災害用備蓄品セットの品目リスト~水と食料以外に必要な物~の画像01

この記事では災害用備蓄品リストとして、備蓄品のおすすめ食料備蓄品セットなどを紹介しています。
災害時に用意しておきたいのは、水と食料だけではありません。
カセットコンロやラップ、常備薬などあったら便利な物もしっかり用意して、もしもの時に備えましょう!



備蓄品は「どんなもの」を「どのくらい」準備すれば良いのかわかりにくいよね。
各家庭によって必要な物は違ってくるので、ここで確認して必要な備蓄品を揃えておこう!

災害用備蓄品セットのリスト~水や食料以外の物は?~

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災害時は「必要になったら買い足す」という当たり前のことができなくなります。スーパーやコンビニには買い物客が殺到し、欲しいものが手に入りません。
また、電気やガス、水道などのライフラインも止まる可能性があります。そうなった時に備蓄品があると、焦らずに復旧を待つことができます。

それではさっそく備蓄品の品目リストを見ていきましょう。

備蓄品セット 品目リスト
絶対に必要な物 ・水
・食料
・カセットコンロ・ボンベ
・簡易トイレ
・トイレットペーパー
・常備薬、市販薬
・懐中電灯
・給水袋、タンク
・毛布、保温シート
あれば理想な物 ・調味料
・ラップ
・除菌ウェットティッシュ
・野菜ジュース
・携帯電話の予備バッテリー
・ラジオ
家庭別で必要な物 【乳児がいる】
・おむつセット
・ミルクセット
・離乳食セット
・ゴミ袋
【高齢者がいる
・介護用おむつ
・高齢者用食料(やわらかい物)
・老眼鏡
・入れ歯洗浄液
【持病がある】
・お薬手帳
・処方薬

備蓄品には水や食料の他、
・ライフラインが止まった時でも使えるカセットコンロ
・給水車から水をもらうための給水袋
などは必ず用意しておきましょう。

また、小さい子供がいる・高齢者がいるなど各家庭によって、備蓄品セットに必要なものは異なります。
特にミルクやおむつは手に入りにくいので、多めに用意しておく必要があります。

農林水産省のHPにある「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」なども参考に、各自備蓄品を準備しておきましょう。

CHECK
災害に備えるなら備蓄品の準備に加えて、避難先なども家族でチェックしておくことが大切です。
ハザードマップについての記事も確認しておきましょう!

<関連記事>ハザードマップとは?使い方・防災確認ポイント・アプリ風にする方法


災害用備蓄品セットに入れるべき食料とは

災害用備蓄品セットに入れておきたいおすすめ食料を紹介します。
「保存食といえばカンパン」は、もう昔の話!
日常生活と変わらないようなおいしい備蓄品の食料もたくさんあります。

災害用備蓄品のおすすめ食料
・アルファ米
・缶詰パン
・野菜ジュース
・おかゆ
・おかず系の缶詰(鯖の味噌煮、野菜など)

最近人気の備蓄品食料は、改良されておいしさが光るアルファ米や缶詰パン。「保存食の味は二の次」というイメージを覆す商品がたくさん販売されています。

「尾西のアルファ米」はチキンライスやドライカレー、梅がゆなど14種類の豊富なバリエーションを楽しめます。
他にも「新・食・缶ベーカリー」の缶詰パンは、賞味期限が3年または5年と長いことも魅力です。

飲み物は水だけでなく、野菜ジュースなどがあると手軽に野菜の栄養が摂れて嬉しいですね。タンパク質が補えるおかず系の缶詰も、お好みのものを用意したいところです。

災害時の精神的ストレスを和らげるためにも、「おいしい」と感じる食料品は不可欠!くれぐれも味見のしすぎで、備蓄を減らさないように気を付けてくださいね。

備蓄品セットは3日分必要~一人暮らしは?ファミリーは?~

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災害用の備蓄品は、最低でも家族が3日間過ごせる分を用意しましょう。
災害発生から3日間は人命の救急が最優先となるので、支援物資の輸送などはその後になる可能性があります。
この最低3日間は自力で乗り越えなければならないので、用意しておいた備蓄品セットが命綱になります。

東日本大震災では物流の混乱などにより、スーパー等で食料を購入できるようになるまでに、多くの地域で3~4日かかりました。
また、避難所に入るスペースがない場合や、避難所に出向くのが難しい場合には、自宅での避難生活を余儀なくされることもあります。

<参照>
農林水産省「東日本大震災における食料へのアクセス実態調査」
一般財団法人 日本気象協会「トクする!防災」

備蓄品セット3日分の目安~家族構成別~

「備蓄品は3日分必要」と言われても、3日分の量がどれくらいか想像がつかない方も多いのでは?
家族構成に合わせた備蓄品の目安をまとめたので、こちらを参考に用意してみましょう。

家族構成 水の目安 食品の目安
一人暮らし 9リットル 米1キロ、缶詰9個、栄養補助食品3個
二人暮らし 18リットル 米1.5キロ、缶詰18個、栄養補助食品6個
夫婦+子供1人 27リットル 米2キロ、食パン1袋、缶詰27個、栄養補助食品9個
夫婦+子供2人 36リットル 米2.5キロ、食パン2袋、缶詰36個、栄養補助食品12個
夫婦+親(高齢者)1人 27リットル 米1.5キロ、おかゆ9袋、缶詰27個、栄養補助食品9個
夫婦+親(高齢者)2人 36リットル 米1.5キロ、おかゆ18袋、缶詰36個、栄養補助食品12個

子供や高齢者の備蓄品は、基本的には大人1人分を目安に用意します。乳幼児の場合は粉ミルクや保存用の離乳食を別途準備しましょう。
備蓄品の食料は、保存期間が長く、家族のお好みのもので揃えておくと◎。

●水・・・1日3リットル×3日分を人数分用意します。
備蓄品として保管しておく水の他に、洗濯やトイレなどの生活用水も必要です。日頃から風呂の水は抜かないで溜めておくと、もしもの時に活用できますよ。

●米・・・2キロ=約27食分です。
カセットコンロも合わせて用意するか、調理不要のレトルトなどを用意しましょう。
子供がいて白米に飽きてしまう場合や高齢者がいる家庭では、おかゆや味付きのアルファ米、缶詰パンなどもあるとおすすめです。
また日持ちしにくい食パンも、後述するローリングストックを活用すれば、いざという時に役立ちますよ。

●缶詰・・・おかず系の缶詰を用意しておきましょう。
調理不要で、タンパク質の確保ができます。

●栄養補助食品・・・避難生活で不足しがちな栄養素を補えます。
またチョコレートやビスケットなどの甘いお菓子は、エネルギーの補給だけでなく、災害時の精神的ストレスを和らげてくれます。

災害用備蓄品セットは、通販で購入すると便利

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「備蓄品の重要性はわかったけれど、災害用備蓄品を1つ1つ買うのは大変・・・」という方には、備蓄品セットを通販で買うのがおすすめです!

通販で備蓄品セットを探すと、女性用や男性用、ファミリー用などさまざまな種類があり、値段は1万~2万円強で購入できます。
これらをメインで買っておいて、足りないものを買い足すとよいでしょう。
備蓄品セットは水も入っていて重いので、通販で買うと自宅まで届けてくれるのも嬉しいポイント♪

また災害時の帰宅困難に備えて、備蓄品を用意する企業も増えているようです。
会社から家までが遠く、帰宅困難者になる可能性のある方は、備蓄品が会社のどこに保管されているか確認しておくとよいでしょう。

災害用備蓄品セットは人数分のリュックで準備を

備蓄品セットはできれば家族の人数分に分けて準備しておきましょう。
1つにまとめておくとわかりやすいですが、家族全員分を1つの袋に入れると重すぎて、避難に支障をきたしてしまいます。

男性で15キロ、女性で10キロほどの重さを目安に、出来る限りコンパクトにして収納しましょう。収納は両手が使えるリュックタイプが便利ですよ。

災害用備蓄品セットの管理~収納や保管場所~

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備蓄品はリュックにまとめて収納し、玄関の一角に置いておきましょう。
リュックの中にどんなものが入っているか備蓄品リストを作っておくと、管理がしやすく便利です。

備蓄品を家族分用意して収納するには、ある程度のスペースが必要です。取り出しやすく、邪魔にならないスペースを確保できるとベストですね。
インスタグラマーさんの収納アイデアを参考に、ご自宅の玄関スペースの収納を見直してみてはいかがでしょうか?

<関連記事>
シューズクロークに収納棚はいる?メリット・デメリットとおしゃれインスタ実例
【玄関収納棚】インスタグラマーおすすめ!おしゃれ収納アイデア

災害用備蓄品の管理を徹底しないと廃棄に?!

一度用意すると、安心して放置しがちな備蓄品セット。いざというときに「賞味期限が切れていた!」ということを防ぐために、1年に1回は内容をチェックしておきましょう。

水のペットボトルにも賞味期限があります。
期限が近付いたものは消費して、買い替えをお忘れなく!

災害用備蓄品の管理には、「ローリングストック法」を取り入れるのもおすすめです。
ローリングストック法とは、水や食料を回転させて備蓄すること。
「備蓄品=ずっととっておくもの」と考えずに、普段から食料を少し多めに買っておき、消費し終わる前にまた買い足します。
この方法なら、賞味期限が長い備蓄品をわざわざ揃えなくても、災害対策が手軽にできますよ。

イザ!という時のために、災害用備蓄品セットを準備しておこう

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いざというときに命綱となる備蓄品。
災害を経験するまで備蓄品を用意しない方も多いですが、実際に災害が起きると必要なものが手に入らず、困ることは目に見えています。
必要な物資が手に入らなくても最低3日間は家族が過ごせるよう、備蓄品を用意して備えましょう。

ニフティ不動産では、ほかにも災害に備えて知っておくべき情報を随時アップしています。
災害時に落ち着いて行動できるように、普段から防災知識を高めておきましょう!

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