引越し用ダンボールを安く入手する方法｜選び方やトラブル時の対処方法について

引越し用ダンボールは安く入手したいですが、選び方がよく分からない人も多いことでしょう。適当に入手した「形がバラバラのダンボール」では、荷造りが滞ってしまう可能性もあるため注意が必要です。本記事では引越し用ダンボールを安く入手する方法を紹介すると同時に、引越しに適したダンボールとは何かを紹介していきます。

引越し用ダンボールはいくつ必要？

引越しに使うダンボールの数は1人暮らしなら10個前後、3～4人暮らしの家族なら50個前後といわれています。

通販サイトにおける1～2人用のダンボール数は10個、3～4人用のダンボール数は45個が平均的な個数です。また引越し業者が無料で提供するダンボールの個数は単身者が20個、家族の場合は50個となっているため、これらの情報をもとに引越し用ダンボールの個数を想定すると良いでしょう。

ただし、スキー道具やトレッキング道具など特殊な道具の所有率が高い特定の地域に住んでいる人は、上述のダンボール数に収まらない可能性があります。荷物が多すぎる場合はトランクルームを利用するなど、引越し前に家の中の荷物を減らしておくことがポイントです。

引越しに適したダンボールのサイズは？

引越しに利用できるダンボールは近くの小売店から無料で入手することもできますが、大きさがバラバラで引越し用ダンボールとして不向きな場合もあります。引越しに適したダンボールのサイズは、100サイズ・120サイズ・140サイズの3つとなるため、近くの小売店などで入手が難しい場合は「通販サイト」や「引越し業者が無料提供しているダンボール」を利用すると良いでしょう。

引越しには「ダンボールセット」がおすすめ！

引越しに使用するダンボールは単身者なら10個、家族なら50個必要となり、かつサイズも100～140サイズのものを使用することがポイントとなります。加えて、引越し用ダンボールを準備する際に重宝するのが、通販サイトなどで販売されている「ダンボールセット」です。

ダンボールセットを通販サイトから購入するメリットは、主に以下の3つになります。

• 梱包材・テープなどがセットになっている
• 清潔かつ丈夫
• 取っ手が付いている

引越し用のダンボールといえば、「近くの小売店から無料で譲ってもらう」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、訪問した店舗で必ずしも目当てのダンボールが必要枚数あるとは限らないため、予想以上に手間がかかる可能性があります。そういったトラブルを予め想定してダンボールセットを購入しておくことも、効率的に引越し手続きを進めるにあたって重要なことの1つといえます。

メリット1：梱包材・緩衝材・テープなどがセットになっている

ダンボールセットの中には、ダンボール以外に梱包材や緩衝材、テープなどが一緒に含まれています。ダンボールは近くの小売店などから譲ってもらえるものの、梱包材や緩衝材、テープなどは譲ってもらいにくいでしょう。ダンボールを無料で入手することは一見すると得したように見えますが、引越し作業に必要となる各道具は別々で入手する必要があるため、それだけ手間がかかってしまいます。通販サイトでの一度の購入で自宅に必要な資材が届くため、効率的に引越し作業を進めることができます。

メリット2：清潔かつ丈夫

小売店などで譲ってもらえるダンボールの中には、野菜を入れていたダンボールなど、衛生的に状態が良くないダンボールも含まれていることでしょう。しかし、ダンボールセットとして購入したダンボールは新品のため清潔で、かつ丈夫に作られています。未使用なため、小売店で譲り受けたダンボールのように臭いなどもありません。

メリット3：取手が付いている

引越し用のダンボールとして販売されているため、側面上部に指が入る隙間（取手）がついているタイプが多く出回っています。取手があるのとないのとでは全く使い勝手が異なるため、同じ料金で比較する場合は「取手ありのダンボール」を選ぶようにしましょう。

引越し用ダンボールを安く手に入れる方法



引越し用ダンボールを安く手に入れる方法には主に以下の4つがあります。

• 近くの小売店から譲ってもらう
• ホームセンターで購入する
• 通販サイトから購入する
• 引越し業者から入手する

1番お金がかからないのは「近くの小売店から譲ってもらう」方法です。スーパーやドラッグストアなどが候補として挙げられますが、食品を入れていたダンボールを渡される可能性もあるため、なるべく状態の良いダンボールをもらえないかスタッフに打診してみると良いでしょう。

また、通販サイトやホームセンターでダンボールを購入することも安く入手する方法の1つといえます。100サイズのダンボールなら1個100円程度で購入できるため、単身者なら1,000円前後の資金でダンボールを入手することができます。

さらに利用する引越し業者によっては、無料でダンボールや梱包材を提供するサービスを行っている会社もあります。引越しの見積りや、申込を行う際にオプションサービスとして付けることができるため、利用したい人は活用しましょう。

近くの小売店から譲ってもらう

近くの小売店から譲ってもらうことで、無料で引越し用ダンボールを準備することができます。しかし、衛生面や実用性に難がある場合も想定されるため、「目当てのダンボールを探し出す頃には時間も労力も費やしていた・・・」なんてことも考えられます。近くの小売店からダンボールをもらう際は徒歩で回る範囲を予め決めておき、目的のダンボールが手に入らない場合は別の手段で効率的に入手することを検討しましょう。

ホームセンターで購入する

ホームセンターで引越し用ダンボールを入手するのもおすすめの方法です。ホームセンターにいけば即日調達できる上に、小売店と比較して品切れの可能性も少ないといえるでしょう。若干の費用はかかりますが、確実にダンボールを入手できる方法の1つといえます。

通販サイトから購入する

通販サイトからダンボールを購入することで、自身でダンボールを入手する手間が省けます。またダンボールセットなどを購入すれば、そのほか必要な梱包材や緩衝材、テープなどがセットになっているため、別々で道具をそろえる時間も節約できます。ただし、ダンボールが到着するまでに日数がかかるため、引越し日まで余裕がある場合に利用しましょう。

引越し業者から入手する

引越し作業を依頼した引越し業者から無料でダンボールをもらえることがあります。引越し見積り時や、申込時に「引越し用ダンボールが欲しい」と伝えると、10～50枚程度のダンボールをもらうことができます。一定枚数以上のダンボールをもらうと有料になる場合があるため、引越し業者の公式ホームページや問い合わせた際に確認しておきましょう。

引越し前日にダンボールが足りなくなった場合



引越し前日にダンボールが足りなくなった場合は、引越し業者に連絡して、当日に引越し用ダンボールを持参してもらえるか打診しましょう。もし引越し当日に片付かない程の荷物がある場合は、ホームセンターでダンボールを購入するのが最も効率的です。

用意したダンボールが大きすぎた場合



用意したダンボールが大きすぎた場合は、荷物の間に敷き詰める緩衝材が必要となります。緩衝材はホームセンターに売っていますが、買いに行く時間がなかったり、営業時間外だったりする場合は、タオルや新聞紙を間に敷き詰めて対応します。事前にダンボールセットを購入しておけば、ダンボールの枚数分の緩衝材が入っているため、新たに買いに行く必要もありません。

引越し作業後のダンボール処理に迷った場合



引越し作業後のダンボール処理に迷った場合は、以下の方法で処分しましょう。

• 引越し業者の「回収サービス」を利用する
• 自治体の定めるゴミ回収日に出す
• フリマアプリに出品する

おすすめのダンボール処理方法は「引越し業者の回収サービス」です。枚数や利用プランによっては有料となる場合もありますが、引越し業者なら確実にダンボールを回収してくれます。

自治体が定めるゴミ回収日にゴミ集積所にダンボールを出すのも処理方法の1つですが、一度に大量のダンボールを出しても持って行ってもらえない可能性があります。次のゴミ回収日までゴミ集積所のスペースを取ってしまうことになるため、少しずつゴミを出さなければいけないデメリットがあります。

ダンボールの状態が良ければ、フリマアプリに出品するという手もあります。売れれば引越し資金となりますが、タイミングが合わないと売れるまでに時間がかかり、自宅に保管する期間が長引きます。また購入希望者とのやりとりや出品のための梱包などが発生するため、手間と時間を掛けられる人向けの方法と言えるでしょう。

まとめ

引越し用ダンボールは入手する手間を考えて、通販サイトの「ダンボールセット」を購入するのがおすすめです。ダンボールセットの中には梱包材や緩衝材、テープなども入っているため、別々で入手する手間が省けます。

引越し時は荷造りのほか、役所手続きなど様々な作業が必要となります。仕事や通学の合間を縫って準備をするのは大変骨が折れるため、効率的に進める工夫をすることが重要となってくるでしょう。