賃貸のプロに聞く! 不動産屋が教える家探しの方法の画像01

ニフティ不動産編集部では、「経験豊富なプロの探し方を真似すれば、家探しの失敗がなくなるはず!」という仮説を立てました。
そして、賃貸のプロである不動産屋さんに取材し、「不動産屋さんが実際にどうやって家を探しているのか」をお伺いしました。
具体的で役立つお話もたくさんあるので、ぜひ家探しの参考にしてみてください。



家探しはいつがいい?繁忙期の家探しはおすすめ?

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お話を伺ったのは、東京都内の不動産屋さんで働いているOさん。

ニフティ編集部(以下 編)「こんにちは!今日は、不動産屋さんが実際にどうやって家を探しているか、そのコツについて、いろいろ伺えればと思います。よろしくおねがいします。」

Oさん(以下O)「こんにちは、よろしくおねがいします。」

「さっそくですが、まずは物件探しの時期についてお伺いします。不動産業界には、一年のサイクルの中で繁忙期や閑散期などいろいろあると思います。その中で、不動産屋さんが一番熱心に接客してくれるタイミングや、おすすめの時期というのはあるのでしょうか?」

「まず、繁忙期は1~3月くらいです。転勤や進学などで引っ越しをしなければいけない人が圧倒的に多いためですね。退去する人が多いので、いい物件の絶対数は多いです。」

「なるほど。確かに、単純に出回る物件が多くなるのですね。」

「はい。ただ、入居希望の人も多いので、競争率も高くなります。特に3月ですと、内見ご案内中に営業所から連絡が入り、『この物件、他の方に決まってしまいました』ということもしばしばです。それから、不動産屋も強気なので、この時期は値段交渉に応じてくれる可能性は低いです。」

「繁忙期の物件探しには、メリットもデメリットもあるということですね。」

閑散期の物件探しはおすすめ?

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「では、閑散期はどうでしょうか?」

閑散期は、梅雨や真夏、年末年始など、引っ越しする人が少ない時期ですね。この時期は、物件の絶対数が少なくなり、必然的にいい物件も少なくなります。」

「なるほど。繁忙期の逆ですね。閑散期に物件探しをするメリット、デメリットはなんでしょうか?」

「まず、メリットとしては、閑散期はお客さん自体が少なく、不動産屋も売上を上げることが難しいため、一人一人に丁寧で熱心な接客をすると思います。お店も空いているし、ゆっくりと家探しが出来ますよ。」

「それはいいですね。では逆にデメリットはなんでしょうか?」

「接客が丁寧になる分、営業電話なんかもしつこくなると思います……。」

「確かに……。それは一長一短ですね。Oさん個人が引越しをする際は、いつ物件を探すことが多いですか?」

「私は、閑散期にしか引っ越しをしたことが無いですね。というのも、私自身が繁忙期に忙しすぎるので、引越しする余裕が無いんですよね。」

「それもそうですね!」

「ただ、『閑散期だから気に入る物件が見つけられなかった』ということはないです。物件は、たった一件の『お気に入り』が見つけられればよいので、その時に市場に何件出回っているかは、あまり関係ないように思います。」

「確かに、一人の人が内見できる物件数は多くても10件ぐらいですし、全ての物件を見て回れない以上、選択肢は多すぎても意味がないのかもしれませんね。」

「それを聞いて思い出したのですが、よく物件探しは結婚相手探しにたとえられます。人の出入りが多い都会にいれば結婚しやすいわけでも、田舎にいると結婚できないわけでもないですよね。それと一緒です。」

「なるほど! 腑に落ちました。つまり、家探しの時期はあまり気にしなくて良いということですね!」

「はい、そう思います。」

引越しの時期が決まっていない場合は?長く探し続ける方がいい?

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「次に、引っ越しの時期が決まっていない状態で、家探しをする場合についてお聞きします。この場合は、長く探し続けるほど、良い物件に巡り合う確率は高まりますよね?」

「うーん、長く探すことは、あまりおすすめしませんね……。」

「え、そうなんですか?!」

「不動産屋でよく言われているのは、『引っ越す理由のない人は、なかなか物件が決められない』ということです。今の家の退去期限や転勤など、具体的な締め切りが無いと、人はなかなか家を決められないんです。」

「そうなんですか……。」

「はい。なので、長く探すことは時間の無駄になりがちです。さらに、下手に長く探し続けると、自分の中で理想のハードルがどんどん上がっていって、逆に決められなくなることが多いですよ。」

「なんだか、先ほどの結婚のたとえを思い出しますね……。」

「はい、まさにそうだと思います。ある程度探したら、ピンときた物件に決めてしまうのがおすすめです。」

「ちなみに、Oさんの場合は、何件くらい内見しますか?」

「私の場合は、1件ですね。」

「1件?!」

「はい、写真を何件か見て、一番いいと思う物件だけ内見して、決めてしまいます。」

「写真だけで1件に絞れるんですか?」

「はい。お客様には『写真と実際のギャップがあるので、気になる物件は全部内見したほうがいいですよ』とお伝えしていますが、私たちは物件を見慣れているので、写真を見れば、どういう物件か大体分かるんですよね。」

「なるほど…素晴らしいですね。ぜひ私の家探しも手伝ってほしいです。家探しの最大のコツは、不動産屋さんの友人を持つことかもしれませんね。」

短期決戦で家を決める場合、どういう方法がオススメ?

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「次は逆に、短期間で家を決めないといけない場合のコツを教えてください。」

「そうですね、第一に、『自分が求めている条件をクリアにしておくこと』ですね。経験上、求める条件がはっきりしていない人ほど、物件は決まらないです。自分の中で譲れない条件を最低3つは考えておいてください。そうすると、一気に物件が絞れます。例えば『南or東向き』『駅徒歩■分以内』『オートロック』などですね。」

「具体的でいい方法ですね!参考にします。」

「それから、あらかじめインターネットである程度の相場感を養っておくと良いです。基本的に、そこからものすごく安い物件はなかなか出ないですし、もし出たらすぐ反応できるようになります。」

値段交渉ってできる?お金を節約する方法はある?

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「次に、ちょっと聞きにくいのですが、値段交渉というのはどれぐらいできるものでしょうか?」

「『ただ安くして』という交渉は、うまくいきにくいので、何らかの根拠を持ってお話するほうがいいですね。例えば、『もともと予算■万円以内で探していたが、この物件は3000円だけ予算オーバーしている。ベランダの一部が古くなっていることは目をつぶるから、3000円安くしてもらえないか』とか。」

「お、それは使えそうですね!」

「変な言い方ですが、内見の時に粗探しをするというか、『自分は気にしないが、ちょっと古くなっている設備やキズ』を見つけておくと、交渉に使えます。」

「なるほど、素晴らしいテクニックですね!」

「それから、値段交渉する際は、基本的に気に入っている物件や借りる可能性が高い物件だけにした方がいいです。お客さんが値下げ要求した場合、たいてい不動産屋がオーナーに連絡を取って交渉するのですが、その際、借りる可能性の高いお客さんだと前向きに交渉できるからです。」

「わかりました。不動産屋さんに無駄な手間をとらせないためにも、気に入った物件だけで交渉した方がいいということですね。」

「はい、その方がお互い有意義だと思います。あとは、先ほども話に出ましたが、繁忙期の方が不動産屋は強気に出るため、値段交渉に応じにくいです。初めから値段を安く抑えるつもりで家探しをする人は、繁忙期以外をおすすめします。

「なるほど。では閑散期だったら、値段交渉によって家賃はいくらぐらい下がるものなんでしょうか?」

「うーん、一概には言えませんが……。もともと、閑散期まで売れ残ると2000~3000円値下げする物件も多いので、その程度なら交渉の余地があるかと。不動産屋が、オーナーさんからある程度交渉幅をもらっている物件もあるため、値下げ交渉はしてみて損はないと思います。」

「いいことを聞きました!」

「ただ、あれもこれも交渉すると、オーナーさんの心証が悪くなり、その時点で審査落ちする可能性もあります。やりすぎには気を付けてくださいね。」

以上が、不動産屋さんに聞いた、家探しのコツでした。
実際に働いている不動産屋さんしか知らないような具体的な話も聞けたため、参考になったと思います。
これから引っ越す予定の方は、上記のポイントをしっかり押さえて、お部屋探しをしてみてくださいね!

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