東京郊外のベッドタウン、お茶の香る埼玉県狭山市
特産物の「狭山茶」が由来となっている狭山市。西武新宿線と西部池袋線の2路線が通り、1960年代以降、東京のベッドタウンとして栄えてきました。西武新宿線狭山市駅西口周辺は再開発が進んでいるエリアで、「スカイテラス」は景観大賞の優秀賞を受賞しています。市街地以外のエリアは田園風景が残り、高い建物のない場所では富士山も見えます。緑の多い比較的住みやすい地域です。
狭山市では、年間を通してイベントが行われおり、家族連れでにぎわっています。3月下旬頃からは、「狭山市智光山公園 桜の園」でのお花見、6月になると花菖蒲などが楽しめます。秋になると、無形民俗文化財に指定されている入曽獅子舞、上赤坂獅子舞などの奉納が各神社で行われ、観光客だけでなく、地元のファミリー層にも人気です。
市内には、日本を代表する大手企業の工場や事業所が多くあるため、財政にはゆとりがある自治体と言えるでしょう。そのためか、市役所や市民会館、総合体育館などは、充実した施設となっています。自然の木々を生かした大規模な都市公園が市街地から車で5分ほどの場所にあり、子育て世代に人気。さらに、中学卒業時まで医療費が無料となっているため、特に子供のいる家族は住みやすい町です。