ここ数年、Amazon、楽天といった大手ネットショッピングサイト以外にも、メルカリやラクマといったフリマアプリで通販を利用される方は増えてきていますよね。
忙しい時にスマホから買い物ができる通販は便利ではありますが、仕事やバイトをしていると、家にいて荷物を受け取れる時間はごくわずか。
荷物を受け取るためだけに、急いで家に帰らなきゃいけないのは大変ですよね。
生活を便利にしてくれる宅配ボックスの種類と気を付けなくてはいけないポイント。そして種類ごとのメリットデメリットをまとめました!
最近は戸建て用の宅配ボックスも出てきているので、戸建て派の人もチェックしていただけるとトラブル回避につながりますよ!
宅配ボックスの種類によっては、毎月の家賃に影響するかも?!
特徴を知っておけば、家賃や共益費が安い宅配ボックス付き物件を探せるかも♪
- 宅配ボックス設置の集合住宅(マンション・アパート)を探そう
- 宅配ボックス(電子式)は盗難対策万全!トラブルはエラー解除が大変?!
- 宅配ボックス(ダイヤル式)は家賃が安い?!トラブルは盗難を100%防げない
- 宅配ボックス設置に補助金?!駅や大型スーパーなどの商業施設に増えるかも
- 【賃貸も分譲も】宅配ボックス設置のマンション・アパートを探すなら、ニフティ不動産で!
宅配ボックス設置の集合住宅(マンション・アパート)を探そう
宅配ボックスとも呼ばれる、“宅配受け取りボックス”。
不在時にも荷物が受け取れるため、忙しい現代人の強い味方!
帰宅時間や入浴のタイミングなどを気にする必要もありませんし、再配達の手間も省けます。特に日頃から楽天やAmazonなどの通販サイトをよく使われる方にとっては必須アイテムかもしれませんね!
生活リズムにも直結するため、宅配ボックスがある生活に慣れてしまうと、その便利さを手放すことは至難の業。
そのため物件選びの「必須条件」に挙がることも!
便利な宅配ボックスですが、現在はマンションなどに設置されていることが多いです。
基本、鍵がつけられており、利用者以外が受け取れないような仕組みになっています。
種類は大きく分けて2つ。
ダイヤル式の宅配ボックスとは?使い方は?
鍵の形:3~4桁のダイヤル式鍵(自転車や金庫のダイヤル式鍵と同じ仕組み)
・鍵を開ける暗証番号は荷物を届けに来た宅配員が決める
・宅配員は、荷物をボックスに入れた後、設定した暗証番号が記載された書類を郵便受けに投函する仕組み
・電気代がかからないので、アパートなどでも採用されている
電子式の宅配ボックスとは?使い方は?
鍵の形:液晶パネル式
・配達員は音声に従って液晶パネルを操作し、ボックスに荷物を入れる
・受取人がボックスを開けるときは、固定の暗証番号を入力するパターンと磁気カードを使って開けるパターンの2種類がある
・防犯面から、近年主流になっている。
宅配ボックスの初期型として登場したダイヤル式。
電気代がかからないというメリットがあり、また番号が固定ではないため、入居してすぐに使用することが可能です。そのため、現在はアパートで導入されているケースが多いです。
一方、防犯面から導入が増えている電子式。
ダイヤル式よりもセキュリティ性が高いのがメリットですが、導入コストと維持コストがかかります。
ボックスを開けるための鍵は、入居時に固定の暗証番号を割り振られるか、もしくは磁気カードが渡されます。どちらの形式が採用されているかはメーカーによって異なるため、気になる方は入居前に確認しておきましょう。
その他に注意すべき点としては、どちらのタイプであったとしても郵便受けに表札を出していない場合は、氏名の確認が取れないため利用できない可能性があることです。
入居する物件がどのようになっているか、こちらも予め確認しておくことがオススメです!
宅配ボックスに入れられないものもあるから注意!
外出中も荷物が受け取れる便利なアイテム、「宅配ボックス」。
しかし、すべての荷物で利用できる訳ではありません!
・チルドなどの生もの
・書留郵便
・代引きや着払い
・貴重品配達サービス
・ボックスに入りきらないサイズのもの
上記に該当する荷物は宅配ボックスを利用できないため注意しましょう。
ただ、種類によっては、冷蔵の荷物や大型段ボールでもOKの場合もあります。事前に入居する物件のボックスがどこまで対応しているか、調べてみるのも良いかもしれませんね。
宅配ボックスに荷物を入れると、印鑑ってどうなるの?
対面で荷物を受け取るとき、必ず求められるのが印鑑/サインですよね。
実は、宅配を受け取り際の印鑑およびサインには、配達業者が確かに届け先に配達したことを示す証拠の役割があります。そのため印鑑もしくはサインが絶対に必要。
では不在時に使用する宅配ボックスの場合、どうすればよいのでしょうか。
1つの方法としては、あらかじめボックス内に印鑑を用意しておくというやり方もあります。その場合は配達業者が捺印をし、荷物をボックスに入れるという形になります。
もし設置されているボックスが、配達完了を示す「受領印」の捺印機能がついておりタイプのものであれば、印鑑を用意する必要がありません。ただし捺印機能がついているのは電子式のみなため、ダイヤル式のボックスを利用する際は必ず印鑑を用意しましょう。
宅配ボックスを自作・DIYしてマンションに設置できる?
「便利な宅配ボックスを自作して設置したい!」
気に入った物件に宅配ボックスがついていない場合は、自分で取り付けたくなることもありますよね。
後付けする場合、方法としては「自作のものを置く」「戸建て用のものを設置する」の2つがあります。
しかし、「自作」のものを置く場合はセキュリティの面が心配です。
また配達員に宅配ボックスとして認識されない恐れもあり、あまり現実的とは言えないでしょう。
もう1つの手段として、「戸建て用のものを設置」する方法もあります。
こちらも配達業者にボックスがあるとわかってもらう必要がありますが、セキュリティーの心配はありませんね。
ただ、どちらのケースも設置には管理側の許可を取る必要があります。
オートロック式の物件に住んでいる場合は、置くスペースがない可能性もあるため、設置をする際は慎重に進めることが得策でしょう。
宅配ボックス(電子式)は盗難対策万全!トラブルはエラー解除が大変?!
液晶パネルを操作して荷物をいれる電子式宅配ボックス。
セキュリティーがしっかりしているため、近年ではこちらのタイプが主流となっています。
また最近ではインターホンと連動しているタイプも出てきており、ボックスに荷物が預けられると通知音が鳴る仕組みになっていることも。
進化を続ける電子式のメリット/デメリットをまとめました!
早速見ていきましょう。
宅配ボックス(電子式)のメリット 盗難対策は万全でサービスも充実
電子式のメリットはなんと言ってもセキュリティー!
その他にも電子式ならではのサービスが。
詳しい内容を見ていきましょう。
ダイヤル式よりも盗難対策が万全
個々の入居者に振り当てられた固定の暗証番号、もしくは磁気カードでしかボックスを開けられない電子式。
ダイヤル式のように暗証番号が書かれた通知書を盗まれる危険性がありません。
また、ダイヤル式のようにしらみつぶしに番号を入力される、ということもできないため、盗難対策は万全といえるでしょう。
荷物を入れた保管期間が記録で残る
電子式はシステム管理をしているため、いつボックスが使用され、その荷物がいつ取り出されたかすべて記録されています。
そのため長期で荷物が保管されている場合は、取り忘れとして通知がくることも。
ボックスが埋まらないよう管理されている点もメリットの1つです。
お知らせサービスなどのサービスが充実しているモデルもある
どのメーカーのボックスが設置されているかにもよりますが、電子式の場合は荷物が届けられた段階でインターホンに通知がいくなど、受け取り以外のサービスが充実している機種もあります。
モデルによっては、捺印された受領書が発行されるものもあります。これはどの部屋番号にいつ届けたか証明するものになるため、入居者側だけでなく、宅配業者側としても安心して配達ができるというメリットがあります。
宅配ボックス(電子式)のデメリット 家賃や共益費が高くなりがち
セキュリティ性も高く、サービスも充実している電子式。
デメリットについても確認してみましょう!
ダイヤル式と比較しながら、どちらが良いか検討するのがおすすめですよ!
導入コストが高いため、毎月の家賃や共益費が相場より高いかも
システム管理をする電子式は、ボックス本体の購入費以外にも様々な導入費が必要となります。設置後もシステム管理を維持するためのランニングコストがかかるため、家賃や公益費が相場よりも高く設定されている場合があります。
物件を決める際には、予算に合うかどうか必ず確認しましょう。
暗証番号を何度か間違えるとエラーで取り出せない
電子式の場合、セキュリティ対策のため暗証番号を何度か間違えるとエラーとなり、正しい番号を入力しても取り出せなくなるケースがほとんどです。
もし、番号を間違えてエラーになってしまったら、管理会社に連絡をしてリセットしてもらう必要があります。
他人の荷物が入っていることも多い
ボックスを開けるためのカギが決まっている電子式では、もし自分の荷物が他の人のボックスに入っていても取り出すことができません。
荷物を注文した側が取り出すことができないので、「通知音がして取りに行ったら他人の荷物が入っていた」なんていうケースもしばしば。
誤配送されてしまった荷物の取り出しに時間がかかる点はデメリットといえますね。
宅配ボックス(ダイヤル式)は家賃が安い?!トラブルは盗難を100%防げない
宅配ボックスには2種類あることをお伝えしましたね。
ここではトラブル事例もご紹介しながら、ダイヤル式のより詳しいメリット/デメリットについて解説いたします。
使い勝手のいい宅配ボックスですが、どちらがより自分には合っているのか検討してみましょう!
宅配ボックス(ダイヤル式)のメリット 家賃や共益費が安いかも?!
ダイヤル式の場合、電子式が導入されている物件よりも家賃や公益費が安い可能性があります!
その理由ズバリ3つ!
設置費用がかからないから、家賃や共益費が安いケースがある
ダイヤル式の場合、設置費用がかかりません。
ボックスを購入したあとはスペースに置くだけですから当然といえば当然ですよね。
そのため、別途導入費用が掛かる電子式と比べ、家賃や共益費が安くなっている物件があるのです。
事前登録の必要がないからすぐ使える
配達業者が暗証番号を設定する形式をとっているダイヤル式。
事前に固定番号を登録する必要や、磁気カードを用意する必要がありません。
つまり、引っ越し後のドタバタした時期にも使用可能!
配達時間を気にせず作業を進められるのはとってもありがたいですよね。
間違って配達されても取り出すことができる
ダイヤル式であれば、荷物が間違ったボックスに配達されていたとしても、暗証番号がわかっているので取り出すことができます。
急ぎで欲しい荷物が誤配達されてしまっても、その場で解決することができますね!
宅配ボックス(ダイヤル式)のデメリット 盗難対策は万全ではない?!
メリットを述べた後はデメリットについてもお伝えします。
ダイヤル式宅配ボックスの大きなデメリットは4つ。
盗難の被害を100%防げない
ダイヤル式では、暗証番号を郵便受けに投函します。
つまり、郵便受けから暗証番号が書かれた配達通知書を取り出すことができれば、ボックス内の荷物を盗めてしまうということです。
また、ダイヤル式の多くは4桁の数字で設定されています。
0000から9999まで、順番に設定していけばいつかはロックが解除されてしまいますよね。
ですので、セキュリティーを重視する方にとっては電子式のほうがおすすめです。
取り忘れても気づかない
電子式に比べ、番号を郵便受けに投函するダイヤル式はアナログなやり方だといえるでしょう。
システム管理をしていないため、利用者が郵便受けをチェックしない限り、配達されたかどうか確認することができません。
「自分が通販を頼んでいたことを忘れてうっかり放置してしまった…」
「誰かから荷物が送られていたことに気づかないまま過ごしてしまった……」
こんなケースが起こることも。
自分はこまめにチェックするほうじゃない、という方は電子式を選んだほうがトラブルを防げるかもしれませんね。
配達員が暗証番号を書き間違える(忘れる)と開かない
ダイヤル式のデメリットとして、配達業者が配達通知書に番号を書き忘れた場合、ボックスを開けられない点が挙げられます。
たとえ書き忘れていなかったとしても、書き間違えていたら開けることができません。
他の住人が私物を入れて占領すると使えない
実は、ダイヤル式の宅配ボックスは、入居者自身が荷物を入れて、個人ロッカーのように使用することが可能です。
各部屋に1ボックスずつ振り分けられていれば問題ないのですが、いくつかのボックスを共有で使用している場合、他の人が占領してしまうと宅配ボックスを利用できません。
占領までいかなくても、宅配ボックスを多用される場合は、物件を契約する前に個々人にボックスが割り当てられているかどうか確認してみましょう。
宅配ボックス設置に補助金?!駅や大型スーパーなどの商業施設に増えるかも
暮らしを便利にしてくれる宅配ボックス。
「どこにあるの?」
と聞かれると、マンションやアパートといった集合住宅をイメージしますよね。
実は今まで、宅配ボックスの設置は法律により規制されていました。
しかし国土交通省は2018年9月から宅配ボックスの設置規制を緩和!
補助金を出し、駅や大型スーパーなどの商業施設への設置に力を入れています。
ということは買い物ついでにスーパーで荷物の受け取りができるの…!?
このまま設置が進めば、駅や帰り道のスーパーで宅配を受け取ることが可能になります!
すでに“PUDOステーション”といったサービスが展開され、関東を中心に、名古屋、大阪といった地方都市に「宅配便ロッカー」として設置されています。ロッカーはカンタンなメンバー登録だけで利用することができるので、すぐに始めることができます。
今後も設置数はどんどん増えていくと考えると、家賃重視の方にとっては、宅配ボックスは必須条件ではなくなるかもしれませんね。
宅配ボックスじゃなくてもコンビニ受け取りという方法もある
今まで宅配ボックスに限定してお伝えしてきましたが、実は近くのコンビニで配達物を受け取ることも可能です。自宅近くにコンビニがあり、日常的に利用するのであれば、宅配ボックスと似たような使い方ができるかもしれません。
代案の1つとして、候補にいれてみるのも良いでしょう。
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忙しい毎日でも、確実に荷物が受け取れる!
再配達の手間もなく、荷物のためだけに家にいる必要もない!
そんなメリット満載の宅配ボックス。
新しい家に住むのであれば絶対に欲しいと思う方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、大量にある物件の1つ1つにボックスがあるかどうか確認するのは面倒ですよね。
ニフティ不動産なら、チェックボックス1つで簡単に宅配ボックス付きの物件検索ができますよ♪
住みたい地域とざっくりとした家賃を入力したら、「こだわり条件をもっと見る」のボタンをクリック!
宅配ボックスは「設備ー建物」の欄にあります。
他にも「シューズボックス」や「敷地内ごみ置き場」など、引っ越した後の暮らしを快適にしてくれる細かいこだわり条件をいくつも設定することができます。
ぜひ、ご自分のこだわり条件と合わせて「宅配ボックス付き物件」を検索してみましょう!
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