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今回は、都内で10件以上のシェアハウス運営をしていた経験のある、ときさばさんにお話を伺いました。



今運営しているシェアハウスはどんな形のものですか?

ニフティ編集部(以下 編)「こんにちは!今日は、シェアハウスの運営について、いろいろ伺えればと思います。よろしくおねがいします」
ときさば(以下 と)「こんにちは、よろしくおねがいします。」

「早速ですが、今運営されているシェアハウスってどんな感じですか?」
「今は都内に4件、四谷、代々木、新宿に2件という形で運営しています。一番多いときでは11件運営していました。全て僕自身が物件のオーナーではなく、僕が契約した物件を入居者に貸す形をとっています。ギークハウスというコンセプトで、インターネットやテクノロジーが好きな人達が集まるシェアハウスを運営しています。」

ギークハウスというコミュニティ

「ギークハウス…?ですか?」
「はい、元”日本一有名なニート”のpha(ふぁ)さんが発起人となったギークハウスプロジェクトというものがありまして。コンセプトに賛同する人は誰でもギークハウスと名付けたシェアハウスを作ることができるのです。なので、ギークハウスというのは全国に点在しています。また、とても緩いコミュニティなので、京都では”一夜限りのギークハウス”なんていうイベントが開催されたこともありました。僕が運営しているのは、男女混合のドミトリーで1件にだいたい10人前後が生活しています」

どうしてシェアハウスをはじめようと思ったの?

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花粉症と猫が、シェアハウス運営のきっかけ

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「どうして、シェアハウスを始めようと思ったのですか?」
「もともと花粉症で、花粉が飛ぶ時期になると、沖縄や海外に”花粉疎開”していました。猫を飼っているのですが、毎年、疎開のたびに誰かに預かってもらったり、実家に預けたりしていたんですよね。自分が住んでいた賃貸の家も誰かに代わりに住んでもらったりしていました。そういうのがめんどくさくて、シェアハウスに入ろうかな〜と思っていて。もともとエンジニアなので、シェアハウスに住むならギークハウスがいいなと思っていて。でも、自分の希望する渋谷周辺のエリアになかったんです。なので、自分で恵比寿にギークハウスを作りました。これが、シェアハウス運営を始めたきっかけです。」
「花粉の時期に疎開してたり、ないなら自分で作ってしまおうと行動してしまったり、いろいろ行動力がすごすぎて、驚いています…!」

シェアハウス用の物件はどうやって探すの?

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都内での物件探しは難しい!

「シェアハウスに適した物件って、どんなものですか?」
「大家族向けに作られた物件がちょうどいいと思っています。でも、都内、特に都心だと全然ないんですよね〜。あって、3LDKとか。それ以上大きな物件になるとセレブ向けになってしまい、設備が重厚だったりして、家賃が高くなってしまいます。」
「なるほど…具体的にはどんな条件で絞り込んでいるんですか?」
「条件で言うと、120㎡、4LDK以上、リビングが16畳以上、各部屋8畳以上という条件が理想です。各部屋は6畳でもギリギリOKなのですが、2段ベッドを2台置くと空間がパツパツになってしまうので、居室の快適さを重視するとなると、やはり8畳はあったほうがいいかな〜と思っています。」
「ちなみに、このギークハウス四谷の間取りは?」
「ここは7LDKです。7つの部屋のうち、2つは”もくもく部屋”として、静かに作業をしたい人向けの部屋にしています。残りの5部屋が居室ですが、1つはゲスト部屋としています。4つの部屋で14人が生活している形になります。」

物件探しのコツは、不動産屋さんと仲良くなること!

「かなり特殊な物件ですが、どうやって探すのですか?」
「もう、不動産屋さんと仲良くなるしかないですね。賃貸不動産の流通の仕組みで言うと、まず、オーナーさんが不動産屋さんに「ここを貸したいのですが…」と相談をしにいきます。持ち込まれた不動産屋さんは、まずは自分のお客さんの中から借り主を探します。見つからない場合は、他の不動産屋さんも見ることができるREINSというシステムに登録して、広く借り主を募集するという流れになっています」
「なるほど…」
「なので、REINSに登録されている物件は、不動産屋さんが自分で借り主をつけることができなかった物件ということになります。いわゆる、超優良物件だったら、すぐ借り主がつくはずですから。なので、超優良物件の情報をいち早く知りたい場合は、不動産屋さんに自分の理想の条件を伝えておき、それが入手できたら連絡をもらえるような関係になっておくことが大事かなと思います」
「物件探しの時点からかなり労力がかかるんですね…!」
「そうですね。最初の物件探しでは30件くらい不動産屋さんを回りました。」
「え!30件!それはやばいですね…」
「本当は、オーナーさんと直接繋がれるといいのですが、今だとそういう場がないので、不動産屋さんを通して物件情報を集めるのが一番いいのではないかと思っています」

物件のオーナーさんはどんな人?

「ちなみに、オーナーさんはどんな人が多いのですか?」
「例えば、ギークハウス四谷のオーナーさんは、30代の若い方ですが、もともとこの物件を使ってゲストハウスをやろうとしていたようです。もともとゲストハウスをしようとしていたくらいなので、シェアハウスにもぴったりの物件でした。さらに、インテリアなどが好きな方だったので、リビングの家具やテレビなども用意してくれました。」
「シェアハウス物件のオーナーさんに特徴はありますか?」
「あまり年配の方だと、シェアハウスという概念を理解してくださらないケースもありました。若いオーナーさんで、この四谷の物件のように”ゲストハウスを作りたくてリノベーションした”みたいな方だと話が進みやすいですね。あとは、外国人がオーナーの場合も、シェアハウスを受け入れてもらいやすい傾向があると思います。」

実際のシェアハウス運営について教えてください!

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入居者はどうやって探すの?

「入居者はどうやって探すんですか?」
「phaさん経由でギークハウスを知ってお問い合わせしてくれる人が多いですね。あとは、毎週金曜に飲み会をやっているので、その場に連れてこられた友達が気に入ってくれて入居してくれたりも多いです。また、エンジニアになりたいから、そういう環境に身を置きたいと考えて、検索して見つけてくれる人もいますね。」
「すでにあるギークハウスというブランドに加えて、コンセプトが尖っているので、入居者が見つかりやすいのかもしれませんね。」
「ちなみに、入居希望者とは一応全員面談というか、軽く話す機会を設けるようにしています。あまりにもコミュニティにそぐわなそうな方の場合は、入居をお断りすることもあります。」

男女の部屋は分けない方がうまくいく?

「ちなみに、男女比はどんな感じですか?」
「男性7対女性1くらいですね。部屋は男女一緒です。以前女性部屋を作ったことがあったのですが、メンタル的に問題がある人が部屋に引きこもってしまって、住人が誰もコミュニケーションをとれなくなってしまったり、問題になってしまったことがありました。」
「女性部屋を作るとシェアハウスの中に不可侵の領域ができてしまい、なんていうか、みんなで管理し合うみたいな雰囲気がなくなってしまいそうですね。なんとなく想像できます…」
「バックパッカー的な旅に抵抗がなく、男女共同のドミトリーでも問題ないような方が入居していますね。それで問題なく回っています。4人部屋であれば、誰か1人が女性に何か嫌がるようなことをしようとしても、他の同じ部屋の住人が監視というか、助けてくれたりもする環境なので、逆に安全なんではないかなと思っています」
「個室は作らないのですか?」
「部屋にこもってしまうと、コミュニティに参加しなくなってしまいますから、ドミトリーのみで運営しています。収益的には個室を作った方が安定するんですけどね。うちはコミュニティを重視していきたいと考えているので作っていません。」

次回は、コミュニティづくりや気になるお金面についてを直撃!

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シェアハウス運営についてのインタビュー、前半はここまで。
次回は、シェアハウス内のコミュニティづくりについてや、気になるお金の話について、紹介しちゃいます。

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