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ここでは、

・シングルマザーの仕事事情
・シングルマザーの生活支援や各種手当
・シングルマザーの住宅形態や住宅ローン

などについて、統計データや体験談を交えてお伝えします。
シングルマザー(母子家庭)に役立つ、住宅の選び方も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

シングルマザーが生活していくためには、「家賃」と「年収・雇用形態」のバランスが大事。
厚生労働省のデータに基づいて、シングルマザーの方におすすめしたい住宅選びをまとめたよ!



シングルマザーの仕事の雇用形態と年収について

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【参考:平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果

物件を選ぶ際の大切な指標として、「家賃」があります。
「どれくらいの金額なら毎月払えるか」をきちんと把握した上で、住宅選びを始めると良いでしょう。

とはいえ、シングルマザーの方の中には、これからの生活や仕事について、想像がつかない方も多いかもしれません。
厚生労働省が発表した資料をもとに、シングルマザーの平均的な「雇用形態」と「年収」についてまとめたので、ひとつの目安として確認してみましょう。

シングルマザーの雇用形態は、正社員が増加傾向

まずは、「雇用形態」について。
上記の円グラフは「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」に基づき制作したものです。

資料によると2016年度の調査時点では、シングルマザーの81.8%が仕事に就いており、内44.2%が「正規の職員・従業員」として働いています。
次に多いのは「パート・アルバイト等」で、43.8%

2011年度の調査結果と比較すると、「正規の職員・従業員」の割合が4・8%増加しているので、シングルマザーの方が正社員として働く機会が増えていると言えます。

ただ、こちらはあくまで平均の話に過ぎません。
実際には、「一番下の子どもが何歳か」によって、雇用形態のバランスが大きく違ってくるようです。
下記の表を見てみましょう。

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【参考:平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果

多少の差はありますが、末っ子の年齢が低いほど「パート・アルバイト等」の家庭が多く、末子の年齢が上がるほど「正規の職員・従業員」として働く割合が増えていきます。

お伝えしたように、全体的には「正規の職員・社員」として働くシングルマザーは、増加傾向にあります。
だた、子育てとの兼ね合いから、小さなお子さんがいる家庭はパートやアルバイトを選ぶケースが多いようです。

シングルマザーの収入平均は年間243万円

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【参考:平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果

厚生労働省の調べによると、母子世帯の平均年間就労収入(仕事で得る収入)は、200万円ほど
そこに、児童手当・児童扶養手当・養育費などが上乗せされ、平均収入は243万円となります。

シングルマザーの場合、様々な生活支援や手当をもらうことができます。
どういった手当をもらえるのか、以下で確認していきましょう。

シングルマザーの生活支援や手当について

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年収のところでも触れましたが、シングルマザーの家庭には行政から助成金や手当が支給されます
どういった支援を受けられるかは、所得や自治体によって変わってきます
ご自身の条件でうけられるシングルマザー向けの生活支援をチェックしておきましょう。

児童手当

まずはご紹介するのが「児童手当」
母子家庭に限らず、すべての家庭が対象となる支援策です。

支給対象
0~15歳の国内に住所がある子供

支給額
0~3歳未満 一律15,000円
3~12歳(第一子・第二子) 10,000円
3~12歳(第三子以降) 15,000円
13~15歳(中学卒業年度まで)一律10,000円

支給時期
年3回(6月、10月、2月)
※年間所得に応じて所得制限あり


児童扶養手当

「児童扶養手当」はシングルマザー・シングルファーザー向けの支援策です。
扶養している家族の人数と所得に応じて、所得限度額が設けられています。
ここでは概要だけまとめていますので、ぜひご自身の支給額を確認してみてください。

支給対象
0歳~満18歳になってから最初の3月31日まで

支給額
【全額支給の場合】
子どもが1人 月額42,000円
子どもが2人 月額47,000円
子どもが3人以上 1人増えるたびに+月額3,000円

【一部支給の場合】
子どもが1人 月額41,910~9,910円
子どもが2人 月額46,910~14,910円
子どもが3人以上 1人増えるたびに+月額3,000円

【一部支給の場合の計算式】
41,990円 - (申請者の所得-全額支給所得制限限度額) × 0.0185434
(10円未満は四捨五入)

支給時期
年3回(8月、12月、4月)


児童育成手当

「児童育成手当」は18歳までの子供を扶養している母子家庭が対象の支援策です。
子ども1人あたり月額13,500円支給されますが、市区町村によって受給制限が異なるので、自治体のHPを確認しましょう。

支給対象
自治体によって異なる。以下はよくある条件例
・両親のどちらかが死亡した子ども
・両親が離婚した子ども
・婚姻によらないで生まれた子ども

支給額
子ども1人あたり月額13,500円

支給時期
年3回(6月、10月、2月)
※保護者の前年所得が自治体ごとに定める限度額以上の場合は、支給されない


母子家庭の住宅手当

母子家庭・父子家庭を対象に支給される「母子家庭の住宅手当」。
この手当は自治体独自の制度なので、住んでいる場所によっては制度が適用されないケースもあります。
こちらも自治体のHPで確認してみると良いでしょう。

支給対象
自治体によって異なる。以下はよくある条件例
・20歳未満の子供を養育している母子(父子)家庭
・民間の賃貸住宅に居住し、対象住所地に住民票がある
・生活保護を受けていない等

支給額
自治体によって異なる
平均は5,000円~10,000円


ひとり親家庭の医療費助成制度

ひとり親世帯を対象に、健康保険の自費負担分を助成する制度です。
こちらも住宅手当と同様、市区町村が独自に支給しているため、住んでいる地域によって対象となるかどうかが異なります。

支給対象
0歳~満18歳になって最初の3月31日までの子供を養育している母子(父子)家庭

支給額
自治体によって異なる
所得制限もあるため、要確認


こども医療費助成

「ひとり親家庭の医療費助成制度」では対象にならなかった家庭も、「こども医療費助成」の対象となるケースがあります。
ただし、この助成は子供だけが対象で、親は対象外となります。

支給対象
自治体によって異なる。以下はよくある条件例
・小学校就学前
・小学4年生まで
・中学卒業まで

支給額
自治体によって異なる
所得制限があるかどうかも自治体により異なるので、注意が必要

シングルマザーの住宅形態や住宅ローンについて

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【参考:平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果

シングルマザーの「雇用形態」「年収」「各種支援」の内容を踏まえて、いよいよ具体的な住宅選びについて解説していきます。
住宅について考えたときによく話題に上がるのが、「賃貸派VS持ち家派」の論争です。

上の円グラフをみると、「賃貸住宅」と「持ち家」が大体3分の1ずつを占めていて、残りの3分の1が「同居」「公営住宅」「公社・公団住宅」などとなっています。
「同居」「公営住宅」「公社・公団住宅」なども借家等に分類されるため、この数字だけみると「賃貸派が全体の過半数」という結論になります。

なぜシングルマザーは賃貸派が多いのか。
その一つの要因は、住宅ローンにあります。

一般的に「シングルマザーだと住宅ローンが組みにくい」と言われています。
たしかに、両親がそろっている家庭や父子家庭のケースに比べると、その傾向はありますが、だからと言って「シングルマザーだと絶対に住宅ローンを組めない」わけではありません!

ではどうすれば住宅ローンを組めるのか。
シングルマザーでも住宅ローンを組みやすくなる条件について、下記にまとめてみました。

シングルマザーでも住宅ローンが組める?!

「シングルマザーは住宅ローンを組めない」と思っていませんか?
シングルマザーでも安定した収入があり、なおかつ健康状態が良ければ住宅ローンの審査に通過する可能性はあります!
住宅ローンの審査では「家族構成」は最重要ポイントではなく、申込者本人の「返済能力」が最重要視されます。

シングルマザーが住宅ローンの審査を通過するには?
・正社員として仕事をしている
・年収が200~300万円以上ある
・同じ勤務先で勤務年数が3~5年以上
・カーローンやショッピングローンなどを組んでいない
・クレジットカードなどの支払いを一度も滞納していない
・過去に金融事故を起こしていない
・一度に複数社に申し込みをしていない
・健康状態が良い

住宅ローンの審査で銀行が見るのは「離婚の有無」ではなく、あくまで「返済能力」
逆に、雇用形態がパート・転職して1年未満・クレジットカードの滞納履歴が多い、というシングルマザーの人は、審査落ちする可能性の方が高いです。

ただ、さっき紹介したポイントをクリアしているなら、シングルマザーでも中古マンションの購入などができる可能性があります。

シングルマザーの女性向けの住宅ローンや親子ローン商品を扱っている銀行も多いため、気になる物件があれば相談してみるのも良いかもしれないですね。

【ニフティ不動産推し!】住宅ローンおすすめランキングをみる
<関連記事>住宅ローンの審査が通らない基準は年収・勤続年数だけじゃない!

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シングルマザーの住宅形態で最も多いのは「賃貸物件」

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住宅ローンについて触れましたが、人によっては「賃貸の方が気楽!」という方もいるでしょう。
次は、シングルマザーにおすすめしたい賃貸の住宅選び方についてお伝えします。

まずは気になる家賃について。
先にご紹介した母子家庭の平均年収は、243万円(就労収入+手当)。月収に換算すると、約20万円になります。
家賃相場は月収の3分の1が目安とされていますから、平均的に6万円前後の物件に住めると良いですね。

ニフティ不動産では、実際に賃貸物件に住んでいるシングルマザーの方を対象に、アンケートを実施しました。
シングルマザーならではの物件選びについて、伺いましたよ!

あっこさん(35歳・子供2人)の場合


▼データ
・派遣社員(年収300万円)
・神奈川県内の賃貸アパート(家賃78,000円)


Q:どうして今の賃貸住宅を選びましたか?

周囲に戸建てが少なく、また戸建てがあっても新しいタイプの分譲住宅ばかりで、近所付き合いが気になったから。
シングルマザーということや生活を探られたくないので、近所付き合いしなくてもよさそうなアパートを選びました。
場所は不便ですが工場の隣なので、常に工場の人の目があり、留守にしていても泥棒が入りにくそうなのも決め手になりました。

Q:賃貸物件を探すシングルマザーさんへアドバイスをお願いします。

シングルマザーは収入面でも不安ですが、何よりも心配になるのが防犯上のこと。
煩わしい近所付き合いはしなくても、適度に人目があり不審者予防になるアパートが好ましいです。
セキュリティーがしっかりしているセコム付きのマンションは、分譲でしか見つからないことが多く、賃貸だったとしても家賃も高いので現実的ではありません。
建物の古さよりも環境で選んだほうが安心して暮らせますし、子供も安心できると思います。

編集部コメント:

防犯がしっかりしているかどうか、というのは物件を選ぶ上で大切なポイントです。
物件選びをしているときは、ついつい建物の古さや設備内容に目がいきがちですが、引っ越し後の生活が快適になるよう住環境についてもチェックしましょう!

ピーチガールさん(42歳・子供1人)の場合


▼データ
・パート(年収100万円)
・大分県内の賃貸アパート(家賃44,000円)


Q:どうして今の賃貸住宅を選びましたか?

まずは、以前住んでいた市町村から出たかったから。
そして、こどもの学校や駅・バス停から近いこと。
あとは、水道料定額で家賃込みだったので選びました。少しは気が楽かな?と思って。

Q:賃貸物件を探すシングルマザーさんへアドバイスをお願いします。

私はこどもと二人暮らしなのですが、たった二人だからといってキッチンは妥協しないでください。「少しくらい狭くてもいいや」って思っていたら大間違い!単身者でも住める物件を選んでしまい、キッチンが狭すぎて、すごく使いづらいです。
キッチンの他にもうひとつ、部屋数も大事。現在2Kに住んでいますが、やっぱりこれも居心地が悪いです。子供部屋も取れず、押し入れも少ないため物があちこちにあふれ、こどもは友達も呼べない状態です。
家賃とかも気にしなきゃいけないけど、キッチンと部屋数、あと収納が多いところをおすすめします。

編集部コメント:

「水道料金定額」のように、生活費に関わるものが定額もしくは無料の物件を選ぶと、金銭的な負担が軽くなりますね。
またアドバイスの欄にあるとおり、部屋数と収納のバランスは気にしたいポイント。
今現在のことだけを考えて物件を選んでしまいがちですが、長く住もうと考えている場合はお子さんが成長した後のことも想定すると良いかもしれません。

あやさん(26歳・子供1人)の場合


▼データ
・正社員(年収140万円)
・香川県内のアパート(家賃50,000円)


Q:どうして今の賃貸住宅を選びましたか?

安さと子供が遊べるスペースがほしかったのが1番の理由です。
また、住みやすさも重視して、カウンターキッチンの方が子供から目を離さずに料理できそうだと思いました。
あとは、学校や職場も近いので今の賃貸住宅を選びました。

Q:賃貸物件を探すシングルマザーさんへアドバイスをお願いします。

実家が近い方が、自分になにかあったとき頼りになると思います。
あと、最近では物騒な事件が多いので、学校が近くにあるところの方が子供のためにもなるかな。
賃貸物件は毎月家賃代が大きいので、なるべく安い物件を選んだ方がお金の負担が少なくなります。子供が小さいうちは「ペット可」の物件だと◎。コンセントが高い位置にあるので、おもちゃなどをコンセントに差し込む心配もなく、事故にもなりにくいと思います。

編集部コメント:

学校や職場への近さは物件選びの条件として一般的ですが、「実家との距離」も一つの判断材料になるようですね。
「ペットOKな物件だとコンセントが高い位置にあるから安心」というのは、なかなか気づきにくいポイントです。
小さなお子さんがいる場合は、ぜひチェックしてみましょう!

あおさん(46歳・子供1人)の場合


▼データ
・パート(年収230万円)
・石川県内の団地(家賃11,000円)


Q:どうして今の賃貸住宅を選びましたか?

実家から近く、子供の学校を変える必要もなかったため。
県営住宅なので収入によって家賃が決められるシステムで、他の賃貸住宅よりも安く借りられました。
決して綺麗でも便利な場所にあるわけでもないが、安く住めることを重視しました。

Q:賃貸物件を探すシングルマザーさんへアドバイスをお願いします。

一般の賃貸住宅よりも安く借りられるのが県営・市営住宅です。物件にもよりますが、築年数が浅く、立地の良いところは、家賃も高くなります。それでも一般の賃貸住宅よりも安いです!
東京都内であれば、シングルマザーは都バスに無料で乗れるので、ちょっと駅から離れていても安い都営住宅をお薦めします。
公営住宅はシングルマザーなら優先入居できるところもあり、水道代も基本料金がタダ。初期費用も安く抑えられますよ。

編集部コメント:

あおさんも他の方と同様に、実家との距離を一つの判断基準にされているようですね。
都道府県や市区町村が運営している公営団地は、収入に応じて賃料が設定されており、シングルマザーの方への優遇措置がある場合も
地域の公営住宅について、一度チェックすることをオススメします。

まあこさん(28歳・子供1人)の場合


▼データ
・正社員(年収180万円)
・沖縄県内のアパート(家賃54,000円)


Q:どうして今の賃貸住宅を選びましたか?

子育てする家庭に人気の地域で、この地域自体とても明るいので、安心感がありました。
アパート内にもたくさん子持ちがいて、「何かあった時には助け合えるかな」という気持ちで今の場所を選びました。

Q:賃貸物件を探すシングルマザーさんへアドバイスをお願いします。

物件選びは子供がいるなら、公園が近くにあるか、子供が通うまたは通っている小学校や中学校からの距離などもチェックした方が良いと思います。
あとは、同じアパートやマンション内に、子供のいる家庭が多い場所を選ぶのも大切。住んでいる子供が多い物件ほど、そんなに物音や子供の声などに敏感ではないので、子供の泣き声や遊び声などの苦情もないと思います。
やはり、明るく子育てに力を入れている地域だと安心ですよ。

編集部コメント:

シングルマザーの方にとって、お子さんの安全やいざという時の助け合いは欠かせないもの。
子育て世代に人気の地域がある場合には、そちらに引っ越すというのも一つの選択です。
街灯が多く明るい場所なら、親の目も届きやすく安心できますね。

シングルマザーの家探しはニフティ不動産へ!

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今回はシングルマザーの方向けにオススメしたい、住宅の選び方についてまとめました!

「実家が近い」
「公園・学校が近い」
「シングルマザー向けの手当てが充実している地域」

など、賃貸物件の借り方ひとつをとっても、一般的な判断基準に加えて、シングルマザーだからこそ重視したいポイントがたくさんありましたね。

賃貸アパートが良いか、持ち家が良いか、その場合どんな住宅ローンを組むか…。
さまざまな選択肢の中で、シングルマザーの方が一番重視するのは「お子さんが健やかに成長できる場になるか」だと思います。

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