2021.03.31
引越し用ダンボールを無料でもらえる場所はどこ?もらう時の注意点や使用後の処分方法も解説
引越しで必要となるのが、梱包資材であるダンボールです。ダンボールは安くて20枚700円程度でも売っていますが、購入するダンボールや枚数によっては費用が高くなりがちです。
できればお金をかけずに入手して、お金をかけずに処分したいのが本音ではないでしょうか。そこで今回は、引越しの必需品であるダンボールを無料で手に入れる方法について紹介していきます。ダンボールをもらう時の注意点や処分方法も解説しているので、引越しを控えている人はぜひ参考にしてみてください。
引越し用ダンボールを無料でもらえる場所

商品をダンボールで仕入れている以下の場所では、使用済みのダンボールを分けてもらえる可能性があります。
- ドラッグストア
- 家電量販店
- コンビニ
- スーパー
- 引越し業者
引越し業者に関しては、無料配布している会社もあります。ダンボールを探し回る手間も必要ないため、引越しを引越し業者に依頼する場合は、ダンボールをもらえるかどうかも判断基準に入れておきましょう。
状態が良いダンボールがあるのはドラッグストア
生鮮食品などの取り扱いがないドラッグストアでは、ストックされているダンボールの状態が比較的良好です。また、サイズも豊富で、入っていた商品によっては強度も申し分ありません。特に狙い目は、スナック菓子やドッグフードが入っていたダンボールです。破損しやすい商品を入れるダンボールは、他の荷物に押しつぶされないように、強度に配慮して作られています。頑丈なダンボールであれば引越しの際も、箱が潰れて中身が壊れたりするリスクを下げることができますよ。
大きいダンボールを狙うなら家電量販店
家電量販店には冷蔵庫や洗濯機、テレビや電子レンジなどの大型家電が並んでいます。それらの商品もダンボールに梱包されて入荷するので、大きめのダンボールが欲しい人は家電量販店にダンボールを譲ってもらえないか聞いてみましょう。また、家電量販店には小型家電の取り扱いもあるため、小さめのダンボールも手に入れやすいでしょう。ただし、他店への発送や不良品の返品などでダンボールを使用することがあるので、譲ってもらえないこともあります。
気軽に貰えるのはコンビニ
コンビニでは、ドラッグストアや家電量販店に比べるとダンボールでの商品入荷は少なめです。また、スーパーやドラッグストアのように商品が大量入荷することも少ないので、小さめなダンボールが多くなります。しかし、コンビニの良い点は24時間営業であること。もし、引越しの前日にダンボールが足りないことが判明した場合、時間を気にせずにもらいに行くことができます。
スーパーでは手に入れやすいけど状態に注意
スーパーでは、買い物袋を忘れた人が使用できるように、レジ横にダンボールを置いていることがあります。店員に声を掛けずとも誰でも自由にもらうことができるため、最も気軽にダンボールを手に入れることができるでしょう。しかし、入荷する商品のほとんどが生鮮食品であることから、ダンボールの状態には注意が必要です。濡れていたり、虫が付いていたりするので、もらう前にしっかり状態を確かめましょう。
無料配布している引越し業者もある
以下の業者では引越しの際、ダンボールを無料で提供してくれます。内容 | 最大枚数(ダンボールのみ) | 追加 | |
---|---|---|---|
サカイ引越センター | ・S・M2種類 ・ハンガーケース ・布団袋 | 50枚 | 有料 |
アート引越センター | ・S・M2種類 ・ハンガーケース ・布団袋 ・和装用ケース | 90枚 | 有料の可能性あり |
アリさんマークの引越しセンター | ・S・M2種類 | 50枚 | 無料 |
ハート引越センター | ・S・M2種類 ・ハンガーケース ・布団袋 ・和装用ケース ・その他梱包資材 | 50枚 | 有料の可能性あり |
アーク引越センター | ・S・M2種類 ・ハンガーケース ・布団袋 | 50枚 | 有料 |
引越し業者であれば、「状態良し、強度良し」のダンボールを用意してくれます。サイズの規格が揃っているため、荷ズレの心配もありません。また、会社によっては、梱包に困る和服専用のダンボールや、シワができるため折りたたむのを敬遠しがちなスーツ専用のケースもあります。
枚数は単身・家族など荷物の量に合わせて配布してくれますが、足りない時は追加でもらえます。ほとんどの場合、追加は有料です。ただし追加分をサービスしてくれることもあるで、足りない場合は念のため交渉してみましょう。
ダンボールをもらう時の注意点

ダンボールをもらう際の注意点として、以下のことに気を付けましょう。
- お店に行ってもないことがある
- 状態の良いダンボールを選ぶ
- サイズはできるだけ同じ大きさにする
お店にはいつでもダンボールがあるとは限りません。また、会社の方針によって譲渡ができない場合もあります。もしもらえる場合は、できるだけサイズが同じくらいで、状態の良いダンボールを選ぶようにしましょう。
お店に行ってもらえないことがある
会社の方針で譲渡NGの場合や、配送で再利用するためダンボールを分けることができない場合は、お店に行ってもダンボールをもらえません。また、ちょうどゴミの日で回収済みの場合にもダンボールのストックがないため、もらうことはできません。わざわざ足を運んだのに、収穫がなければ無駄足になってしまいます。貴重な時間を無駄にしないためにも、ダンボールをくれそうなお店の目星をつけたら、まず電話してダンボールがあるかどうか、もらえるかどうかの確認をしてみましょう。
状態の良いダンボールを選ぶ
強度が弱い・湿気ているなどダンボールの状態が悪い場合、運んでいる最中に底が抜けたり、荷ほどきしてみたら荷物が湿っていたりすることがあります。そのため、ダンボールは状態が良いものを選ぶようにしましょう。特に注意が必要なのが、スーパーなど生鮮食品を取り扱うお店でもらう場合や、ダンボール置き場が屋外にある場合です。スーパーのダンボールには食品の端材や、食品がこすれて着いた液体などが長時間放置されていることもあります。そうしたダンボールには、虫や虫の卵が付いている可能性があります。
また屋外で放置されたダンボールは、雨で濡れて強度が弱っています。そのため、近くにお店がない場合を除いて、スーパーや屋外にダンボールを保管しているお店では、ダンボールをもらうのは避けた方が無難でしょう。
見落としがちなのが柔軟剤や薬品など、臭いの強い商品が入っていたダンボールです。特に気にならないのであれば問題ありませんが、梱包した中身に臭いが移るかもしれません。ダンボールを選ぶ際は、入っていた商品がどんなものであったかも確認しておくと良いでしょう。
サイズはできるだけ同じ大きさにする
大きさが不揃いだと、運搬中にズレてしまって落下することがあります。テトリスのように幅、高さも均等にできれば良いのですが、そうそうぴったり嵌まることはありません。引越し業者もその点は考慮してくれますが、積載の順番を決めるのにも時間がかかります。運搬中の転倒・落下を防止し、引越しをスムーズに行うためにも、極力ダンボールの大きさは揃えておいた方が安心です。
使い終わったダンボールの処分方法

荷ほどきが終わり、不要になったダンボールは以下の方法で処分できます。
- 自治体の定める古紙回収日に出す
- 引越し業者に引き取ってもらう
- フリマアプリで出品する
自治体の古紙回収日に出せば、無料で処分できます。引越し業者は会社によって、回収の対応が異なるので注意が必要です。フリマアプリは、出品などの手間がかかるため、時間が取れる人におすすめの方法です。
自治体の定める古紙回収日に出す
引越し先の自治体が定める古紙回収日に出せば、ダンボールを回収してくれます。自治体によっては、ダンボールに着いている金具は外すなどのルールがあるため、集積場に出す前に確認しておきましょう。また大量のダンボールを一度に出してしまうと回収してくれないこともあります。一気に処分してしまいたい場合は、自治体が運営するリサイクルセンターや、民間のリサイクル業者に回収を依頼しましょう。民間業者であれば、自宅まで回収に来てくれることもありますよ。
引越し業者に引き取ってもらう
ダンボールを提供してくれた引越し業者であれば、回収まで対応してくれるところがほとんどです。回収時も、外の分かりやすい場所に置いておくだけ。いつの間にか回収してくれています。ただし、回収にかかる費用は会社によって分かれます。そのため、見積もりの段階で回収にも費用がかかるかどうかの確認もしておくと良いでしょう。先述した、ダンボールを無料で提供してくれる業者の回収対応は以下の通りです。
回収料金 | |
---|---|
サカイ引越センター | 3,000円 |
アート引越センター | 無料 |
アリさんマークの引越しセンター | 1,000円(他社ダンボールの引き取りも可能) |
ハート引越センター | 無料 |
アーク引越センター | 無料 |
回収料金は、営業の裁量によって無料になることもあります。また、公式HPには記載がない会社もありますが、他社のダンボールであっても引き取ってくれることもあるので相談してみましょう。
フリマアプリで出品する
状態の良いダンボールは、フリマアプリに出品したら売れる可能性があります。フリマアプリでは、出品した商品を梱包して発送します。取引する商品が大きかったり、数が多かったりする場合は梱包資材にダンボールを利用することもあります。評価に関係するため、出品者はできるだけ状態の良いダンボールを使用したいと考えているはずです。そのため引越し用に厳選した、状態の良いダンボールは需要があると言えます。ただし写真を撮って、説明文を書いて、購入希望者とやりとりをして…といった行程が発生し、手間と時間がかかるため、時間に余裕が無い人にはおすすめできない方法です。
まとめ
ダンボールをもらえる場所は、以下の通りです。
- ドラッグストア
- 家電量販店
- コンビニ
- スーパー
- 引越し業者
ただし必ずもらえるとは限らないので、事前に電話で確認しておきましょう。また、状態が良く、強度が強いダンボールを探すのは手間がかかります。そのため、ダンボールを無料配布している引越し業者に引越しを依頼するのがおすすめです。無料配布している業者であればほとんどの場合、回収まで対応してくれます。ダンボールを探す、捨てる手間を省くことができるので、引越しの「面倒くさい」を少しでもなくしたい人は、ぜひ検討してみましょう!
この記事を書いた人

- ニフティ不動産編集部
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