2021.03.31
引越しは自分でできる!荷物を運ぶコツと注意点を解説
「引越し費用をできるだけ安く抑えたい」
「自分の希望通りのスケジュールで引越しをしたい」
引越しをする際、こんな悩みを抱えている人は多いと思います。
一般には、引越し作業を業者に依頼することが多いですが、業者を利用せず自分で引越しをすることも可能です。
自分での引越しは、引越し費用を安く抑えることができ、自由なスケジュールで引越すことができます。
この記事では、自分で引越しをするコツや注意点、メリット・デメリットについて解説していきます。
自分で引越しをするメリット・デメリット

引越しを業者に依頼するか、自分で引越しするかで悩んでいるときは、両方のメリット・デメリットを知っておくことが大切です。ここでは、自分で引越しをした場合のメリット・デメリットを業者に依頼した場合と比較して紹介します。
自分で引越しをする場合 | 引越し業者に依頼する場合 | |
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メリット |
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デメリット |
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自分で引越しをするメリット
自分で引越しを行うメリットは、主に以下の3つです。- 引越し費用を安く抑えられる 自分で引越しをする最大のメリットは、引越し費用を安く抑えられることです。
- 自由なスケジュールで引越しできる 自分で引越しをする場合、スケジュールは自由に決めることができます。
- 業者との面倒なやりとりを省ける
引越し業者に依頼した場合、通常数万円~数十万円程の費用がかかります。
一方、自力で引越し作業を行った場合、業者依頼と比較して格段に安く引越しすることができます。
引越しでは、新居の敷金・礼金などの初期費用や、家具・家電などの購入費用で多額の出費が予想されます。
ですので、自力で引越しを行い、引越し費用を安く抑えることで他の部分にお金をかけることができます。
荷造りや荷物を運ぶ作業を、自分の空いた時間で自由に行うことができるのが2つ目のメリットです。
特に3~4月の引越し繁忙期シーズンは、引越し業者の予定が埋まり、希望のスケジュールで引越しできないこともあります。
ですが、繁忙期であっても自分で引越しをすれば、自分の希望通りのスケジュールで引越しを行うことができます。
引越し業者とのやりとりは、連絡の手間がかかりますし、トラブルに発展するケースもあります。
しかし、自分で引越しをすれば、引越し業者とのやりとりが必要ないため、面倒な手間やトラブルを回避して引っ越すことができます。
自分で引越しをするデメリット
自分で引越しを行うデメリットは、主に以下の2つです。- 作業の時間や手間がかかる 自分で引越しをする場合、引越しのプロである業者が作業するよりも時間や手間がかかることがデメリットです。
- 荷物の補償がない
自分での引越しは、荷造りから荷物の運搬まで全て自分で行う必要があるため、作業時間はもちろん体力的な負担も大きくなります。
このようなデメリットがあるため、女性や体の弱い方は引越し業者に依頼したほうが良い場合もあります。
特に、大きい荷物が多い場合や、住居が高層階の場合などは引越し業者への依頼を検討したほうが安全です。
一方、自分での引越しで荷物が破損してしまっても、補償はつきません。
このように荷物の補償がない点は1つのデメリットになります。
自分で引越しをする際に必要なもの

自分で引越しをすると決めたら、必要なものを揃えましょう。
自分で引越しをする際に必要なものは、主に以下の3つです。
- 必要な枚数のダンボール 衣服や家具などの荷物を運ぶため、ダンボールを用意する必要があります。
- 荷物を運搬する車 トラックやハイエースなど、大きい荷物の運搬ができる車を用意しましょう。
- 作業を手伝ってくれる人
ダンボールの必要な枚数の目安は、単身で10~15枚、家族で30~60枚ほどです。
ダンボールの調達方法は、ホームセンターやネット通販で購入する方法がおすすめです。
荷物の大きさに合わせて、複数サイズのダンボールを購入するのがコツです。
近くのドラッグストアやスーパーでダンボールをもらうことはできますが、サイズが合わなかったり、耐久性が弱かったりするためあまりおすすめできません。
冷蔵庫や洗濯機、ベッドなどの大型家具・家電は、家の車で運べないことがほとんどです。
ですので、トラックなどの運搬用の車を事前に用意しておく必要があります。
家族や友人から借りられない場合は、レンタカーを利用しましょう。
レンタカーのレンタル費用は、車両の大きさや時間によって変わります。
そのため、家族や仲の良い友人などで引越し作業を手伝ってくれる人が必要になります。
引越しはかなりの重労働なので、手伝ってくれた人にはご飯をごちそうするなどお礼を用意しておくことも引越しを気持ちの良いものにするポイントです。
引越しを自分でするコツと注意点

ここからは、引越しを自分でするコツと注意点について解説していきます。
荷造りの仕方や荷物を運ぶときのコツを知ることで、引越し作業を効率よく行うことができます。
自分で荷造りするコツと注意点
- 部屋ごとに分けて荷造りする 全ての部屋の荷物をまとめて荷造りしようとすると、引越し先で荷物の確認や整理の時間が取られてしまいます。
- 玄関から遠い部屋を先に荷造りする 荷造りし終わったダンボールは、その部屋に積み重ねていくことが多いです。
- 普段使わないものから先に荷造りする
部屋ごとに分けて荷造りをすることで、引越し先での手間を省くことができます。
また、リビング・キッチン・トイレ・洗面・洋室など部屋で分けることで、開封したときに配置しやすくなります。
もし玄関近くの部屋から荷造りを始めてしまった場合、部屋の出入りがしづらいといった状況になります。
引越しまで快適に過ごすためにも、玄関から遠い部屋を先に荷造りを始めるのがおすすめです。
ですので、荷造りはまず普段使わないものから順に行いましょう。
例えば、シーズンオフの衣類や家具・家電などは当分使わないはずです。
そのため、荷造りをはじめた段階で梱包してしまいましょう。
荷物を運ぶコツと注意点
- 洗濯機と冷蔵庫は前日までに水抜きをしておく 洗濯機や冷蔵庫は、中に水がたまっていることが多いです。
- ダンボールを積むときは下に重い荷物、上に軽い荷物を配置する 運搬用の車にダンボールを積み込むときは、下に重い荷物、上に軽い荷物が来るようにしましょう。
- 大型の家具・家電は最後に積み込む
中に水が残ったまま運んでしまうと、運搬中に水漏れして他の荷物を濡らしてしまうリスクがあります。
そのため、洗濯機と冷蔵庫は、水が完全になくなるよう前日までに水抜きをしておきましょう。
洗濯機・冷蔵庫の水抜き方法は、製品の取扱説明書に書かれているので、事前に確認してください。
こうすることによって、ダンボールの破損や荷崩れなどのトラブルを防ぐことができます。
なぜ最後に積み込むかというと、新居に移動した際に、大型の家具・家電を最初に運び込むためです。
もしダンボールや小さい家具などが先に新居に置かれていると、大型の家具・家電を運び込むときの邪魔になってしまいます。
ですので、新居に先に大型の家具を運び込むため、車には最後に積み込みましょう。
自分で引越しをする際のやることリスト

自分で引越しをする際には、引越し業者がやってくれている作業まで全て自分で行う必要があります。必要な準備や作業を確認できるよう、引越し前の準備と引越し当日のやることリストを作成しました。こちらを参考にして自分での引越しを進めてみてください。
引越し前の準備のやることリスト |
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引越しのスケジュールを決める |
ダンボールを必要な枚数分集める |
荷物を運搬できる車を用意する |
引越しを手伝ってくれる人を探す |
荷物を梱包する |
新居までのルートを確認する |
引越し当日のやることリスト |
旧居の養生を行う |
車に荷物を積み込み、新居まで運ぶ |
新居の養生を行う |
新居に荷物を運び入れる |
家具・家電を配置する |
車を借りた場合、持ち主に返却する |
まとめ
この記事では、自分で引越しをする際のコツや注意点について解説しました。
以下で、自分での引越しがおすすめな人と、引越し業者に依頼した方が良い人の特徴をまとめています。
自分での引越しがおすすめな人 | 引越し業者に依頼した方が良い人 |
---|---|
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自分で引越しをすることで費用を安く抑えられ、スケジュールも自由に決めて引っ越すことができます。
一方で、引越しの準備や作業にはそれなりの時間や手間がかかるのも事実です。
引越しの費用だけでなく、作業時間や手間、リスクなどを総合的に見て、自分に合った引越し方法を選んでみましょう。
この記事を書いた人

- ニフティ不動産編集部
- 引越しに役立つ情報をお届けします。 ニフティ不動産は大手不動産サイトの賃貸物件、購入物件をまとめて検索できるサイトです。