もチェックしてください!!分からない部分は動産会社の担当者にしっかり説明してもらいましょう。
ここでは「敷金礼金なしの賃貸物件でのトラブルを回避のための5つの注意点」を紹介していきます。

①敷金礼金なしだけど、退去時に修繕費を請求される

基本的には退去の際、部屋を原状回復する必要があり、そのための修繕費は負担しなければなりません。敷金として預けているお金がない分、退去時には費用がかかる可能性があることを覚えておきましょう。
またトラブルとなりやすいのは、入居前から元々あったキズや汚れについてです。
そんな場合にそなえて、あらかじめ部屋の状態を写真に収めておくと◎。

②敷金礼金なしだけど、ハウスクリーニング代・ルームクリーニング代がかかる

契約によっては、退去時に「ハウスクリーニング代・ルームクリーニング代○○円を借主が負担する」と明記されている場合があります。契約内容をしっかりと確認しましょう。
また、退去時に鍵の交換費用を請求されてトラブルになるケースも。鍵の紛失などがなければ、基本的には借主が鍵の交換費用を負担する義務はないので、大家さんと交渉してみましょう。

③敷金礼金なしだけど、相場よりも家賃(賃料)が高い

敷金礼金なしの代わりに家賃が高く設定されている場合、長く住めば住むほど損することになります。
短期間だけ住む予定ならこれでもアリですが、家賃の相場と比較しながら妥当な物件選びをしましょう。

④建物自体がかなり老朽化している・部屋の修繕を長年していない

この場合も①と同様に、自分で壊していない証拠として、入居前の状態を写真に収めておくことが大切です。
また住むにあたって自分で勝手に修繕すると後々トラブルの原因となります。必ず大家さんと話し合いましょう。

⑤物件自体に人気がなく空き部屋が多い

近隣住人とのトラブル・騒音・周辺の治安などが原因で入居者が募りにくいとき、空室を避けるためにその部屋を敷金礼金なしにする場合があります。内覧の際には、他の住人に話をきいてみるなど、あやしい雰囲気がないか注意してみましょう。
なお事故物件の場合は、不動産会社に告知義務があるので安心して大丈夫です。ちなみにそのような物件は家賃も相場に比べて非常に安くなります。

ニフティ不動産編集部コメント
国土交通省住宅局が「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」という資料を発表しています。敷金礼金なしの賃貸物件でこのようなトラブルにならないように、予め一読しておくといいかもしれませんね。
国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」

敷金礼金なしだけじゃない!初期費用を抑えるならフリーレントや仲介手数料なしにも注目◎

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敷金礼金0円物件以外で、初期費用を抑えるには?

「敷金礼金なしの賃貸物件」が初期費用を抑える方法として一番王道ですが、他にも初期費用を抑える方法があります。
それは「フリーレント」や「仲介手数料なし」の賃貸物件を選ぶこと!
もちろん敷金礼金なしと組み合わせると、最強の安さになりますよ。
それぞれの特徴と注意点をまとめてみました。

フリーレントの賃貸物件とは?

フリーレントの賃貸物件とは、入居後一定期間は家賃が発生しない物件のこと。大家さんが空室を防ぐことを目的に、約1~2ヶ月分の家賃を無料にすることで居住者を募りやすくする仕組みです。
ただし、この場合は「契約縛り」があり、数年以上済まないと適用してくれない場合がほとんどなのでご注意を!

不動産会社の仲介手数料なしとは?

不動産会社の仲介手数料がなしの場合、通常は借主が支払う仲介手数料(家賃の1ヶ月分程)が無料になります。こちらもフリーレントと同様に、初期費用を抑えて入居者を募りやすくするための仕組みです。
不動産会社の仲介手数料を大家さん側が負担しているか、仲介者=大家さんで仲介手数料が発生しない場合などが当てはまります。
ただし、仲介手数料なしの条件で物件探しをすると、紹介してもらえる物件数が限られてしまったり、入居までのサポートが手厚くない場合もあるので、その点がデメリットと言えるでしょう。

敷金礼金なしと組み合わせれば初期費用を最強に安く抑えられる!!

「敷金礼金なし」で「フリーレント」や「仲介手数料なし」の物件が、一番初期費用を抑えられる組み合わせと言えます。
特に、敷金礼金なし+フリーレントの物件は、駅から少し歩くなどの条件に妥協すれば、意外と多く見つかりますので、ぜひ探してみてはいかがでしょうか。

敷金礼金なしの賃貸物件は、ルールを守れば初期費用を抑えられる

敷金礼金なしの賃貸物件は、初期費用を抑えたい借主にとって、強い味方になることがお分かりいただけたと思います。
ただ退去の際に、修繕費など別途費用がかかる場合があるので、契約前に必ず確認しつつ備えることが大切です。
また、家賃が相場よりも割高ではないか、住環境に問題がないかなどにも注意をはらいましょう
初期費用の安さだけでなく、メリット・デメリットをふまえた賢い物件選びを応援します!

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