2021.03.31

【写真付】引越しで割れない食器の梱包方法|食器のタイプ別に注意点も紹介

【写真付】引越しで割れない食器の梱包方法|食器のタイプ別に注意点も紹介
食器を割らないように運ぶには、梱包にも注意が必要です。ただ包むだけでは不十分。しっかりと梱包しておかないと食器が割れたり、割れた破片が別の荷物に悪影響を及ぼしたりすることも考えられます。
新居まで安全に食器を運ぶためにも、本記事で食器の梱包コツを勉強していきましょう。

食器の梱包に必要な資材

食器の梱包に必要な資材

食器は、トラックはもちろん、ダンボールにも直接入れるのはNGです。割れないように梱包する必要があるため、以下のような資材が必要になります。

  • 新聞紙
  • 食器同士が直接接触しないようにするために、新聞紙で食器を包みます。自宅に新聞紙が無い場合は、100円均一などで緩衝材を手に入れておきましょう。新聞紙を見開きサイズではなく、1ページサイズに切り離しておくとスムーズに梱包作業ができますよ。

  • ガムテープ
  • 新聞紙の巻き終わりから解けていかないように固定が必要です。セロテープでも良いですが、幅が狭い上に粘着力が弱いため、運搬中に剥がれる可能性があります。そのため、幅・粘着力ともに文句のないガムテープを用意しておきましょう。
    ガムテープは、他の荷物を入れたダンボールに封をするのにも使えます。荷物の中身を記載するのに、紙製のガムテープだとマーカーのインクを弾いてしまうため、できれば布製のガムテープを用意しましょう。

  • 油性マーカー
  • 荷物の中身を書くのに使用します。水性ではなく油性をおすすめする理由は、引越し中に荷物が雨などで濡れた場合、記入した荷物の中身がにじんで読めなくなるかもしれないからです。油性マーカーは赤と黒を用意して、危険物など注意が必要な荷物には赤で記入するようにしましょう。

  • タオル
  • ダンボールの下や横に敷いて緩衝材代わりにします。新聞紙や緩衝材と違って再利用可能なので、ゴミが出ずにエコな引越しができます。ただし、かさばる上にサイズ調整ができないので、食器を包む新聞紙のように使用するのはあまりおすすめできません。

  • ダンボール
梱包した食器をいれるために必要です。引越し業者に引越しを依頼する場合は、業者がダンボールを無料提供してくれることがほとんどです。

【タイプ別】食器の包み方と入れ方

【タイプ別】食器の包み方と入れ方

必要な資材が準備できたら、食器を包んでいきましょう。

  • お皿(大皿・小鉢・小皿など)
  • コップ(ワイングラス・取手付マグカップなど)
  • ビン入りの調味料
  • 刃物(包丁・ハサミなど)

上記のタイプ別に写真付で紹介していきます。

お皿(大皿・小鉢・小皿など)

【タイプ別】食器の包み方と入れ方お皿の梱包は、新聞紙1ページの真ん中に置き、四隅を中央に向けて折っていきます。全て折り終わったら、開かないようにガムテープなどで固定します。お皿は上からの圧に弱いため、立ててダンボールに入れます。小皿や小鉢、丼も同じ方法で梱包可能です。

コップ(ワイングラス・取手付きマグカップなど)

【タイプ別】食器の包み方と入れ方グラスの中でも気を付けておきたいのが、持ち手部分の強度が弱いワイングラスです。まず持ち手部分に新聞紙を巻いて、強度を強化していきます。次にグラスの中に、丸めた新聞紙を入れます。その後、全体を巻けば梱包完了です。ダンボールに入れる際は、横向きNGです。
【タイプ別】食器の包み方と入れ方取手付きのマグカップは、取手部分の強化が必要です。ワイングラスと同じように、新聞紙を折りたたみ、取手部分に巻き付けて行きます。取手の保護が終わったら、新聞紙を全体に巻き付けます。ワイングラス同様、ダンボールに入れる時は立てていれましょう。

ビン入りの調味料

【タイプ別】食器の包み方と入れ方ビンに入っている調味料は、割れないように新聞紙を全体に巻き付けて梱包します。プラスチックなど、割れる心配がない容器に入れられた調味料の梱包は必要ありません。

刃物(包丁・ハサミなど)

【タイプ別】食器の包み方と入れ方荷ほどきや荷崩れの際にケガをしないとも限らないので、刃物も新聞紙や厚紙で梱包しましょう。梱包するのは刃の部分のみです。柄の部分を出しておくことで、「包丁なのか、ハサミなのか」を瞬時に把握することができます。

ダンボールに入れる際は、荷物と荷物の間に挟まないようにしましょう。奥の方から荷物を取り出す際に刃の部分を触ってしまい、ケガをする可能性があります。しっかり梱包しておけばそんなことは起こりませんが、念には念をおして、ダンボールを空けたらすぐに刃物があると分かるようにしておきましょう。

引越し業者の食器専用資材を借りる方法もある

引越し業者の食器専用資材を借りる方法もある

自分で梱包するのが面倒だという人は、引越し業者から食器専用の資材を借りるという手があります。食器専用の資材とは、新聞紙や緩衝材で包まなくても安心・安全に食器を運べる専用の箱です。専用の箱に入れていくだけで食器の荷造りが完了するので、時間と資材費の節約になります。また、引越しに使用した資材の処理も考えてなくて済みます。

プランによっては標準で貸しだしてくれるので、梱包する時間が無い人・面倒な人はぜひ検討してみましょう。

アート引越センター

【タイプ別】食器の包み方と入れ方
出典元:アート引越しセンター
アート引越しセンターでは、「エコ楽BOX 食器ケース」のレンタルを行っています。エコ楽BOXの食器ケースは、プラスチックダンボールとポリエチレンからなる食器専用のケースです。中の仕切りは食器の大きさや種類に合わせて11種類を用意。お皿類から丼、コップやワイングラスなど幅広い食器を入れることができます。

レンタル料は無料ですが、数に限りがあるため、レンタル希望の場合は早めに相談しておきましょう。

ハトのマークの引越センター

【タイプ別】食器の包み方と入れ方
出典元:ハトのマークの引越しセンター
ハトのマークの引越しセンターでは、「エコ・プラン」をご利用の方向けにリユース資材を提供しています。リユース素材の中にはスポンジのような緩衝材がついており、食器を傷付けることなく運べます。

エコ・プランには、「節約・標準・楽々」の3種類のプランがあり、節約プランはリユース資材貸し出し対象外です。標準プランに関しては、貸し出されたリユース資材に自分で梱包をします。楽々プランでは、梱包から荷ほどきまで全て対応してくれるので、面倒な引越し作業は一切行わなくて済みますよ。

食器の梱包も引越し業者にしてもらう

食器の梱包も引越し業者にしてもらう

プランによっては、食器の梱包をしてくれる引越し業者もあります。食器の梱包は不安、もしくは梱包する時間すら惜しい人は、引越し業者に一任してしまいましょう。

【フルプラン】日通

【タイプ別】食器の包み方と入れ方
出典元:日通
日通では食器トランクというレンタル資材があります。中はウレタン素材でできており、食器を優しく包みます。トランク仕様で、外部からの刺激にも強くできているため、運搬中でも安心です。また、もし中で割れてしまったとしても外に破片が飛び散ることがないため、ケガの心配はありません。

食器トランクの貸し出しは「フルプラン」をご利用の方のみです。フルプランを利用すれば、食器をはじめ、洋服や靴などの面倒な小物類の梱包を代行してくれますよ。

【らくらくCコース】サカイ引越センター

【タイプ別】食器の包み方と入れ方
出典元:サカイ引越しセンター
サカイ引越しセンターの「らくらくCコース」では、面倒な食器類の梱包を行ってくれます。

自分で事前に梱包をしていると、必要なものまで荷造りしてしまうことがあります。しかし、らくらくCコースでは、梱包は引越しの前日か当日です。自分たちでしなければいけないことは、梱包に来てもらう日までに、食器の要不要を判断しておくだけ。食器の形や種類に合わせて最適な梱包を行ってくれます。

【スタンダードコース以外】ハート引越センター

【タイプ別】食器の包み方と入れ方
出典元:ハート引越しセンター
ハート引越センターは、「エコノミープラン」「パーフェクトプラン」「エクセレントプラン」で荷物の梱包を代行してくれます。食器専用のリユース資材はありませんが、われもの用の包装紙を使用して食器類の安全を守ります。

「パーフェクトプラン」「エクセレントプラン」では、収納まで対応。全てお任せできるため、引越し先に移動するだけで引越しが完了しますよ。

まとめ

食器を運ぶ際は、梱包が必須です。梱包せずに運んでしまうと、破損の原因となります。また、破損した食器を触ってケガをする可能性もあるため、食器は必ず梱包するようにしましょう。

しかし食器の梱包は思ったよりも時間と労力がかかります。そこでおすすめなのが、引越し業者に梱包から依頼することです。料金は少し割高になりますが、梱包する時間を仕事や家事に充てられます。ゆったりとした気持ちで引越しすることができるので、時間を作るのが難しくて引越し準備が進まない人はぜひ検討してみましょう。

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